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令和2年12月11日 今日もクルクル通信843号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨晩は会食でした。
日頃から公私ともに大変お世話になっている鮒谷さん。大先輩経営者の2人。そして、今、人気爆騰中の「あの方」とご一緒させていただきました。
この辺りの詳細はまた改めて書きたいと思います。
さて、開始時間の10分前に会場に到着すると、既に、鮒谷さんと先輩経営者の方が到着されていました。
既に会話が盛り上がっていて、まずは「どんなお話をされているのか?」をキャッチアップしようと、聞くことに集中しました。
3分も経たないうちに、
バリッ、バリッと「認識」に亀裂が入って行く音が聞こえました。
主に投資関連の話をされていたのですが、金額の桁が2つくらい違うんですよね。
(そもそも、私は、投資やっていないですが笑)
もちろん、私とは事業の桁がそもそも違うことは知っていましたが…
実際、目の前で、といいますか、私の頭越しに展開されると(三人横イチの席配置)、
リアリティが、全然違うんですよね。
私にとっては、非日過ぎる話なのに、お二人は顔色一つ変えることなく普通に話している。
こういうのを目の当たりにすると、違和感を覚えるわけです。
お話を聞きながら、「へー、そうなんすね」とか言いながら、相槌を打ってはいましたが、
心の中じゃ、
「やっぱ、違うわ、これ。てか、あれ?おれ、ここにいていいんだっけ?」って思っていました笑
この問いが生まれることが、「認識に亀裂が入る」ということなんだと思います。
そうこうしているうちに、主賓の方が到着し、いよいよ会がスタートしました。
っていっても、こっちは、会が始まる前からソワソワしてしまっていたので、落ち着くまでに時間がかかりましたが笑
目より先に手が肥えることはない
という格言が書き手の世界ではあるそうです。
もう誰から聞いたのか?も覚えていませんが、インパクトが強かったので覚えています。
この言葉の意味するところは、
良い作品を書こうと思ったら、まずは良い作品をたくさん見るしかない。
見ることによって、目を肥やす。目が肥えるから良い作品を書くことができる。
逆に言えば、見なければ、書けるようにならない。
という意味です。
自分がすげえものを作りたいと思うんだったら、すげえものを沢山見なきゃいけない。
ってことですね。
料理人で言えば、
美味いものを作ろうと思ったら、美味いものを食べなきゃいけない。
ということ。
先日書いた、スタミナ苑で修業した木原さんの話もこれに通じますね。
一流に触れて、心が震える。そして、日々それに触れることで、自分でも作れるようになった
ってことですから。
自分の基準を上げようと願うならば、まずはその高い基準を見ることが大事。
とも言い換えることができるでしょう。
あるいは、
腕を上げようと願うのであれば、まずは見る。触れる。それによって、認識を書き換えることが欠かせない
とも言えるとも思います。
人生を振り返ってみても、十分思い当たるフシがあります。
例えば、サッカーがそうでした。中学から高校に上がって、初めて高校の練習を見た時に、
「やべえ、こりゃ、レベル高いわ。やっていけるのかな?こんなとこで」
ってビビったんです。
でも、実際に入部して、そこで必死に練習をしていると、半年もたたないうちに、そこでプレーすることが日常になっていました。
普通にいいプレーも出来て、レギュラーにもなれました。
でも、技術面って、そこまで急激に上がるものではないと思うのです。
何が変わったのか?と言えば、
「認識」だったって、思うんです。今から思えば。
「あー、ここまでやっていいんだ!」
とか、
「こういうプレーしていいんだ!」
とか
「この動きはありなんだ!」
という発見を、先輩方とプレーする中でしていくんです。
その発見を実際に取り入れてみる。上手くいく。すると、成果が出る。結果、腕が上がっていく。
そんな感じだと思うのです。
この発見って、今までの認識への亀裂だと思うんですよね。
「目が肥えた」から「足」が動くようになったんですよ、きっと。
ドラゴンボールの悟空のお馴染みのセリフ、
「オラ、つえぇやつと会うとワクワクすんぞ」
これも同じですよね。
このセリフは、いつも、悟空が自分より強いヤツと対峙している時に出ます。
で、最初は相手の方が強いんですけど、最終的に悟空が勝ちますよね。
それは、「バトルの中で、悟空が成長する」ことが主な理由ですが、
これも、バトルの中で、悟空の認識が書き換わって、持っていた力が引き出されているのではないか?
て思うんです。
見て触れて、認識が広がる。それによって、持っている力が引き出される。
これが正だとするならば、
自分を高めようとする時、何かを学ぼうとする時、何よりも大事なことは、
まず認識に亀裂を入れること。そして、それを書き換え、拡張すること。
なのではないか?って思うのです。
認識が拡がるから、新しい基準が生まれる。すると、
「どうすればそこに達することができるのか?」
と日々自問自答が生まれる。それによって、自分の力が引き出される。磨かれていく。
これが成長のメカニズムなのかも?
とも思うのです。
認識破壊が先。行動は後から。
素晴らしい、諸先輩方に「追いつけ・追い越せの精神」で、日々走るのです。
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【今日のうねり】
「目より先に手が肥えることはない」という言葉があるが、これは。腕を磨こうと思うのであれば、良いものをたくさん見て、触れるしかない。それなくして腕が磨かれることはないという意味だ。
つまり、凄いものを見る、触れることによって、自分の認識を破壊することなくして、変化は生まれないということだ。
これは、どんな行為も同じ。
もし、変化を起こそうと思うならば、行動を起こそうと思うならば、まずは認識に亀裂を入れること。これが大事だ。
認識が変われば、基準が変わる。
それによって、自分の力が引き出され、行動も成果も変わるのだ。
「認識破壊が先。行動は後から」なのだ。