パンチは麻薬!!今日も握りしめろ。

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令和3年3月15日  今日もクルクル通信927号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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毎朝同じ時間に同じ公園を散歩しています。

すると、同じように一日も欠かすことなく、散歩をしている人も、そうでない人もいます。

毎日の人とは、自然とお馴染みさんとなり、ご挨拶をする緩い知り合い関係になります。

毎日組の中に、挨拶をする関係ではない、ある親子がいます。

あさイチ散歩をするようになって、もうすぐ丸2か月になりますが、その2週間後からその親子をみるようになりました。

挨拶をしないのは、するチャンスがないからなんですよね。なぜなら、彼らは散歩ではなく、トレーニング「らしき」ことをしているから。

お父さんは、30代前半。子供は幼稚園の年中~年長クラスといった印象です。

「らしき」ことって言ったのは、それがトレーニングとは思えないほど、ショボかったからです。(失礼ですみません)

子供がお父さんの手に向かって、パンチらしきことをしているんですが、パンチに見えないんですよね。

犬かき。かなりポジティブに解釈して、猫パンチ。

といったところでした。

お父さんが、「もっと強く!こう!」とか言いながら、パンチをしているのが見えたから、それがパンチだと分かったんですよね。

お父さん、元ボクサーかなんかで、息子に世界チャンプの夢でも託しているのだろうか?

とかも思ってしまいました笑

でも、別の日には、キックと思われる練習もしていたんので、ボクシングではないことも分かったのですが、益々なにをやっているのか?分からなくなりました。

このキックがまたショボいから。(ごめんなさい)

一応お父さんの手に向かって、足を振ってはいるんですけど、立ち足もままならないので、ヨレまくり。

すげーポジティブに言って「キック」と言った感じでした。

でも、この親子、来る日も来る日もやっているんです。

この2か月で散歩をしなかったのは、雨が理由で3日だけ。行けば必ず、彼らはいるので、かれこれ1.5か月連続ということになります。

毎朝、遠目から見るともなしに彼らのトレーニング?を見ていました。

 

ところが、今朝、異変が起きていました。

今まで素手で受けていた、お父さんがミットを着用していたんです!

腕にミットを巻いて、子供のキックを受けていたんです!

「えっ、マジで?」

一瞬目を疑い、遠目ではなくバレない程度に近づいて、彼らの練習を見てしまいました。

(バレない程度に近づくってなんだよ、そんなのあるのかよ!って感じですよね笑)

バスッ!バスッ!って、ニットから音が聞こえるんですよ。

お父さんを見ると、キャッチャーのようにしっかり腰を落とし、真剣にミットを構えています。

しかも、あのへなちょこキックの子供が、プロのキックボクサー、よろしく、

シュッ!フンッ!とか、力の入った声を出しているんです。

「えっ、ちょっと待ってくれ。あのヘナチョコキックと猫パンチはどこに行ったんだ??」

ミットが導入されるっていうことは、お父さんが素手では受けきれないってことですよね。

ついつい、その親子のトレーニングを見入ってしまいました。

練習が終わると、

「パパ、暑いよ。燃えた」

とか言いながら、子供がジャンパーを脱ぎだしました。

だいぶ春らしくなってきたとはいえ、6時台は、まだ10度を下回る出るぐらいの気温。私はダウンジャケットを着ている中、その子は、ロンT一枚になっていました。

その充実した子供の表情を見て、大学の入学式の日に、ボクシング部から熱烈に勧誘されたことを思い出しました。

「ラクロス部に入ろうと思っているんです」

「えっ、マジ?いや、君は絶対ボクシングが向いている。そういう目をしている。俺が、ラクロス部の主務に電話してやるからさ。歓迎会だけ来てよ。なっ!!うちのNO1マネをつけるからさ」

NO1マネつける??なんだそれ??

一瞬心が動きましたが、歓迎会に行くことはありませんでした。

その時、手渡しされたチラシには、

パンチは麻薬。

と、黒背景にボクサーがストレートパンチを打ち込んでいる写真。その上にデカデカと赤文字で書かれていました。

マジ秀逸なコピーです笑

ちなみに、こちらが「声をかけてくれ!」と熱望していた、テニスサークルからは一度たりとも勧誘されませんでした。星の数ほどテニスサークルはあるはずなのに…笑

一瞬逸れましたが、

トレーニング終了後の子供に、お馴染みの初老のおじさんが、

「いつも頑張っとるな。これをあげるよ」

と、チョコを渡していました。

確かにおじさんの気持ちもわかります。

土に霜が張っている日も、寒桜が舞い散るほど風が強い日も、今日のような雲一つなく、朝から太陽が降り注ぐ日も、毎日毎日、

キックとパンチを繰り返しているんです。しかも、ミットへと劇的な進化を遂げているんですから。

そりゃ、応援したくなりますよね。

他に、そんな早朝から頑張っている子供の姿なんて見たことがありません。

人と違うことをやることは、目立つな。応援されやすいんだな。

なんてことを気づかされつつ、

改めて日々の積み重ねのパワーを感じました。

マジで、犬かきor猫パンチでしたからね。

彼が、どこまでこれを続けるのか?は分かりませんが、お父さんが受けきれなくなる日を楽しみにしちゃいます笑

微差の積み重ねは絶対差

「元」猫パンチの子供に勇気を貰いました。

 

翻って、私が毎日やっていることと言えば、「記行」であるこのブログ。

この二か月でどれほど進化したのか?

確かに、書く筋肉=「記行」筋は、実感も観測もしにくいものです。

でも、続ければ続けた分だけ発達するもの。

久しぶりに会った友人に。

「中田、ブログ頑張っているね。猫パンチから脱して、ジャブくらいになったんじゃないか。

パンチが重くなったね

なんて言われる日を薄っすら楽しみに、今日もペン(拳)を握り締めるのです。
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【今日のうねり】
微差の積み重ねは絶対差を生む。
キックやパンチのような物理的な動作や筋力の発達は、その実感も観測もしやすいものだ。
一方で、書く筋力=記行筋は実感も観測もしにくいもの。だからこそ、皆が伸ばしにくいものでもある。でも、やりつづければ、鍛え続ければ必ず発達するもの。
日々、鍛え続けるのだ。鍛えたものしか世界があるのだから。