「記憶の仕組み」を知って、腹落ちした、書き続ける価値。

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令和3年1月16日  今日もクルクル通信879号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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人間の脳は覚えることよりも、忘れる方が圧倒的に得意だそうです。

その忘れ方(かた)は大きく2パターンあるようです。

 

先日、<スマホ脳>を読んで、実は人間の脳は1万年前からほとんど進化していない。「まだサバンナにいる」ということを知り、ブログを書きました。

そこから、脳への興味が再び湧き、池谷裕二先生の<のうだま>を読みました。

ずっと、積ん読状態でしたが、やっと読みました。

池谷先生の本は、学生の時に読んだ、<海馬>以来。もう15年以上ぶりだと思います。

当時、糸井重里さんの<ほぼ日>で、この書籍を知って買った読んだと記憶しています。

積ん読状態だったのは、<脳だま1>だけでしたが、あんまりの面白さに、続けて<のうだま2>もワンクリック。合わせて、一気読みをしてしまいました。

ついでに、池谷先生の別の書籍も追加でワンクリックしてしまいました。

この二冊は、脳の話でも、「やる気」と「記憶」について書かれたものです。

漫画なので、読みやすいし、分かりやすいので、オススメです。

 

さて、冒頭に書いた通り、忘れ方は2種類あるそうです。

一つは、本当にその記憶が頭に残っていない場合。

もう一つは、記憶は残ってるんだけど、そこまでのアクセス方法を忘れている場合。

です。

前者に関しては、頭に残っていないのですから、どうすることも出来ないですが、後者に関しては何とかなるようです。

専門的に言えば、記憶へアクセス方法というのは、「方法記憶」だそうです。

そもそも記憶には、「知識記憶」、「経験記憶」、「方法記憶」の3つがあります。

「知識記憶」は、例えば、英単語を覚えている、九九を覚えているといった、文字通り、知識の記憶。

「経験記憶」は、例えば、5歳の夏祭りで、浴衣を着たまま、うんこを漏らした。10歳の時、雨の日の昼休みで、体育館で「キングレオ(ウノのドラクエ版)」をやっていた時に、左ひじを骨折した。といった、経験したことの記憶。

最後の「方法記憶」は、例えば、箸の持ち方。自転車の乗り方、車の運転の仕方といった、方法の記憶のことです。これは一度身に着けることができれば、簡単に忘れません。

この「方法記憶」を強化するには、大きく二つの方法があるそうです。

一つは、繰り返し何度も何度も反復して、アクセスする回数を増やすこと。

もう一つは、関連付けて覚えていく、「メモリーツリー」を作ること。

です。

「メモリーツリー」は<ドラゴン桜>でも出ていましたね

これは、一つのことを覚える際に、単独で覚えるのではく、いろいろなもの関連付けて覚えてしまうという方法です。

例えば、山を登る際にも、複数の登山道があった方が頂上に行きやすいのと同じように、

記憶も複数のルートでアクセスできた方が、ゴールに早くたどり着けるようです。

 

「頭に入っているんだけど、アクセス方法を忘れていて、呼び起せない」

これって、パソコンに格納しているデータ探しと似ていますよね?

確かに、パソコンにファイルを保存してあるはずなんだけど、どこに入っているのか?わからずに、結果そのデータを呼び出せない。持っていないのと同じ状態。

こんな経験ありませんか?

会社の先輩から、「おい、中田。あの時の提案資料ってない?」とか、「〇〇に出していた見積もりない?」って聞かれたときに、

「あります!」って、勢いよく答えるんだけど、すぐに見つけることができない。

保存した場所がわからなくなって、最終的に、「パソコン全体」で検索をかける。でも、ファイル名も覚えていなければ、保存先も分からないので、結局、見つからない。

「すみません、見つかりませんでした」って報告して、別の人に聞いたら、一瞬で見つかってしまった。

(その人は、非常に美しく統一したファイル管理をしていたってことですが)

みたいな経験です。

パソコンのファイル管理ってのは、この記憶のアクセスに似ていると思うのです。

 

でも、パソコンのファイル管理と記憶のアクセス方法に相違点もあります。

それは、ルートの本数です。

パソコンは通常、一つのファイルは保存先は一つです。

(もし、同じファイルと複数のフォルダに保存している人がいたら、一旦、それは例外とさせてください)

なので、Aというファイルへのルートは一本しかないのです。

例えば、デスクトップ→マイドキュメント→〇〇商事→××プロジェクト→提案資料(or日付)→A

といった感じです。

一方、記憶であれば、数多くのルートで欲しい情報にアクセスができるのです。

例えば、<ドラゴン桜>でいえば、

三田紀房、阿部寛、新垣結衣、受験マンガ、「教えてやる、東大なんて簡単だ」、「メモリーツリー」、「ドラマ化された漫画」

などなど。「無限に」というと言い過ぎかもしれませんが、同一ファイルのアクセス方法はいくらでも作れるのです。

これは、これらのキーワードが<ドラゴン桜>のルートにもなっていると言えます。あるいは、「タグ付け」をしているとも言い換えることもできます。

 

これが、個人的にはめちゃ大きな発見でした。

なぜなら、ブログを毎日書くことの価値を改めて、言語で説明ができたからです。

このブログには、日々の生活でアンテナにヒットした「!」や「?」を通して、よりよく生きるために大事だと思うことを書いています。

その大事なことって、原理原則になりますから、そんなに数がないんですよね。

正確に数えていないですけど、ざっくり10前後だと思います。

なので、「また、この話かよ!」ってことが頻繁にあるんですよね。

でも、頻繁に書いたって百発百中。浅田真央ちゃん風に言えば、「ノーミス」で出来ないんですよね。

だから、ありとあらゆる出来事を使って、自らに言い聞かせている。

出来事が多ければ多いほど、大事なことへのルートが増えるんです。「タグ」の数が増えるから、その大事なことがいつの日か、「ノーミス」で、出来るようになるのではないか!?

アクセス方法も沢山あって、しかも繰り返し行動をしていれば、必ず身につくはずなのです。

だって、忘れない方法を同時に2つ実践していることになるのですから。

だから、毎日これを書き続けているんです。

という、理由をストンと腹落ちすることができたんです。この「のうだま」を読んで。

 

確かに、毎日書いていることは、本当に細いルートかもしれません。

でも、それが100本、500本、1000本となっていけば、記憶として強固なものになるんです。

それが、独自の「メモリーツリー」にもなるのです。

たとえ1本、2本が切れたとしても、それだけルートがあれば、大丈夫そうじゃないですか。

むしろ、太い1本のルートよりも安全な気すらしませんか?1本だったら、万が一切れてしまったら、そこで試合終了ですが、いくつもあれば、決して忘れない。

大切なことをきちんと実践できるようになるために、これからも書き続けていきます。
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【今日のうねり】
記憶の定着には、繰り返すことと、ルートをたくさん持つことが重要だ。後者は「メモリーツリー」ともいわれる。
ブログを書くということは、記憶の究極の定着方法ともいえる。
なぜなら、両者を同時に実行しているからだ。
細い無数のルートを開発し続けていれば、必ずいつかは定着させることができる。
このブログでは、原理原則を日々の生活から導いているから、書き続けてさえいれば、原理原則が必ず身につくはずなのだ。
これからも書き続けていくのだ。