その「なりすまし」は、罪ですか。

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令和3年4月30日  今日もクルクル通信973号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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金品や心を奪う、「なりすまし」は犯罪行為ですので、ご遠慮願いたいですが、

自分を成長させ、世の中にも貢献できる「なりすまし」なら大歓迎。

「なりすまし」もすてたもんじゃない

って、昨日書きましたが、今日も続けます。

 

よくよく考えてみたら、仕事に従事しているほぼ全員が、「なりますし」をやったことがあるはずですよね。

誰もが、新入社員時代があったのですから。

例えば、会社組織に新入社員として入社し、研修終了後に、すぐにお客様を持ったとしたら、

お客様にとっては、そいつは「なりすまし」以外何者でもないですよね。

だって、何もできないのですから。

私は新卒で電通という大きな会社に入社しましたが、新入社員研修の時に、

「この名刺でご挨拶をした瞬間から、相手にとっては、あなたは電通です。新入社員かどうかなんて関係ありません。責任とプライドを持って行動してください」

なんてことをを言われましたが、まさにその通りです。

名刺の肩書に「新入社員」って書いてある訳じゃないですからね、

お客様にとっては、新入社員の担当者は、電通であり、取引先なのです。仮に何もできなかったとしても。

(当時の電通には、「新入社員」と書いてある、研修用の名刺がありましたが笑)

だから、お客様から

こんなことをやりたいんですけど…提案貰えませんか?

こういう情報が欲しいんですけど?

あの商品のことをもっと詳しく聞きたいんですけど?

と言われたとしても、「分かりません」では済まないのです。たとえ、分からなかったとしても、

「確認して折り返しご連絡します」

でも。

「いつまでに、ご入用ですか?それまでに情報を整理してお持ちします」

でも。

「確か、〇〇という特徴があって、今の商品との違いは××です。念のため確認してからご連絡申し上げます」

でも、何でも構わない。とにかく、「分からない」ことを気づかれないように、その場を乗り切る。

会社に戻ってから、先輩や上司などに聞いて、そこで一生懸命学んで、

次の打ち合わせでは、あたかも、「最初から知っていました」って振りをしながら、お客様にご提案をするのです。

これって、完全なる「なりすまし」じゃないですか。

最初は、「なりすまし」。単なるプリテンダーであったとしても、それを続けているうちに、その者になれる日が来るのです。

その観点で言えば、身分不相応な「肩書き」というのは、自己を成長させる強力なツールの一つではないか?

とも言えそうです。

 

西川美和監督の『ディアドクター』という映画があります。

キャッチコピーは、「その嘘は、罪ですか。」。

地元で絶大な信頼を得ているドクターが、実は無免許?ということから物語は展開していく作品です。

ここでも語られている通り?誰もが最初は「なりすまし」だったのです。

たとえ、ドクターという資格がなければ就くことができない職業であったとしても、

「それになりたい」という気持ちさえあれば、誰でも「なる」ことができるのです。

コピーライターでも、音楽プロデューサーでも、代理店の営業マンでも、ルポライターであったとしても、それを語った瞬間から、それになることはできるのです。

問題はその者に「なり続けられるか」どうか?

なんですよね。

会社勤務であれば、言うても、「新入社員だから」と言って、大目に見てもらえるボーナス期間があります。

そのボーナス期間を終えた、良い年次になっているにもかかわらず、担当者によって「良い」or「悪い」があるとしたら、

悪い人は、その会社の人になり続けることができなかった人。

いつまで経っても「なりますし」の人なんです。

誤解を恐れずに言えば、これって会社を騙った、詐欺ですよ。

だって、肩書と実際に仕事のクオリティが見合っていないのですから。

そんな担当者に対しては、お客様は心の中で思っていますよ、

「本当に〇〇?ちょっとレベルが低いんだけど、詐欺?」

って。

ディアドクターの免許がなかっただけの名医「伊野先生」よりよっぽど悪いですよ。これは。

 

誰もが最初は「なりすまし」から始まります。

ただ、そのまま「なりますし」の「パチもので」終わってしまうのか、はたまた、「本物」になり変わっていくのか?

全ては、本人の努力次第です。そのギャップを埋めようと、必死で学び、行動し続けられるかどうか?

それにかかっているのです。

誰もが最初は「なりすまし」から始まるとはいえ、自分よりも、10歩も20歩も先の人間に「なりまそう」とするとちょっと無理があります。

そのギャップを埋めるのに時間もかかりすぎるし、自分も周囲の人もそのギャップに耐え切れなくなってしまいますから。

おそらく、半歩先1歩先の姿に「なりすます」のがよいのでしょう。

届くのか?いや届かないのか?それくらいの方が「なりすまし」のしがいがあるのです笑

『マリオカート』のタイムアタックにゴーストって機能があります?

他人のベストスコア時のカートがゴーストとして画面に登場して、それと競争するモードです。

あんなイメージでしょうか。

勝てるのか?勝てないのか?ギリギリの設定だから頑張れる。それと戦うから成長する。みたいな。

 

新入社員じゃなくとも、自分で意図的に「なりすまし」を活用しちゃいましょうよ。そして、成長していきましょうよ。

「なりすまし」の術を身につけようじゃありませんか。
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【今日のうねり】
誰もが最初は「なりすまし」から始まる。
最初は偽物なのだ。それを偽物のままで終わらせるのか?本物になることができるのか?
全て自分の努力次第だ。
とはいえ、あまりになりすます対象との距離がありすぎると、そのギャップに潰れてしまう。
ちょうど良いのは、一歩ないし半歩先くらいの「なりすまし」なのだろう。
「なりすまし」の術を身に着け、意図的に自らを成長させていくのだ。

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