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令和2年12月23日 今日もクルクル通信855号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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ベンチャーキャピタルのコンテストで最優秀賞を受賞しました!
作家として、賞を取りました!
書いた書籍がアマゾンのカテゴリーランキングで1位になりました!
社運をかけた会社のプロジェクトのリーダーに任された!
念願の海外赴任が決まった!
希望していた会社からオファーをもらった!
とか。
日経新聞で、同級生の写真付きインタビューを発見する。
とか。
数多くの友人の活躍をメディアやSNSを通して見聞きすることが増えてきました。
昨日、「あいつが!」って話を聞いたと思ったら、
翌日には、「えっ、そんなことも?やば!すご!」
そんなこともしばしばあります。
おかげさまで、驚きや喜びを頻繁に貰える、そんな「飽きない」日々を送らせてもらっています。
そんな話を見聞きする度に、
「俺も負けてられないぞ、頑張んなきゃ!」
なんて、勝手にエネルギーをもらって、勝手に自分の気持ちを高めています。
以前、
エネルギーの源泉は人の繋がりなんじゃないか?
そんなことを書きましたが、改めて、その確からしさを感じる今日この頃です。
活火山のマグマのように、いつも自分の内側からエネルギーが湧き出てくれば良いのですが、
そんなこと、できませんよね。
人からエネルギーをもらうから、自分のエネルギッシュになれる。
と思うのです。
強いて言えば、自分の中にある小さな火種を消さないようにするのは、自分の頑張り。
その火種に、油を注いだり、チャッカマンのごとく火をつけてくれるのが友人。
自分1人の力でエネルギーに満ち溢れた人生なんて無理。
夢や志を持って、自分の人生を立ち向かっている仲間がいてこそ、自分もそんな生き方ができるのではないか?
そんなことを感じます。
先日、毒舌漫談で有名な、「中高年のアイドル」こと、「綾小路きみまろ」さんの自伝を読みました。
タイトルは、
「しょせん幸せなんて、自己申告」
もうタイトルが最高すぎますよね!
この書籍は先週末にあった、鮒谷さんの月一セミナーで、紹介されていたものです。
もちろん、「綾小路きみまろ」さんのことは知っていましたし、漫談も何度も見て、大笑いさせてもらってきました。
ただ、彼の足跡などは全く知りませんでした。
この綾小路きみまろさん、
下積み生活30年だそうです。
司会者を目指して上京したのが19歳の時で、ブレイクしたのが、52歳の時。
そのきっかけとなったのは、
観光バスに毎日配布していた、漫談のテープ
だったそうです。
毎日、自分で自分の漫談をダビングして、それ段ボールに詰めて高速道路のインターチェンジへ。
そこにいる、休憩中のバスガイドさんに、
「よかったら、空き時間にこれを聞いてください」
とお願いして回っていたらしいんです。
最初は、不審がられて、受け取ってもらえなかったそうですが、
渡した本数が、3,000本に達した頃、突然全国のバス会社から電話が殺到したそうです。
この殺到から、1年後に初めてCDをリリース。それが、
ダブルミリオン=200万枚のセールスを記録。
押しも押されぬトップ芸人になったそうです。
最後の1年だけを切り取れば、「シンデレラストーリー」になってしまいますが、その裏には、30年にもわたる、膨大な下積み期間があったんですよね。
その話に触れて、マジで心が震えました。
この書籍はマジで激熱なので是非読んでいただきたいです。
数あるエピソードの中で、最も熱かったのは、ビートたけしさんとのエピソードです。
当時きみまろさんは歌舞伎町のキャバレーで司会をやっていたそうです。
そのキャバレーにまだメジャーデビューする前のたけしさんが漫才をしていたそうなんです。
司会をしながら、たけしさんの毒舌漫才を見て、「この人、かっこいいな」って、思っていたそうです。
目もギラギラしていたとか。
そうこうするうちに、たけしさんが一気にブレイク。日本の芸能界の中心に駆け上がっていったそうです。
そんなたけしさんの活躍をテレビを見る度に、まだキャバレーで司会をしていた、きみまろさんは、悔しい気持ちで胸がいっぱいになったそうです。
ついこの前まで一緒のところにいたのに…彼がこんなに活躍していて、俺はまだここにいる…
そんな気持ちが湧くたびに、夜の公園に行って1人で漫談の練習をしたと言います。
それから、30年後、きみまろさんもメジャーデビューを果たし、たけしさん一緒に仕事をする機会に恵まれたそうです。
そこで、きみまろさんは、たけしさんに、
「歌舞伎町のキャバレー時代からずっと憧れていました」
と伝えたそうです。
すると、たけしさんが、
「何を言うんだよ、きみまろさん。憧れてたのは俺の方ですよ。
あなたがしっかり世に出てきてくれて、俺の見た目はやっぱり間違ってなかった。そう思うことができた。
よくぞ這い上がってきてくれた。感謝してるのは俺の方だ」
と言って、手を握りしめてくれたそうです。
どうやらたけしさんは、当時からきみまろさんのことを気にかけていて、ちょいちょいキャバレーに見に来てくれていたらしいんですよね。
ヤバくないっすか、この話。
涙がちょちょきれますよね。
5回読み直して、5回涙が出ました笑
きみまろさんとたけしさんは友人関係ではなく、会った回数もほんのわずか。
でも、お互いに感じ合うものがあった。意識し合う、刺激し合う同志だったってことかもしれませんよね。
幸いなことに、冒頭に書いた通り、私には、
刺激をくれる、素晴らしい友人、先輩がたくさんいます。
本当にそれだけは自慢できます笑
そんな環境に感謝しつつ、「追いつけ追い越せ」の精神で、今日も駆け抜ける。
それしかないのです。
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【今日のうねり】
エネルギーは自分の内側からずっと湧き出てくるものではない。
周りからもらうから、自分にも満ち満ちてくるものなのだ。
だとしたら、いかにそんな仲間と巡り合えるのか?それが人生には大切なのだ。
そういう仲間がいれば、追いつけ追い越せの精神でエネルギッシュに人生を歩めるのだ。