勝率を高めるコツ

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令和3年2月8日  今日もクルクル通信892号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「教え子が日本代表に選ばれたんです。

指導をしていたころは、まだ10代でしたが、当時から彼女に、「なでしこ(日本代表)になれるから頑張れよ!」っ言い続けていたんですよ」

今年一番話をさせて頂いている、石原さんがこんなことを仰っていました。

でも、当の本人は、「えっ、私がですか?なれるわけないですよ、何言ってるんですかー」みたいな感じだったそうです。

当時の彼女は、所属クラブの二軍の選手。「試合はおろか1軍でもない私が、日本代表に入れるわけなんてない」

彼女がそう言うのも無理もないですよね。

でも、石原さんは気づいていたそうです。

「この子は練習をし続けさえいれば、なでしこになれる」と。

 

石原さんが、昔、こんな話をしていたこともありました。

朝イチに入った、星乃屋珈琲で聞いた、「おはようございます!」の一言。

この一言で、「この子、ホテルに合うわ」と感じて、その場でナンパをしたそうです。

「もしホテル業界に興味があったらここに連絡してください」って。

伝えた連絡先は、彼のクライアントである某外資系ホテルの人事担当者のものだったそうです。

ナンパされた彼女は、そこに連絡をして、実際にアルバイトとして採用。

今ではエグゼクティブフロアでインターンをしていて、大活躍中。今では社員となることを嘱望されているそうです。

この話を詳しく知りたい方はこちらへ。

 

この二つの話。サッカーとホテルで業界はまるで異なりますが、石原さんがしていることは同じことですよね。

サッカーはまだしも、ホテルはなぜ?って思ってしまいますが。

恐らく、彼の中に明確な評価基準があるんだと思うのです。

気になりませんか?その基準が何か?って。近いうちに質問してみます。

ここから先は単なる私の想像です。

サッカーの場合は、彼自身が、「世界で戦う選手に求められるもの。その基準」を知っているから分かるのだと思います。

なでしこの監督経験はなくても、ワールドカップ優勝&オリンピック銀メダル経験者を多数率いて、4冠を達成。

その中には世界最優秀選手の澤選手もいたわけですしね。

その彼の持っている基準に冒頭の彼女がヒットしたんだと思うのです。

とはいえ、サッカーは専門分野だから、あり得なくもない話にも聞こえますよね。

ホテルはどうでしょうか。

クライアントへの研修、ホテルの現場を通して、見聞きし、そこで感じたこと、学んだことの中から、

「きっと、ホテルで求められる人材ってこういう人なんだろう?」って基準が彼の中にあるのだと思います。

しかも、その基準が、クライアント(ホテル)と一致しているからこそ、

「いやー、この子イイ!ご紹介ありがとうございます!」って、なったんだと思うのです。

その基準がどんなものか?は、もちろん私には想像もつきませんが。(だから、聞きたいわけですし)

これ、敵はクライアント。己は、ナンパした学生として置き換えれば、「孫子の兵法」でいうところの、

敵を知り、己を知れば、百戦危うからず。

ですよね。

 

こんな石原さんのような強烈なエピソードではありませんが、私にも似たような経験があります。

それは就職活動です。

例えば、電通に勤務していた時、沢山のOB訪問を受けていましたが、「この人は採用されるかも?」というのは分かるようになりました。

延べ200人以上と言うと言い過ぎですが、100人以上は確実に会っていますからね。

さすがにこれ位お会いさせて頂くと、何となく分かるようになるんです。

(「どのポイントを見て、そう判断していたのか?」はそれが趣旨ではないので、割愛させて頂きますが。)

でも、OB訪問を数多く受けたことがある多くの方が、「あー、わかる」って思うのではないでしょうか。

だって、会社の内部にいるのですから、その会社が欲しい人って分かりますからね。

これって、学生にとっての敵(=会社)のことが良くわかっている状態ってことです。

それを踏まえた上で、学生の話を聞けば、「勝てそうかどうか?」ってのはおよそ想像がつく。

ということなんだと思います。

おそらく、日本の大企業が求める人材像は、会社によって大きな差はないですから、「内定ホルダー」が生まれるんだと思います。

 

このようにみると、採用事において重要なことは、

選ぶ側と選ばれる側の情報ギャップを限りなくなくすこと

と言えます。

選ばれる側から考えれば、

相手の基準を知る。相手の見ている世界を知る。

これが大事なのかもしれません。

相手が求めていることは何か?=敵を知る

それに対して自分ができていることは何か?あるいはできていないことは何か?=己を知る

これができれば、勝率はかなり高まるのです。

採点ポイントがわかった、試験問題みたいなものですから、正答率が高まって当たり前ですよね。

基準を知ること

これはどんな世界でも大切なことなのです。
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【今日のうねり】
日本代表でも採用試験でも、選出されるかどうか?は基準を正しく知っているかどうか?にかかっている。
確かに、それを知らずして、やみくもに頑張っていたとしても成果は得られない。
孫氏の兵法にあるように、「敵を知り、己を知れば、百選危うからず」なのだ。
相手を知り、己を知って、その間の情報ギャップを埋めようとする。これが勝率を高めるコツなのだ。。