俺の「ブルースコード」はなんだ?

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令和3年1月8日  今日もクルクル通信871号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「ピンチがチャンス」ということは本当だった。

そう思わざるを得ない話を赤坂でイタリアンを営む友人から聞きました。

昨日は、そのお店の営業初日。

新年の挨拶と激励を込めて夕食に行ってきました。

まぁ、「夕食」と言っても16時30分スタートですから、世の中的には、「おやつ」時間かもしれません。私としては夕食の標準時刻ですが。

とはいえ、昨日正式に発令された緊急事態宣言によれば、飲食店は20時完全閉店。

あながち、「16時30分の夕食が早すぎる」とも言えない時間になってくるかもしれませんよ。

早く夕食を食べて、早く寝て、早く起きる。

ひょっとしたら、朝方シフトを実行するにはうってつけのチャンス。

そう捉えることもできるそうです。

ピンチはチャンスなのですから。

 

さて、その友人の話に戻ります。

聞いてびっくりしたのですが、

彼は、このコロナ禍においても、順調に商売を伸ばしているんです!

素晴らし過ぎです。

とはいえです。

さすがに、4月の緊急事態宣言が発令されたときには、

「まじ、これ一体どうするよ」って、途方に暮れたと言います。

ちょうど、その頃にテイクアウトをお願いしにお店に行きましたが、まだ戦い方が見えていない感じでした。

でも、それ以降、数多くのトライ&エラーを繰り返して、新しい商売の形を作ることができたそうです。

中でも、今までやってきたことをバッサリ切ることができた。これが大きかった。

今回のコロナは、結果的には良かった。

と、彼は言います。

具体的には、

販売の話でいえば、主力だった、ランチ営業を廃止し、テイクアウトに完全シフト。

正直、ランチタイムはお客さんが列をなすほどの人気店でしたから、これをやめるには相当な勇気が必要だったと思われます。

一方で、元々、ニーズを感じていたテイクアウトに舵を切り、これが奏功したそうです。

あとは、貸し切りパーティーやケータリングサービスも今までより頻度を増やし、今までやっていなかった、出張シェフも導入。

新たな商売の軸を確立と、お客様の獲得ができたと言っていました。

費用の話でいえば、

当時は、従業員も雇っていたけれども、これを機会に、削減に成功。

「削減に成功」なんて書くと、聞こえが悪いですが、全然そんなことないんですよ。円満退社です。

当時の従業員が、イタリア人。コロナを機会に、帰国したい、そんな話があったのがきっかけだったようです。

一旦、自分1人になって、できること&できないことを再確認し、必要に応じて、サポートスタッフを入れる体制にシフトしたそうです。

俗に言う、「人件費の変動費化」ですよね。

固定費を削減し、経営をスリムにしつつ、新しい商売の軸で売りも伸ばす。

そりゃ、利益が出そうな話です。

これだけ聞くと、できすぎた話かもしれませんが…実際そうみたいです。

もちろん、その背景には数多くのチャレンジと失敗があったとは思いますが、我が友人ながらあっぱれです。

 

そして、もう一つ、「兼ねてからやりたかったけど、出来なかったことができた」と言っていました。

それは、お客様の整理です。

飲食店を営んでいると、例えば、酒癖が悪い、金払いが悪い、食事マナーが悪い。そんなお客様もいるらしいですよね。

その手のあまり好ましくないお客様が、これを機会に足を運ばなくなったそうです。

一方で、こんな時でも、お店に来てくれるお客様は、本当に好きで、信用できるお客様ばかり。

そんなお客様は、やっぱり、素敵なお客様を連れてきてくださるので、

顧客基盤がより強固なものになった

とも言っていました。

場所は赤坂ですし、良いお客様=人柄のみにあらず、羽振りも良いらしいので、良いこと尽くしだそうです!

繰り返しになりますが、これだけ聞くと、本当によくできた話ですよね。

数多くのチャレンジがあったとは思いますが、「ランチの廃止の決断」。これが大きかったのではないか?って個人的には思います。

主力商品の廃棄ですからね。大英断。大改革です。

改めて廃棄の重要性を感じました。

 

「人類史上最大のパンデミックだった、スペイン風邪は、特定のワクチンが開発されることなく、収束した」

大晦日の<村上春樹のラジオ番組>でゲスト出演をされていた、山中伸弥先生がそう仰っていました。

とはいえ、全世界人口の30%の6億人が感染し、2000万人が死亡したと言われますから、コロナウイルスもワクチンがなくても、なんとかなるかも?という話でもありません。

コロナのワクチンが開発された。という報道もありますし、一刻も早く、このコロナから脱却できることを願うばかりです。

ただ、まだまだこのピンチは続きそうです。

ですので、引き続き、ピンチをチャンスに変えていく心構えが欠かせません。

友人に倣って、思い切った廃棄も大事です。

不要なものを廃棄した上で、自らの強みを生かして戦うからこそ、ピンチをチャンスに変えることができるのです。

このラジオ番組で村上春樹さんは、

「自分自身の言葉を持たない政治家はブルースコードが弾けないエリッククラプトンと同じ」

と仰っていました。(かっこよすぎっすね)

「自分のブルースコードは何なのか?」

廃棄と同時に考えていきたいものです。
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【今日のうねり】
ピンチをチャンスに変えるには、心構えはもちろん。廃棄も欠かせない。
廃棄は当然勇気がいるがやるしかないのだ。
廃棄をしたらどうするのか?
自らの強みが生かせることをする。行かせる場所で戦う。これしかない。
今一度、強みを考えることが大事なのだ。