妄想から5分後の巻き込み事故。

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令和3年3月19日  今日もクルクル通信931号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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一昨日の夜、電通時代の大先輩から電話を頂きました。

ご相談頂いた件について、一通りお話をさせて頂き、そろそろ電話を終えようかという時に、

「今さ、めっちゃ妄想してることがあるだよ。

やっぱ妄想からしか始まんねーじゃん。

あの時もそうだっただろう?(ご一緒した仕事)

この妄想がもう少し具体的になってきたら、相談、乗ってよ。またな」

と、先輩が仰いました。

電話が切れてからも、

「妄想からしか始まんねーじゃん」

その一言が妙に心に残っていました。

確かに今まで、「これは楽しかった!良い仕事だった!」って思う仕事の多くが、いやいや、その全てが、妄想や思いつきで始まっていたんですよね。

「こんなことできたら、面白くないですか?」

「それ、いい。いいよ!やろう!」

「やります?こんな感じですかね?」

なんて言いながら、喫茶店のペーパーナプキンに、そのアイディアを書いたことから始まった仕事もありました。

そんなことを思い出していたら、

「やべ、妄想であの人に負けたらどうしよう?

次の連絡をもらう前に、こっちから、でかい妄想話を持っていかないとダメだろ!」

なんて、謎な、無駄な?対抗心が芽生えていました。

半分冗談で、半分本気です笑

 

昨日、沢木耕太郎のエッセイを読んでる時に、突然、妄想が舞い降りてきました。

ちなみにそのエッセイの内容とは全く関係ありません。

「えっ、これ、おもろいんじゃね!?いや、ちょっと待て。できんのか?そんなこと?でも、できたら超おもろいんじゃねーか?」

根拠はあるようで、全くなし。

でも、一度心に沸いた妄想は、留まることを知らず、スティーブンセガールの「暴走特急」のごとく、脳内を駆け巡ります。

とりあえず、ノートに書き出して、なお興奮が止まりません。

すると、誰かに、これを話したくなってウズウズしてきました。

そして、電話を取りだして、あの先輩に電話をしました。

これでお電話するなんて、ノリにもほどがあるだろ?失礼じゃね?

と内心思いながらも、「ツツツ」という呼び出し音を聞いている、私。

「まあ出なかったら、それまでだろ!」って、一瞬で開き直っていました笑

「どうも」

(電話が繋がった!)

「度々お電話すみません。今お時間よろしいでしょうか?有難うございます。

昨日、先輩が妄想を膨らましてるって、仰っていたんで、妄想つながりで、今、私が妄想を膨らましてることを聞いてもらえませんでしょうか?」

なんて、わずか5分前に思いついたくせに、あたかもずいぶん前から、温めていたような口ぶりです。

「おっ、全然良いよ。でも、ちょっと忙しいんだよな。来週この時間は?」

「もちろん、そこでも大丈夫です…」

しかし、この話したい衝動が抑えきれず、口から出てきた言葉は、

「明日、難しいでしょうか?オンラインでも全然大丈夫なんですけど、いかがでしょうか?」

なんて無茶な押しの一言でした笑

「昼時だったらいいよ」

「まじっすか!有難うございます。私は何時でも大丈夫です!」

「そうだな、明日は出社日で…ちょい時間が読めないんだが」

「明日、会社にいらっしゃるんですね。じゃあ、会社までお伺いしますよ」

「いいね、じゃあ昼めし食うか、それで」

「有難うございます!」

ということで、妄想からわずか5分後に、それを膨らませるために大先輩を巻き込んでしまっていました笑

(そして、これはその直前に書いています)

ノリにしても、強引なところもあるんですが…いいんですよ。我々の中には、

 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。

という「電通鬼十則」が流れているのですから笑

こんな巻き込み事故は?を頻繁にやっているんですよ、ぶっちゃけ。

とりあえず、思いついたこと。妄想が膨らんでテンションが上がったことは、

それに関係ありそうな人に、とにかくすぐ話す。

話して盛り上がるんだったら、次の行動に移る。

行動してダメだったらすぐ畳む。

そんなことの繰り返しです。

妄想も思いつきも、自分だけで閉じている限りは、妄想のまま。

実際に行動しないと動き出さないのですから、とにかくすぐ動く。

この瞬発力が大事なんです。

どうせそんな妄想から、実際に形になることなんて、10に1つなんてありません。100に1つあるかどうか。

打率は1分もないんです。あっ、私の場合はですけど笑

超絶低いっすね、でも、それでいいんです。

元々、打率で勝負していないんですから笑

その昔、実施した「100人プロジェクト」で、はっきり言われましたからね。当時のクライアントから。

「中田さんには、打率は期待していないんで」って笑

ダメで元々。「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる作戦」しかないのです。

 

こんなことを書いていると、

「妄想・思いつきだけで、仕事ができるわけじゃないだろう!」

なんて、至極真っ当なツッコミを受けそうですが…

仰る通りです。

人を巻き込み、実際にプロジェクトとして形にしていくためには、

あたかも、それが論理的に組み立てられていたかのような顔をして、ストーリーとして語らなければならないのです。

つまり、起点は妄想だったとしても、それを他者及び自分も納得させるようなストーリーや論理を組み立てることができなければ、プロジェクトにはならないのです。

 

大学受験の時、恩師の加藤先生が作った、

目次は前にあり。満足は後から。

という造語?呪文?で、contentという英単語の意味を覚えました。

これをモジって言えば、

妄想は前にあり。論理は後から。

なのです。

この順序で突き進むから、誰もが震える、contentsを作り上げることができるのです。
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【今日のうねり】
新しい何かは、思いつき・妄想から始まるのです。
妄想は、自分の頭で考えているだけでは、本当に妄想で終わってしまう。
それを妄想で終わらせないために、実際に行動する。人を巻き込む必要があるのだ。
これを速攻で行う。
ダメで元々。打率は1分にもみたいなのだから、どんどん行動していくのだ。
もちろん、それを実際にプロジェクトとして世に出していくには、妄想だけではだめだ。
そこには、他者と自分を納得させる、論理やストーリーが欠かせない。
妄想は前にあり、論理は後から。
そうやって、コンテンツが生まれるのだ。