シャワー・カーテンはバスタブの内側に。些細なことが重大なこと。な世界。

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令和3年3月24日  今日もクルクル通信936号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨晩はスタミナ苑のマコさんから、お誘いを頂き、新宿の串焼きの名店「鳥茂」にご一緒させていただきました。

マコさん(とそのご家族)、大分で焼肉屋を営む、弟子の木原さん。昨年、ラーメン部門でミシュラン・ビブグルマンを獲得した、「神保町黒須」の黒須さん。

そして、そこに飲食店とは全く関係のない、私。というメンバーでした。

鳥茂さんは、現在の店舗に移転される前に何度かお邪魔をさせて頂いていたのですが、新店舗ではお初でした。

大変に美味だったことは言うまでもなく、大将の酒巻さんもめちゃステキな人で、

めちゃめちゃ楽しい、緊急事態宣言明けとなりました。

 

そこで、こんなことがありました。

(注:我々は、焼き場から離れたテーブル席を利用していました)

何を食べても美味しいので、串が配膳されるなり、私は貪るように食べていました。

食べ終わって、ふと隣に目をやると、黒須さんがいません。

彼の席には、アルミホイルでカバーされているお皿が置いてあります。

「むむむっ、一体これはなんだ?」

「別メニュー?もしかして、こっそり頼んだの?」

だったとしたら、俺も食べたいんだけど…」

なんてことを考えてしまいます。

どうやら、食べ物を前にすると、自分のことしか一切考えられないようです笑

黒須さんが席に戻ってきて、

「何ですか?これ?」

と言いながら、そのアルミホイルを開けました。

すると、開けてびっくり、

私が貪り食べてしまった串が入っているじゃないですか。

そうなんです。離席している間に、温度が下がらないように、お店の肩がアルミホイルでお皿をカバーをしていたんです。

当の黒須さんは、

「あー、そういうこと。いやー、この気遣いはすごいっすね、感動するわ」

と言いながら、串にかぶりついていました。

すると、マコさんも

「こりゃスゲーな。でも、こういう所なんだよな、料理ってのは。

気遣いで決まるんだよなー」

と、しみじみ仰いました。

いやー、マジで痺れましたよ。

これぞ、プロフェッショナルの気遣いですよね。

気遣いとは、かくあるべし。

というお手本そのものを見せつけられました。

 

「シャワー・カーテンはバスタブの内側に入れておくように」

これは、ヒルトンホテルの創業者コンラッド・ヒルトンの言葉です。

しかも、91歳でこの世を去る時、臨終の床でこういったと言われています。

「気遣い」ということを思うと、この言葉をどうしても思い出してしまいます。

(どうやら、シャワー・カーテンはバスタブの内側に入れるのがマナーのようですね)

最高のホスピタリティを提供するためには、このような「些細な」気遣いができるかどうか?で決まるんですよね。

神は細部に宿る。

なんて言葉もありますけれども、プロフェッショナルの世界では、こういった「些細なこと」でしか差がつかないのかもしれませんね。

いや、常人が「些細なこと」だと思っているだけで、その世界では「重大なこと」と言った方が正確かもしれません。

その世界に出るためには、相当な鍛錬が求められることは間違いありません。

でも、その些細で深遠な世界にこだわることができるプロフェッショナルを目指していくのです。

本当に素晴らしい時間を有難うございました。
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【今日のうねり】
神は細部に宿る。シャワー・カーテンはバスタブの内側に。という言葉があるように、大切なことは些細なことなのだ。
いや、それが些細なことだと思うのは、常人だけであり、プロフェッショナルにとっては、重大なことなのだ。これがプロフェッショナルの世界なのだ。
その世界に出るには、相当な鍛錬が求められるだろう。
だが、それを目指してやり続けるしかないのだ。