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令和2年12月26日 今日もクルクル通信858号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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これは先日ご紹介した、綾小路きみまろさんのこと。
彼は自分の下積み生活をこのように表現していました。
潜伏期間が30年間もあったのだから、それが発現した時の破壊力は半端じゃありませんでした。
メジャーデビュー一枚目のCDからセールス200万ですからね。
でも、「そりゃそうですよね」とも思うんですよね。
だって、一つのことを30年間ひたすら追い続ける。
しかも、自ら「潜伏」と表現するくらい、誰にも気づかれず、ひっそりと鳴りを潜めて。
そんなことって、そうそうできるものじゃありません。
普通だったら、諦めてしまいますよね。
でも、そこを耐え忍び、追い続けたから、やり続けたから、大ブレイクがあったんですよね。
まさに、「シンデレラストーリー」の裏には、「超絶地味なストーリー」が編まれているんだと思うのです。
潜伏。潜る。
という話で思い出されるのは、バサロ泳法です。
(飛びすぎか!?笑)
バサロ泳法といえば、バルセロナ、オリンピックで背泳ぎで金メダルを取った、鈴木大地さんですよね。
幼かった当時、「バサロ、バサロ」という言葉を何度も聞いたことを覚えています。
あれも「潜水泳法」と呼ばれるようです。
彼のバルセロナオリンピックの30メートル潜行によって、翌年には、ルールが改正(潜行は10メートルまで)されたそうです。
一人の泳法によって、ルール改正ですからね。
その破壊力は、水泳に馴染みがなくても容易に想像がつきます。
ちなみに、鈴木大地さんは、「黄金の足を持つ」と言われた、バサロのパイオニアだそうです。
ただ、このバサロ泳法ですが、
無呼吸状態により血中の酸素を大量に消費するため、選手には相応の体力が要求される、かなり危険な泳法
でもあるそうです。
推進力はあるけど、身体への負担もデカい。ある種の「諸刃の刃」的なところがあるのでしょう。
(実際、潜水はつらいっすもんね)
これは背泳ぎのことですが、後に、マイケル・フェルプスが、200メートル自由形とバタフライでもこのバサロ泳法を取り入れ、前代未聞の7冠を達成したそうです。
wikiによると、
現在では特に背泳ぎ、バタフライにおいて15mまでを制限いっぱい潜行できるか、その15mをどれだけ速く泳げるかが勝負の重要な要素となっている。
ようです。
余談ですが、コロナウイルスは、潜伏期間が2週間らしいですが、インフルエンザは4日前後。
ウイルスにおいては、潜伏期間と感染力や破壊力には相関はなさそうです。
(あくまで、二つをウイルスだけの話ですが)
潜伏。潜水。
という話で言うと、潜水艦にも触れないわけにはいきません。
映画でいえば、「レッドオクトーバーを追え」や「クリムゾンタイド」などがあります。
漫画でいえば、「沈黙の艦隊」。
とにかく潜水艦は、レーダーで検知するのも難しく、最強の兵器の一つ。
という印象があります。
敵に気づかれることなく、敵陣にたどり着くことも、攻撃をすることもできる。
時に、いきなり浮上してからの攻撃ってのもありますよね。
こんなことを書いていたら、実家に帰って、「沈黙の艦隊」を読み直したくなってきました笑
一気に姿を現した時には、形勢を大逆転させる力を持っている
という点においては、バサロ泳法も、きみまろさんのような下積みの力も同じ。
これぞ、沈み込む力。
ともいえるのかもしれません。
別の表現で言えば、
屈んで、屈んで、屈みこんでエネルギーをためるからこそ、大ジャンプができる。
ということなんですよね。(知り合いの大経営者が仰っていたことがこれですね)
だとすれば、
大きな跳躍には、どこかで深い屈みこみや潜り込むことが必要。
とも言えなくもありません。
昨日で、今年が閉まり、年末年始の大型連休という人も多くいるかもしれません。
こんなまとまった時間なんてなかなかありません。なので、
来年の大いなる飛躍に向けて、
自分はどれくらい潜る、屈みこむ力があるのか?
それをやろうと思ったことがあるのか?orやったことがあるのか?
そんなことを自らに問い、来年の目標や計画を立てても良いのかもしれません。
ということで、今日は、昨日封切られた「えんとつ町のプペル」を見に行ってきます笑
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【今日のうねり】
潜伏する力。潜る力。屈みこむ力。は大いなる跳躍には欠かせない。
確かに、それをやる人はそう多くはない。
だからこそ、それをやった時に、大いなる果実を手に入れることができるのだ。
どこかでそれをやらねば、大いなる跳躍はない。のだ。