「リング」の上で自由であるために。

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令和3年5月25日  今日もクルクル通信998号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨日は、大企業に勤務しながらも、副業でも大活躍をされている、大先輩と夕食をがっつり話をさせて頂きました。

さらっと書いてしまいましたが、これってすごいことですよね。

本業がありながらも、副業で自分のやりたいことも実現するって。

なんせ、この方は、副業で、書籍の出版や新聞への寄稿をするほどの活躍をされていますからね。

こんな「自由な」働き方ができるのは、本業で、長い時間をかけて、信用と信頼、そして、実績を積み上げてきたからだと思います。

決して、一朝一夕にできることではないでしょう。

本業を疎かにして、私はやりたいことがあるんで…なんてスタンスでは、誰からも応援してもらえないでしょうし、

副業で成果をあげることができるとは私には思えません。

本業あっての副業。

枝ぶりがしっかりしている樹木には、ぶっとい幹があるように、ベースがしっかりしている人にしか、本業と副業の両立はできないように思います。

そんな二足の草鞋をバシッと履いている方と、こんな話になりました。

働き方改革の流れなのか?

本業を疎かにも関わらず、副業をやりたい。

とか、

自分の仕事を全うしていないにもかかわらず、あれがやりたい、これがやりたい。

とか、

この仕事もあの仕事もやりたくない。

とか、権利ばかりを主張する人は増えているんじゃないかって。

もちろん、やりたいことがあるのはいいことです。

でも、例えば企業に勤務しているのであれば、それを着手する前に、まずは自分の役割を果たすこと。

それがあった上で、初めてどうしたら自分のやりたいことが実現できるのか?

という順序じゃなきゃおかしいですよね。

その順序じゃなかったら、「それ、会社と関係ないから辞めたら?自分で勝手にやってくれない?」って話になっちゃいますよね、普通。

繰り返しになりますが、目標があることはいいことです。

ただ、物には順序がある。間違ってもそれをはき違えちゃならないよってことだと思うんです。

 

その順序の中でも、一番最初に来る、最も基本的な営みが、日々のトレーニングです。

これは、本業だろうが、副業だろうが、関係ないでしょう。

沢木耕太郎さんは、『春に散る』というフィクションの中で、トレーニングについて次のように書いています。
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なぜボクサーがトレーニングをするのか?

それはリングの上で相手より自由になるためだ
(中略)
自分はまともにやらなかったが、勉強というやつも同じなんだろう、家で勉強しておけば、教室で自由に振る舞えるようになる。

なんでもそうだ。

トレーニングというものは、そこで輝きたいと思っているリングで自由になるためにするんだ。

沢木耕太郎『春に散る 下』より引用。
~~~

それにしても、

トレーニングというものは、そこで輝きたいと思っているリングで自由になるためにするんだ。

って、かっこよすぎですね。

自分の輝きたいと思う場所で自由を得たいのならば、徹底的にトレーニングあるのみなのです。

トレーニングをすることもなく、やりたい事だけ(=自由)を主張するなんてありえないんですよね。

お門違いなんです。

ボクシングの世界においては、世界チャンピオンの枠は、各階級ごとに一つしかありません。

とんでもなく熾烈な、椅子取りゲームです。

そこで最も自由になりたいと願うのであれば、想像を絶する、とんでもないトレーニングが求められるのでしょう。

まさにボクシングの世界は、「強いか?弱いか?」評価軸はこれだけです。ドラゴンボールと同じく戦闘力でしか評価がされない、厳しい世界です。

でも、ビジネスの世界は、評価軸はいくつもありうるので、色々な戦い方、輝き方があるのです。

先日もご紹介した、みうらじゅんさんの、

自分で新たな土俵=ジャンルを生み出せば、自分以外の誰も博士になれない訳です

という言葉がありますが、これは、

自分だけのリングを作ってしまえば、自分以外はチャンピオンになれない。

って解釈をしても良さそうです。

ただ、自分だけのリングを作るにも、誰よりもそれについて学び、トレーニングをし続けなければなりませんから、

結局、どんな世界であれ、やるしかないのです。

トレーニングをしているか?言うだけのことをやっているのか?

一日一回は、自らに問いかけていきたいところです。
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【今日のうねり】
トレーニングというものは、そこで輝きたいと思っているリングで自由になるためにするんだ。
リングはどこにでもある。理想を言えば、自分だけのリングを作ってしまいたいところだ。
それができさえすれば、人と争う必要もないし、自分だけがチャンピオンになれるのだから。
そのためにどうしたら良いのか?
徹底的なトレーニングをするしかない。日々を積み上げて行くことでしか、どんな世界でもチャンピオンになれないのだ。