「これじゃないんだとしたら、なんなんだ?」って、追い求めているか?

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令和3年3月22日  今日もクルクル通信934号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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20年ぐらい前から、ニートという言葉を聞くようになりました。

ニートとは、Not in Education, Employment or Trainingの略で、就学も就労(職業訓練)もしていない、15-34歳を指します。

当時は、こういった若者を、「無気力・やる気なし」と捉える風潮があったように記憶していますが、

これは個人の問題とより社会の問題と捉えることができないか?

ということを作家の村上龍さんが言っていたように記憶をしています。

(記憶違いであったらすみません。当時、彼の書籍を読み漁っていて、かなり影響を受けていました)

どういうことかと言うと、

戦後日本は、ずっと右肩上がりの成長を遂げてきました。

その日本においては、良い大学に入り、大企業に就職。そこで出世を目指す。

「一億総中流」という言葉もあったように、これが成功者のロールモデルとして植え付けられ、誰もがそれを目指していました。

ところが、20世紀末に山一證券の破綻を皮切りに、北海道拓殖銀行、長銀などの破綻。各銀行の統廃合による、メガバンクの誕生。などなど、立て続けに日本を揺るがす大きな事件が起こりました。

テレビをつければ、成功者。ロールモデルとされ続けた人たちが、ひたすらに頭を下げている様子が報道されている。

そういった、事件を見聞きしているうちに、

あれ、俺たちが、ずっとロールモデルって言われた人たちが、ああなっているけど、本当にあれでいいんだっけ?

嘘だったんじゃね?

だったとしたら、どうしたら良いのよ。

という疑問・不安が子供達の中に芽生え、目標を失った人たちがニートになったのではないか?

というものでした。

その後、日本の多くの企業でもリストラが敢行されるようになり、大企業に入れば、終身雇用が約束され、一生安泰。というロールモデルはさらに崩れ去っていきました。

このような社会変化を受けて、

世の中には数多くの仕事がある。「好き」でそれを選んでも良いのではないか?

ということを狙って、村上龍さんは2003年に「13歳のハローワーク」を出版しました。

これが100万部を超える大ヒットとなりました。当然、買いました。

アマゾンで、書籍の紹介文を調べてみたら、
===
「いい学校を出て、いい会社に入れば安心」という時代は終わりました。好きで好きでしょうがないことを職業として考えてみませんか?
===
とありましたよ。

好きで好きでしょうがないこと

って、めちゃよいですね。

2006年に出版された、「盾(シールド)」という本も一緒に読みましたね。

自分で自分を守るしかない。生き抜くためには盾が必要だ。

というメッセージで、かなり考えさせられたことを覚えています。

 

あれから20年の月日が経ちましたが、ニートという言葉はほとんど聞かなくなりました。

大企業信奉は引き続き根強いですが、当時はあまり聞かなかった「ベンチャー」もかなり志向されるようになりました。

副業やテレワークも当たり前となり、まさに働き方は多様化し、時代はだいぶ変わりました。

20世紀は服装が権威の象徴だったが、それが崩壊し始めている。

と、昨日のブログで書いていたら、この村上龍さんの話を思い出したんですが、

ニートが社会の問題というと、確かにそうかも?と思いつつ、かなり過保護かも?

とも感じてしまいました。

確かに、幼い頃から追っていた、ロールモデルを信じることができなくなった、というのは大きな問題だったかもしれません。

でも、そうだったとしたら、

「これじゃないんだとしたら、なんなんだ?」

って、1人1人が追い求めなきゃいけないですよね。

人生は一度きり。人は、一人一人違うのだから。

自分だけのロールモデル、お手本を自分で探さなきゃならないのです。

ただ、これと巡り会うのが大変。場合によっては、何年もかかるんですよね。

中国のことわざに、

三年勤めて学ばんよりは三年かけて師を選ぶべし

という言葉があるらしいですが、

師匠やロールモデルに巡り会うには、少なくとも3年はかかるってことなんですよね。

で、ここでまた登場する問いが

果たして3年が長いと捉えるか?短いと捉えるか?

ということです。

多くの人が、「長い」と思ってしまうのかもしれませんが。

でも、私はどう考えても、「短い」って思うんです。

だって、

師匠と巡り会い、そこから学んだことから得ることができる波及効果がデカすぎるから。

3年で済むんですか?お釣り、めっちゃあるじゃないですか?って感じですよ。

ましてや人生100年時代って言われる、今、3年なんてたかだか3%に過ぎません。

そこからパクリ続けて追加で3年ないし5年。多く見積もったとしても、合計10年です。

僅か10%で、残りの70%(学生時代の20年は差っ引く)が、劇的に豊かになるとしたら、超お得っすよね。。

まだ、巡り会っていないとしたら、大至急探すべきだと思うんですよね。師匠を。ロールモデルを。

 

さて、今日からいよいよ緊急事態宣言が開けます。

いい感じで桜も開花し始めています。

人との出会いを求めて、ガンガン行動していこうじゃありませんか。
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【今日のうねり】
人生は人との出会いで決まる。
中国のことわざに、「三年勤めて学ばんよりは三年かけて師を選ぶべし」とあるらしいが、師との出会いは豊かな人生には欠かすことができない。
その波及効果を考えれば3年なんて短い。安すぎるものだ。
人生は行動あるのみなのだ。

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