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令和3年5月30日 今日もクルクル通信1003号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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毎日は選択の連続です。
朝起きて、「まだ眠いな、二度寝する??」から始まって、
「今日はどんな服を着ようか?てか、今日はどんなスケジュールだったっけ??」って予定を確認する。
「この打ち合わせって、何だっけ?やる意味あるんだっけ?飛ばしちゃうか?でも、それも悪いしなー」
なんて考えながら、意思決定をしています。
家を出て、駅の改札を通って、ホームに向かう階段を下りていると、自分が乗る方向の発車ベルが聞こえて、
「これ、ちょい走れば間に合うんじゃなねぇ?走るのはだるいよな…やめるか?でも、ちょっとでも早く行きたいから走るか?」
その後も、悩み、決めています。
『ドラクエ』や『ファイナルファンタジー』のようなRPGの主人公みたいに
バトルの度に、戦うのか?逃げるのか?攻撃するのか?守るのか?魔法かけるのか?
を選択しているのと同じ。
あるいは、『かまいたちの夜』で分岐の度に選択肢を選んでいるのと変わりませんよね。
なので、何も選択ってのは、
就学とか就職とか、結婚。引っ越しとか転職とか離婚。
みたいな、人生の節目となる大きなものだけはないんですよね。
昼飯を吉牛にするか?やっぱり、最近仕事がうまくいったから今半のすき焼き弁当にするか?
こんな小さなことまで、全部選択しているんです。
で、それを選ぶ度にエネルギーがかかっているんですよね。
なので、出来る限り、小さなことではエネルギーを使わないように、習慣とかマイルール(意思決定のルール)を設けることも大事なんですよね。
(この重要性は、あまりツッコまず、また別の機会にします)
こんな感じで、人生は選択で溢れていますけれども、その選択をテーマに、沢木耕太郎が編集した、『右か、左か』という文学作品選があります。
先日もご紹介しましたが、めちゃ良いんです。オススメです。
収録されている作品もさることながら、沢木さんが書いた「あとがき」まで素晴らしいんです。
作品を読み終えた段階で既に、これでもかってくらいパンチを打ち込まれ、ノックダウン寸前のボクサーになっていたところに、トドメのストレートを食らった感じです。
この作品のあとがきは次のように結ばれています。
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分岐点があり、それを目の前にして思い迷う。
思い迷った末にどちらかを選ぶ。
しかし、長い年月が過ぎてみると、どちらを選んでも結局は同じだったのかもしれないと思い至ったりもする。
「右か左か」ではなく、「右でも左でも」あったのかもしれないと。
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選択する時は、どれか一つしか選び取ることはできません。
もし、選ばなかった方を選んでいたら?ってことは、想像はできても、実際に確認することはできません。
(『かまいたちの夜』ではできますが笑)
なので、ここに書かれているように、「選んだ方で良かったんだよね」って思えるように、選んでから頑張るしかないってことなんですよね、詰まるところは。
もっと言えば、選んでからがスタート。勝負の始まりなのです。
もちろん、時には、「右にも左にも」納得ができない場合もあるかもしれません。
そんな時は、
兵に四路、五動あり
と、孫子が言うように、進退左右に加えて、黙然として動かない。というのも選択もあるかもしれません。
あるいは、「右にも左にも」も納得できない。前にも後ろにも行けない。留まることも許されない。なんて状況もあるかもしれません。
そんな時は、『魁!!男塾』に登場する、「男塾名物の直進行軍」ばりに、目の前がT字の行き止まりであろうと、ヤクザの事務所であろうと、巨大なハンマーでぶっ壊し前に進む。
自らの手で、第三の道を切り開くって方法もあるかもしれません。
Zibaの濱口さんが、ずいぶん前に、
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選択の法則。
AかBかの難しい二択に出くわしたら、AでもBでもないCを考えてT字路を十字路に変える。
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と、ツイートをしていました。これも、表現こそ、めちゃセクシーですが、やろうとしていることは、「男塾名物の直進行軍」なんら変わりませんよね笑
※直進行軍はこちらの第2話に登場します。
https://www.amazon.co.jp/%E9%AD%81-%E7%94%B7%E5%A1%BE/dp/B07GNWTJCL
結局のところ、人生は右か左かではなく、右でも左でも。前でも後ろでも、そこに留まるでも。
自分が納得しさえすれば、何を選択をしても良いのです。
選んでからが始まりで、勝負なのですから。
大事なことは今をやり切ること。今この瞬間も何かを選んで行動しているんですからね。
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【今日のうねり】
人生は選択の連続だ。右か左か?前か後か?留まるか?ありとあらゆることに悩むことも多いだろう。
でも、大事なことは、選んだ後にどう振舞うか?で、選んでからが勝負で、始まりなのだから、どれを選んでも良いのだ。自分が納得さえすれば。
今この瞬間をやり切るのだ、