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令和3年4月9日 今日もクルクル通信952号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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ここ数日は少し肌寒いですが、今朝も気持ち良く散歩をしていました。
すると、同じく散歩中の方から、突然話しかけられました。
「いよいよだなぁー、もう来週から北の丸公園は散歩できないよ。
(15日以降、オリンピックに向けた本格的な準備に入るようです)
いやー、でもオリンピックなんかやってる場合じゃないだろ。
一流のアスリートほど来ないし、やるだけ無駄。赤字だよ。大赤字。
変異種もあるし、どうすんだよ。東京が世界から隔離されちまうよ。
役人も政治家も、本当にダメだな。何もしねえぞ。このままだったら戦争の時と同じ。苦しむの国民だよ。
アイツらに日本は終わらされちまうよ。
っていうか、橋本聖子も偉そうにしているらしいぞ。
これも安倍さんのお友達人事。森さんもまだまだ力あるみたいだし。
菅もだめ。結局、番頭だよ、彼は。
てか、オリンピックのチケット持ってる?
開会式のチケットなんか持ってたら大変だよ。
あれ、返金してくれないんじゃないか。30万どーすんだよ。ああ、当たらなくてよかった。」
何も返す言葉がなく、ただひたすら頷くばかりな私。
こんな言葉を浴びてるうちに、徐々に体が汚染されていくのを感じます。
「そういえば、お兄ちゃん、俺、詩を作ったんだよ。」
「う、うたですか?」
「あれ、何だっけな、ちょっと待ってくれ。
(おもむろに、ポケットに入っている携帯を取り出しながら)
俺ね、メル友が50人ぐらい送るんだけど、みんなに送ったんだよ。
まぁ、見てくれよ。
(携帯画面を見せながら)
な、良くできているだろ?」
「お見事ですね!」
「だろ!」
その歌は、彼が私の語った内容が要約されていたものでした。
オリンピックはやるだけ無駄。
そんなことよりも、はよワクチン出だせよ、役人。
そんな感じです。
「確かに大変ですよね、どうするんですかね…そろそろ失礼します」
立ち去るタイミングをずっと伺っていましたが、「ここしかない!」ってことで切り出しました。
彼と話した時間は、わずか3分ぐらいだったと思いますが、30分くらいな感じすらしました。
冒頭から、徐々に徐々に体が汚染されていくような気がして、やたら長く感じてしまいました。
底なし沼に体が飲み込まれていくような感覚です。
後5分も話を聞いていたら、体全体が飲み込まれてしまって身動きが取れなかったことでしょう。
それにしても、こんなに天気の良いあさイチのネタがコレですから、
彼の頭の中は、この各種批判で、脳内が占拠されていることでしょう。
会う人会う人に同じ話をしていることでしょう。
「脳内言語の結晶」ともいうべき、詩をそのネタで作り、それをメル友に送っているくらいなのですから。
でも、なんでこんなに国の批判が多いんですかね?
私は、そんなことが頭に浮かぶことなんて、ほぼミリもないんです。
大変失礼ではありますが、
暇なんですかね?
ワイドショー見て、週刊誌読んで。ゴシップネタにまみれる余裕があるってことですよね。
そうでなければ、あさイチの会話に、これが出てくるなんて考えられないのです。
いや、それが仕事。それが人生の楽しみという人がいましたら、申し訳ございません。
私には理解ができないというだけです。
去り際にこんなことも言っていたんです。
「まあ、俺たちみたいなおじさん達はもういいけど、若い子達は大変だよねー」
おじさん達?達って俺も含まれている?もしかして?勘弁してください。ってマジで思って、
「いやいや、何言ってんですか。私はまだ充分若いです」
「何歳?そうか、後20年は働けるな」
「いや、あとは40年、いや50年は働きます!」
「ほー、大したもんだ。頑張ってくれ」
出会い頭の会話のネタとして、自分が口にすることって、直近で、最も頭を占拠していることが多いですよね。
そうだとすれば、ネガティブな話題が登場する人は、日ごろからネガティブなことを考えているし、
批判が出る人は、いつも批判前提。
他責思考な人は、いつも他責思考ということです。
逆に、ポジティブな話が多い人は、いつもポジティブってことだと思います。
妄想話が多い人は、いつも妄想しているのです笑
出会いがしらのネタは、脳内言語が丸出しになりやすい
んです、きっと。
しかも、このネタのチョイスって、無意識で行ってしまうから怖いと思うのです。
(打ち合わせのマクラであれば、コントロールはしますが、そういった場合ではなく、あくまでカジュアルな場の前提です)
無意識だからコントロールが難しいし、そこにエラーがあったとしても自分で気づくことができないのです。
では、どうした良いのでしょうか?
一番間違いない方法の一つは、日ごろから、ネガティブなことを口にしない。
批判をしない。
他責ではなく、自責で生きる。
ということだと思います。
普段からそういう姿勢で臨んでいれば、出会いがしらであったとしても、無意識にポジティブな言葉が口から出てきますから。
もし、それができたとしたら、いつ、どんな時に誰と会ったとしても、相手を汚染することはないでしょう。
むしろ、話をした相手を元気にすることができる、浄化することすらできる。
存在自体が、アロマディフューザーになれるのです。
それを目指して、自責の人であり続けるのです。
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【今日のうねり】
初っ端の会話は、脳内言語が最も表出しやすい場所だ。
いつもネガティブなことを考えている人は、ネガティブなことを口走り、ポジティブな人はポジティブなことを話す。
無意識だからコントロールができない。無意識だから、気づかないうちに相手にネガティブなことを言っているかもしれない。相手を汚染してしまうかもしれない。
そうならないためにも、日ごろからポジティブな言語を回し続けるしかないのだ。
ポジティブな人は時に相手を元気にすることができる、浄化できる。
アロマディフューザーのような人は、自責であり続けるのだ。