「世界で一番幸福な金メダル」を噛み締めてみる。

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令和3年4月26日  今日もクルクル通信969号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨日は、「世界に3人とか」の奇病に打ち勝ち、総理大臣にまで上り詰めた、池田勇人の半生に触れつつ、

人生をマラソンに例えた佐藤栄作総理の話を紹介しましたが、今日も続けます。

しばしば、人生はスポーツに例えられることがあります。

ある人は竹下登のように、マラソンに例えることもあるでしょうし、

またある人は競馬に例えることもあるでしょう。

あるいは、ゴルフに例える人もいるかもしれません。

第4コーナーに差し掛かるまでは、ずっと最後尾。前線は混戦しているし、まあこのままだと、まず優勝はないだろう。

誰もがそう思っていた矢先に、第4コーナーで先頭の馬が骨折、ジョッキーが落馬。

それに後続の馬が巻き込まれ、次々に転倒。

しかし、遥か後方にいた、池田勇人は、その事故に巻き込まれることがなかった。

気付くと、目の前に広大なスペースが広がっていて、最後の直線を一気に駆け抜け、優勝を手にした。

競馬で池田勇人の半生を例えるならばこんな感じでしょうか。

ゴルフで例えるなら、

三日目を終えて、順位は、首位から7打差の25位タイ。

最終日は、朝から風もなく最高の天気に恵まれ、4日間でベストスコアの-4をマークし、首位と3打差でホールアウト。

とはいえ、まだリーダーは、2ホール目を終えたばかりで、このまま差は開いていく一方だろう。

そう思って、シャワーを浴びて、クラブハウスでテレビで後続のプレーを見ていた。

すると、急に天気が荒れ始めて、雨風に見舞われ、午前中とは比べ物ならないほどコース難易度がアップしてしまった。

これで上位陣が軒並みスコアを崩し、終わってみたら、リーダーも+5という大叩き。その他選手もスコアを崩すばかり。

結果的に、クラブハウスで待っていた池田勇人が優勝を手にした。

(「池田勇太」と誤読してしまいそうです笑)

そんな展開と言ったところでしょうか。

 

私には、決して忘れることができない、スポーツの試合があります。

それは、2002年の冬季オリンピック(ソルトレークシティー)の男子1,000mショートトラックです。

金メダルを獲得したのは、オーストラリアのブラッドバリー選手。

彼は、初めて金メダルを南半球に持ち帰った男になりました。

でも、彼の金メダルは、「世界で一番幸福な金メダル」とか、「棚ぼた」金メダルって呼ばれているんですよね。

確かに、その道中を見えれば、そういわれても仕方ないほどのラッキーが満載です。しかし、違反もない紛れもない立派な金メダルなんです。

準々決勝は、ビリでゴールインをするも、2位の選手が違反で失格。繰り上げで準決勝に進出。

準決勝も、やっぱりビリでラスト一周に入るわけですが、一人が転倒し、4位に浮上。最終コーナーで、あろうことか、2人が交錯し転倒。2位で決勝に進出します。

そして、迎えた決勝も、やっぱりラスト一周までビリ。しかも、ダントツのビリ。中継のカメラには彼の姿が映ってこないほどのビリです。

ところが、ここでも、奇跡が起こるんです。

最終コーナーで、上位の全ての選手が交錯、転倒。競う人がいなくなって、悠々と一位でゴールイン。金メダルを獲得するんです。

いやー、これを見たときはマジでビビりましたよ。

優勝候補の日系アメリカ人のアポロ・オーノと、韓国勢の戦いというのが、大方の予想でしたから、誰もブラッドバリーが勝つなんて思っていませんでした。

しかも実際に、圧倒的なビリ。でも、金メダルを獲得したんです。

あの転倒を見たときは、「まさか」って起こるだなって思いました。

なので、忘れられないのです。

さすがにこれは、実力以上に運による、金メダルなのかもしれませんが…でも、良いんです。

実力がなければあの舞台に立てないのですから、このチャンスをつかみ取ったのは、彼の実力と言ってよいと思うんです。

そんな名勝負?はこちらです。

 

どんな例えで表現しようとも、一つだけ間違いない事は、

人生は何が起こるかわからないということ。

何が起こるかわからないからこそ、自分にできるベストなパフォーマンスをし続ける。

これが勝利を手繰り寄せる条件だということです。

何が起こるかわからないからこそ、「適当で良いっしょっ」て人にはきっとチャンスは巡ってこない。

いや、巡ってきているにもかかわらず、それに気づかないのです。

 

これらの話って、運頼みじゃね?てか、むしろ人のミス頼みじゃね?

なんて言う人がいるかもしれません。

確かにそう言われればそうなのかもしれません。

でも、一流のプレーヤーだけが集まる世界においては、互いの実力差なんてほとんどなくて、そこでは決まらない。

僅かなミスや運が、勝敗を決する大きな要素になるのです。

だからこそ、その運を手繰り寄せるためにも、正しいフォームで実力を磨き続ける。

そして、虎視眈々とチャンスを窺う。この姿勢が大事なのです。
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【今日のうねり】
人生は何が起こるか分からない。
だからこそ、常に実力を磨き続けることが大事なのだ。
ましてや一流の選手だけがひしめく勝負の世界では、実力差など、そもそもなく、運や些細なミスが勝敗を決する大きな要素になるのだ。
正しいフォームで日々実力を磨き続け、虎視眈々とチャンスを窺い続ける。これがやり続けたものだけが勝利を掴み取れるのだ。

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