==========
令和2年12月9日 今日もクルクル通信841号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
========
ヨガに通うようになってから3ヶ月が経ちました。
今のところ、目に見える明らかな変化はそれほどないです。強いて言えば、加圧トレーニングのデッドリフトの可動域が拡がったくらいです。
あとは、「鬼滅の刃」じゃないですけど、呼吸に対する意識が以前よりは格段に高まったことでしょうか。
どうやら、柔軟性(ヨガ)は筋肉(筋トレ)に比べると成果が見えにくいのかもしれません。
成果が見えにくいのは、言語化力(ブログ)も一緒なので、懲りずに続けて行きます。
さて、先日ヨガのレッスンで「三角のポーズ」をやっているときのことです。
(ちなみに、私は画像のように前足をまっすぐ出来ないので、膝を曲げてやっています)
このポーズは、天井に伸ばしている手を出来るだけ伸ばした方がストレッチがかかります。なので、先生から
「天井に向かって、できる限り手を伸ばしてください」
そんな指示がありました。
それに合わせて、一生懸命に手を伸ばそうとする私。
すると先生が、
「こんなに肩に力を入れないでください」と言いながら、私の手をもって、上下にブラブラさせました。
5,6回振られた後に、また同じポジションに戻されましたが、不思議なもので、無駄に肩の力が入らず、同じポーズが取れていました。
このポーズ終了後、先生はこんなことを言いました。
「手を伸ばす。や、肩を伸ばす。と言った時に、その箇所だけに意識がいってしまう人が多いんですね。
なので、そこばかりに力が入ってしまうんですよね。
でも、そうじゃないんです。
例えば、肩を動かす。肩って、鎖骨の下あたりの胸の筋肉と広背筋で動かす方が良いんですよね。そこから繋がっているし。
ここの大きな筋肉を動かせば、特に肩には力が入りません。
肩を伸ばすのに、肩だけに力を入れてしまう人。そうでなくて、胸や背中の大きな筋肉を使って動かしている人。
実は同じポーズをとっていても、やっていること。身体で起こってることは全然違うんですよね。
どうやって体を動かすのがいいのか?を意識して、これからもやってみてください」
けっこう考えさせられました。
やっていることは全く一緒でも、その裏で動いているメカニズムが全く違う。
これって、色んなとこでありそうですよね。
今回は「体の動かすコツ」とも言えますが
最小労力で最大効果を得る。
という観点で言えば、レバレッジポイントをちゃんと理解する。
とも言えます。
あるいは、
石にも目がある。
ということかもしれません。
(「石にも目がある」は鮒谷さんのメルマガバックナンバーをご参照ください)
同じ行動するにも、おさえなきゃいけないポイントを抑えているか?
によって、得られる成果も、それにかかる労力は全然変わってくる。
そんなことを思ったのです。
もちろん、仕事においても、そうですよね。
ある人は、めちゃ苦労して、アウトプットを出している。にもかかわらず、
また別の人は全く同じアウトプット(あるいはそれ以上を)涼しい顔をして、余裕かまして出している。
そういうことって、しばしばありますが、この裏には、こういった、「石にも目がある」を理解しているかどうか?
が関係しているのではないかと思うのです。
バトル漫画でもありますよね。
新しい敵が出現。主人公は同じレベルで戦っているつもりなのに、相手が全然息を切らせていない。
とか、
くっそ余裕な顔して対応されている。
で、主人公が、「なんでこいつこんな余裕かましてんだ?一体やっているんだ??」
って、自問自答しているやつ。
で、その差は、体の使い方が違う。武器の使い方が違う。(もっと相手の方が上手)ってのが理由。
みたいな。
一瞬、ドラゴンボールで神様の所から帰ってきた悟空がナッパと対峙してるシーンが思い出されました。
ナッパを相手にしているのに、息一つ切らさなかった姿をベジータが見逃していないシーン。
(って、ありましたよね? まあ、この場合は、重力が違うから楽だったって話ですが笑)
結局、何かっていうと物事をやる時には抑えるべきポイントがある。
成果を上げるには、正しいフォームがある。
ってことです。
それを身につけなければ、何やったって無駄。とまでは言いませんが、えらい時間と労力がかかる。
「労多くして功少なし」
「骨折り損のくたびれ儲け」
になってしまうのです。
なので、特にエントリー初期の段階では自己流は厳禁。徹底的に先人に学ぶに限る。(と思います)
ホンダの創業者の本田宗一郎さんも先人に学ぶことの重要性についてこんな話をされていたそうです。
===
終戦直後、色んな方の自転車が氾濫した。
奇抜なアイデアやデザインを売り物にして、私たちを驚かせたところが16年経った今、自転車はなんとそれ以前の古い方に戻っている。
なぜこういうことになったかといえば、自転車というものは既に遠い昔に全ての意味で完成されているのだ三角の車体のフレームは理論的にも経済的にも最高に合理化された結論なのである二輪で人力で運転するならもうこれ以上のものは考えられない構造であり、スタイルだったのだ
これは自転車の歴史を見れば簡単に理解できることである。それを無視したから行けなかった。人生にはこんな例は数限りなくある。
少しばかりの努力と時間を惜しんで、バカげた無駄骨を折るのは愚である。
(<夢を力に>により抜粋)
===
最短距離で最大成果を上げるようと願うなら、少しばかりの努力と時間。そして金を惜しむなんてバカバカしい。
バンバン、学びに投資していくのです。
なんて当たり前すぎる帰結ではありますが。
同じポーズをやってても、あんなに苦しそうな私と涼しい顔してやっている先生とのギャップを感じ、こんなことをを思わざるを得なかったのです。
*****
【今日のうねり】
同じ行動をしていても、中身で起こっていることは全く別。それが大きな労力の差を生んでいることが多々ある。
それは、「レバレッジポイント」あるいは「石にも目がある」を意識出来ているか?に寄るのだ。
それらを意識するためには、成果を上げる正しいフォームを学に限る。
それによって、最短距離で最大成果が得られるのだから、少しばかりの努力や時間。そして金を惜しむなんてバカバカしい。
バンバン、学びに投資していくのだ。