「独楽が眠る」。あなたも眠っていますか?

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令和3年1月31日  今日もクルクル通信894号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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年始に親戚で集まった際に、昔遊びをする機会がありました。

昔遊びと言えば、羽子板、独楽、めんこ、けん玉、お手玉などがありますよね。

ちょうどその時に、家にあったのが、お手玉と独楽だったので、久しぶりにそれで遊ぶことになりました。

まずは、お手玉。

全盛期は?三個は同時にできたのですが、まるでできません。

ただ、「片手で2個」は昔と変わらずできました。

「あれ?雅之、そんなことでできたっけ?どうやってやるの?」

って言われても、

「手を円を描くイメージで回す感じ?」くらいしか、説明できません。

まさに、「自転車や逆上がりのやり方を言葉で説明するのが難しい」ってのと同じでした。

 

続いて、独楽。

不思議なものですが、駒と紐を手にした瞬間、勝手に体が動き出しました。

独楽の軸の頭に紐を巻き付ける。

独楽をひっくり返して、軸に紐を巻き付ける。独楽が回るようにしっかりと力を入れる。

紐を小指に引っ掛ける。

独楽を掴んで投げる。途中でそれを引き戻す。

独楽が地面で回る。

最初は、大きな円を描いて回っていた独楽が徐々に、直立し始める。(軌道が小さくなる)

独楽が直立し、静かに回り続ける。

何も考えることなく、自然と体が動き、独楽を回していました。

「あれ、雅之、独楽も回せるのか?」

親戚がちょっとびっくりして言います。

「あー、出来るよ。昔、ハマっていたことがあったから」

そう、独楽にハマっていた時期があったんですよね。

回した瞬間、その記憶が蘇ってきました。

確か、小学3年生の時でした。ベーゴマではなく、ブリキの独楽や、鉄ゴマを回していました。

友達と喧嘩ゴマをしたり、独楽をそのまま手のひらに乗せる、紐で綱渡りをさせる、などの技を競い合ったりもしていました。

小学4年生の時に親の仕事の関係でマレーシアに住んでいましたが、そこでも、独楽で遊んでいました。

「独りで遊ぶ」と書いて独楽。文字通り一人で遊んでいましたね。

一人で何を楽しんでいたのか?というと、どれだけ長く独楽を回せるのか?回転時間の記録更新でした。

なぜ、そんなことがしていたのか?というと、マレーシアにも「マレー独楽」があって、それと和独楽のどちらが回るのか?を現地の人と競ったことがあったからだったと思います。

 

久しぶりに回した独楽。

やっぱり、独楽は美しいですね。

上手く回っている独楽は、最初は大きく動いていますが、しばらくすると、軸を中心に一切動かなくなります。

直立不動。一切音も立てません。

一見、回っているようにも見えないから、この状態は、

「独楽が眠る」

とも呼ばれるんですよね。そんなことを思い出しました。

当然、この眠っている状態が、無駄な動きが一切ない、最もパフォーマンスが高い状態なのです。

改めて思うと、かっこいいっすよね。

パフォーマンスが最も高い状態が最も静かな状態って。

そんなの、「眠りの小五郎」くらいしか思いつきません。

生産性の高い工場は静粛だって聞いたことがありますから、それも同じでしょうか。

確かに、「これ、どうなってんだ!こら!」なんて、大きな声が飛び交う工場は、パフォーマンスが高いというよりは、むしろ、低そうです。

1人1人が自分の仕事を理解し、淡々粛々とやっていれば、大きな物音が立つわけないですもんね。

あるいは、工事現場も同じかもしれませんね。大声や罵声が聞こえるところの方が、むしろ危なそうですよね。

 

個人のキャリアも、この独楽の挙動に近いものがあるのかもしれません。

即ち、最初はあれもこれも試みるから、軌道も暴れるし、軸も安定しません。

でも、回るにつれて、軸が定まって来て、最後はその軸を中心に、物音ひとつ立てずに、静かに回り続けるようになります。

その独楽の軸にあたるのは、個人の強みでしょう。

強みを軸に回っているから、余計なエネルギーの浪費もなく、粛々と回り続ける=最も高いパフォーマンスを発揮し続けることができるんです。

「あいつ、眠ってる??」って最高の誉め言葉?。

物音一つ立てずに自らの強みを中心に回り続ける独楽のように、美し回りたいものです。
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【今日のうねり】
独楽が最も高いパフォーマンスを発揮しているのは、静止しているかのように見える状態だ。
つまり、一切無駄な動きをしていない状態。それは、美しいのだが、あまりの静粛さから「眠っている」とも呼ばれるのだ。
最もパフォーマンスが高い状態が、眠っているか?と見間違われるほど、静かな状態。
個人もそんな独楽のように在れたら最高だ。
自らの強みを軸に静かに回り続けるのだ。