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令和3年4月24日 今日もクルクル通信967号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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久しぶりにコンビニで買い物をしました。(いや、買い物をすることができました!笑)
何を買ったのか?
「野菜一日これ一本 Light」です。
これ、ご存じですか?
昨年の夏にリリースされた、カゴメの新商品です。
その昔、私は、オリジナル商品である「野菜一日これ一本」の超ヘビーユーザーでした。
一日に、1本どころか2,3本飲むことすらありました笑
それでは飽き足らず、ペットボトル版の「野菜一日これ一杯」も箱買いをして、オフィスのデスク下に置いていたこともありました。
これほどまでに愛飲するようになった野菜ジュースですが、高校生の時の私は、飲むことが許されない身体でした。
以前も書いたことがありますが、当時の私は、怪我して、それを治すために糖質制限生活を余儀なくされました。
ただ、初めて、
甘いものを食べるな。炭水化物はとるな。糖質は摂取するな。
そう宣告された時は、
「この人、マジで何言ってんだ?正気か?無理に決まっているだろ!」
って思いましたよ。さすがに。
18歳の私は、受け入れ難くて反論をしたんです。付け焼刃の知識で。
「糖質がないと、頭が働かないんじゃないんですか?
糖質はエネルギー源なんですよね?食べなかったらパワーが出ないんじゃないんですか?」
って。
すると、先生は、
「この帰りに、スーパーでもコンビニでも良いから行って、野菜ジュースを手に取ってみてください。そして、成分表示を見てごらんなさい。
何が一番入ってるか?自分の目で確かめてごらんよ」
と言いました。
言われた通りに、帰宅途中にコンビニに行って、野菜ジュースの成分表示を見ました。
「えっ、マジで?」
その時の衝撃は今でも覚えています。
100gあたりの糖質量が30gを超えてたんです。
幼い時から、母親から口酸っぱく、
「野菜を食べなさい。体に必要な栄養が一杯入っているのよ。ビタミンとかカルシウムとか」
なんて、言われ続けてきましたから、にわかに信じられませんでしたよ。
もちろん、野菜ジュースには、食物繊維もビタミンもマグネシウムもβカロチンも含まれてはいます。
でも、糖質に比べたら圧倒的に量が少ないんです。
そもそも、単位が違うんです。
糖質はg表記ですが、他の栄養素は㎎だったり、μgだったりするんです。
(μgって単位を知ったのも、この時だったと思います)
「野菜には栄養が一杯含まれている」って言われても、糖質の1/10とか1/100しか入っていなかったんです。
いやー、ビビりましたよ。マジで。
結局、先生が言いたかったことは、
炭水化物やお菓子を食べなくても、十分に糖質を取ることはできる。野菜を食べたって、一番含まれているんだから。
それらをきちんと食べておけば、わざわざお米やお菓子なんて食べなくても、大丈夫。
さらに、食べるってことは、(当時の私の身体にとっては)過剰に摂取するってことになるんだよ」
ってことでした。
この「成分表示」という事実は、強烈でした。めちゃ説得力がありました。
だって、数字で示されているんですもん。
今まで自分が思ってきたことが、文字通り「思い込み」だったってことを突き付けられましたからね。
その日から、仕方なくというか、その揺るぎない事実を受け入れ、糖質オフ生活を始めたのです。
おかげさまで、これ以来、商品を手にするときは、
ボトルのデザインや味とかをそっちのけで、何よりもまず、原材料表示と成分表示を見るようになってしまいましたよ笑
この商品、何でできてんの?
どんな栄養素が含まれているの?
って。そればかりが気になるようになってしまいました笑
ちなみに、本日飲んだ「野菜一日これ一本 Light」は、オリジナル商品と比べて、糖質50%オフ!
ということで、かなり「野菜ジュース度」が高まっていました。
甘さがほとんどありませんから、決して飲みやすいとは言えませんが、
糖質を抑えつつ、その他の栄養を確保したいという人には良いかもしれませんね。
ちなみに、ビタミンやマグネシウムなどの栄養素をg単位で摂取するは、むしろ過剰摂取になる。ということを知ったのは、かなり後のことです。
その知識があれば、当時受けたインパクトは多少弱まっていたかもしれません笑
人間は、どうしても、思い込みや先入観に縛られてしまうものです。
自分のそれと反するような事象に出くわしたときは、頭からシャットダウンしようとしてしまうものです。
でも、受け入れるor受け入れないというジャッジは、後からでもできますから、
まずは、数字などの客観的なファクトにきちんと目を通す。
という姿勢や意識はあった方が良いのでしょう。
些細な思い込みによって、大きな損失を被ることがあったとしたら、勿体なさ過ぎますからね。
※ちなみに、野菜ジュースが飲めるようになったのは、糖質制限生活を始めた頃は、4年後くらいだったと思います。怪我も治り、体質が改善されるのに、それくらいの月日がかかったということです。