「来て見て、さわって」が大事なのは、「富士通のお店」だけじゃない。人もです。

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令和3年1月23日  今日もクルクル通信886号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「YouTubeが、スポーツに与えた影響は計り知れないほど大きい」

一昨日、ゴルフの師匠のGOさんこと、田中剛さんとそんな話をしました。

先週、ハワイで開催されていた、ソニーオープンから帰国後、忙しい合間を縫ってお時間をもらっていました。

そんな剛さんが、こんなことを言っていました。

「目だよ。目。

俺、今、全くゴルフの練習してないのに、上手くなってるんだよ。めっちゃ。

遼君の練習見てるし、ツアーに出れば、トッププレーヤーのプレーを間近で見るじゃん。

だから、上手くなっているだよ。

やっぱね、見るって大事。人って、見たものはできるようになる。イメージができるから」

 

その流れで話になったのが、冒頭のYouTube。

これのおかげで、見たい時に、見たい選手の映像をいくらでも見ることができるようになりましたよね。しかもスマホで。

一流選手の映像を見て、そのイメージを持ったまま練習に臨むことができる。

だから、どんどん上手くなるんですよね。

この点においては、本当に今の子供たちが羨ましいです。

 

私がサッカーをしていた頃、当然YouTubeなんてありませんでした。

それどころか、海外サッカーの試合を見る方法なんてほぼありませんでした。

サッカーを始めたころは、ダイヤモンドサッカーのみ。(ここではブンデスリーガが多かったように思います。)

その後94年に、カズのジェノバ移籍に伴って、フジテレビで「セリエAダイジェスト」が放送されるようになりました。この番組を本当に毎週楽しみにしていました。

WOWOWでも、セリエAやチャンピオンズリーグが中継されるようにもなり、これを録画することで、かなり一流選手のプレーを見ることができるようになりました。

もっと簡単に見れるようになったのは、フジテレビの「すぽると」で「マンデーフットボール」コーナーが設けられてからです。

こんな感じでしたから、当時は「この選手のこのプレーがすごい!」という時は、録画した試合やダイジェストの「〇〇分のところに、そのプレーがあるから」なんて言いながら、ビデオテープを貸し借りしていました。

例えば、98年ワールドカップでナイジェリア代表として活躍していた、オコチャ。

「オコチャ フェイントがやべー」とか言って、コピーしようとし、みんなで何度もビデオを見ましたね。

いま改めて見て、やっぱり「オコチャ、やべー」って、叫びましたよ。それはこちら

あるいは、バルセロナ時代の、ルイス・フィーゴ。「やつのシザーズがぱねぇ(半端ねえ)」ってことで、チャンピオンズリーグの録画を擦り切れるほど見た記憶もあります。

こも、やっぱり今見ても、半端なかったです。叫びました。それはこちら

同じウイングでもライアン・ギグスは、「速すぎてはムリ」ってことで参考にはなりませんでした。

 

大学生になってから始めたラクロスの時もそうです。

ラクロスなんてサッカー以上に、一流選手のプレーにアクセスする方法がありませんでした。

かろうじてあった方法は、どこからか回ってきた、アメリカの大学生の試合のビデオだけでしたね。

ラクロスが大して上手くならなかったのは、これが原因かもしれません。(半分以上冗談です)

昔、愛読していた塀内夏子さんの<Jドリーム>という漫画に、「サルバトーレ・ビアンキ」というトリッキーなイタリア代表選手がいました。

彼は、貧乏で、サッカーを見に行くこともテレビで見ることもできず、ラジオで中継を聞いて、想像しながら、そのプレーを真似ていました。その想像が、実際と違っていたので、普通の人が予測できないトリッキーなプレーに繋がっていた、そんな選手でした。

YouTube時代の今では、絶対に描くことができない選手ですが、映像が自由に手に入らなかった時代は、誰もが一流選手のプレーを見て真似しようと、苦労していたんですよね。

 

ところが、今はYouTubeでありとあらゆるスポーツの映像を見ることができます。

「タイガーウッズ スイング」なんて検索窓に入れれば、一日中見続けられるほど、タイガーのスイングを見ることができます。

デル・ピエロゾーン」と入れれば、しこたまデル・ピエロのゴールシーンを見ることができます。

恐ろしいのは、関連動画もリコメンドされるので、本当にエンドレスになってしまうことです。

でも、スポーツ少年には本当に良いことです。

好きなスポーツの好きな選手の映像を、好きな時に、好きなだけ見ることができるのですから。

そりゃ、途轍もないスピードで上達しますよ。

実際、YouTubeの検索窓に「サッカー 4歳 天才」って入れれば、とんでもない映像がゴロゴロ出てきます。

もちろん、彼らがめちゃ練習をしているだとは思いますが、その裏には、YouTubeの恩恵もあるはずなんですよね。

容易に、一流のイメージを持つことができ、それを真似ることができるんですから。

 

スポーツのみならず、ビジネスにおいても、モノマネパクる。は人の成長のおいて、強烈な手法なんです。(何度も書いてきましたが)

いかに良いお手本に触れるか?が、人の成長に間違いなく絶大なる影響を与えるんです。

楠木建さん風に言えば、「カバン持ち」の原理です。

「成果を上げる経営者になるには成果を上げている経営者とずっと一緒にいる。これに限る」

彼は、こんなことを<戦略読書日記>の中で書いていました。

自分が一流を目指そうと思うならば、

「こりゃ、すげえわ。本物だわって思う人と、いかに同じ時間を過ごすのか?」

が肝になるのです。

遥か昔の富士通のCMに「来て見て、さわって、富士通のお店」ってコピーがありましたが、

目で見て、聞いて、実際に触れる。

これが成長には欠かせないのです。

だからこそ、そう思える先輩の近くに身を置き続けるのです。
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【今日のうねり】
スポーツにおいても、ビジネスにおいても良質なお手本に触れることが大事だ。それが成長に強烈な影響を与える。
スポーツにおいては、少年の成長にyoutubeが多大なる影響を与えることは間違いないだろう。
ビジネスにおいては、かばん持ちの原理だ。「こりゃ、すごい」そう思える人とどれだけ一緒にいる時間を作れるのか?
これが大事なのだ。そのために、そういう場所に身を置き続けるのだ。