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令和3年3月23日 今日もクルクル通信935号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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小学校の友人に、
「リセット野郎」
がいました。
なんだそりゃ?って感じなんですが、こいつはこんな奴です。
例えば、「ストリートファイターⅡ」といった格ゲー、「エキサイトステージ」や「スーパーフォーメーションサッカー」といったサッカーゲーム。あるいは、マリオカート。などなど。
対戦ゲームで遊んでいる時に、自分が負けそうになると、隙を見てファミコン本体のリセットボタンを押す。
それを駆使して、その勝負を「なかったこと」に、再選を繰り返す奴です。
特に、賭けが発生しているような、大事な一戦になればなるほど、このリセットを巧みに使ってきました。
まあ、「賭け」といっても、おやつに出してもらったケーキやジュース。駄菓子屋で100円分くらいの駄菓子を奢るとか、そんなレベルですが。
当然、リセットされた方は、キレますね。
「おいおい、ふざけんなよ!はい、俺の勝ちね!」って。
ところが、リセット野郎は演技派で、
「まじごめん!一生のお願い。泣きの1回。1回だけ、いいだろ。頼む!」
って、泣き落としにかかってくるんです。
「こいつ、恥も外聞もないのかよ。仕方ないなー」とか言いながら、こちらもその泣きの一回を飲んでいました。
その泣きの一回もこちらが勝てば問題ないのですが、負けると結構揉めるんです。
しかもこういう奴に限って、勝った時には、鬼の首を取ったようにデカい顔をしてくるんですよね。
「もう一度やって欲しいか??なら土下座しろ!」なんてことを言ってきたりして…
こちらもかなり不快になりつつ、土下座をして再戦。
そんなことを繰り返しながら一緒に遊んでいました。
先週、桜が一部満開の公園で、夕飯を食べていました。
時刻は15時15分。
公園は、幼稚園児とそのお母さんに加えて、下校後、公園に出動してきた小学生たちで、溢れかえっていました。
一席だけ空いているベンチを発見し、そこに座り、カバンからお弁当を取り出しました。
お弁当と言っても、ゆで卵×3個ですが笑
そんな時間に、子供たちに交じって、ゆで卵だけをひたすら食べ続けている、おじさん(私)。
隣のベンチに置いてある荷物を取りに来た子供や、ベンチを囲むように立ち話をしているお母さんたちが、やや奇異の目で私を見ているような気がしました。
一体このおじさん、こんな時間に、一人でなんでゆで卵ばかり食べているんだろう?
って。
帰宅後、この話を妻にしたところ、
「いや、自意識過剰にも程があるんじゃないの。誰も見てないから」
と一言言われました。
あー、確かにそうかもしれません笑
新しいチャレンジをする時は、とにかく手数が重要です。
100回やって1回当たるかどうか、千三つですよね。
「どうせほとんど当たらない」を前提に、行動しまくるしかありません。
でも、そうとは分かっていても、
あれもこれもやって、あれもこれも、なかったことにしていたら、
「あいつは一体何をやっているんだ?この前言っていたことと全然違くね?ダイジョウブ?」
なんて、周りが思うんじゃねーか。
そんなことを思って、フットワークが落ちてしまうことがあるかもしれません。
いえいえ、ダイジョウブです。ご心配は無用です。
誰も見ていないのですから。
なので、「リセット野郎」の如く、恥も外聞も捨てて(というか最初からそんなものはない)、ダメならどんどんリセットしちゃえばよいのです。
幸いなことに、人生というゲームもファミコン同様、何度でもリセットができるのです。
泣きの一回ではなく、泣きの10回でも100回でも1,000回でも、望みさえすればできるのです。
しかも、リセットした時のデータというのは、トライした本人の内部だけには保存されるんです。外部の人からは消えてなくなるのに。
(これが重要)
その自分にだけ保存されたデータは、次のチャレンジに活かすことができるのです。
だから、「ダメならリセット」を繰り返していれば、勝率が上がっていくはずなのです。バーチャルのゲームとは違って。
「クロノトリガー」という名作RPGがあります。
このゲームには、一度クリアをすると、そのクリアしたデータを維持したまま、ゲームを最初からプレーすることができる、「強くてニューゲーム」と呼ばれる機能があります。
これに倣えば、
人生は、一度もクリアをしたことがなくても、チャレンジをしてリセットする度に、「強くてニューゲーム」ができる、と考えることができそうです。
そう考えたら、クリア率が高そうな気がしてきませんか?「リセット野郎」になるのです。
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【今日のうねり】
人生は、何度でもリセットができる。バーチャルゲームはリセットした時のデータは消えてなくなるが、人生はなくならない。自分にだけは格納され続けるから、その経験をそのまま次に生かすことができるゲームなのだ。
だから、ダメならリセットを繰り返すことで勝率を上げることができるのだ。
これはクロノトリガーの強くてニューゲーム状態と一緒だ。
どうせ誰も見ていないのだから、ガンガントライして、ガンガンリセットする。リセット野郎になればよいのだ。