続・トイレビジネスの知らない世界。

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令和3年6月2日  今日もクルクル通信1006号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「おはよう」

自分の仕事についてまだまだ語り足りなかったのか?トイレ清掃員のおじさんは、今日もご機嫌に話の続きをしてくれました。

「おじさんねぇ、もう71歳になるけど、やっと分かってきたよ。人間はねぇ、仕事をするのが一番だね。

この歳になるとさ、死んじゃった奴もいるし、もう何してんだか分からない奴っているんだよね。

もちろん、元気な奴もいる。そういう奴はみんな仕事をしてるんだよね。

別にフルタイムでやる必要はないよ。毎日少しでも良いから働くこと、これが何よりも幸せだよ。

おじさんは好きだから、週6日働いているけどね。

やっぱりねー、この仕事は良いよ、健康であればずっとできるから。

「トイレ掃除なんて…」って、思っている人はいるよ。

この仕事始める時にー、みんなに言われたもん。

「便所掃除やるの?大丈夫?それで食ってけんの?」ってね。

全然大丈夫だよ。

人がね、積極的にやらないからこそいいんだよ。そういう仕事にチャンスあるの。

むしろ、誰もがやっている仕事。誰がやっても同じ。なんて仕事はやっちゃダメだぞ

大きい声じゃ言えないけどさ、同じ掃除でもね、ゴミ収集の仕事。これなんてのは、誰がやっても同じ。トイレ掃除は違うよ」

「やっぱ、違うんすか?」

「そりゃ、そうだよ!!公衆トイレ行ってごらんよ。汚い、臭いところいっぱいあるだろ!

建物が新しいか?古いか?なんかどうだって良いんだぞ。

中が綺麗になっているか。臭くないか。清潔になっているか。これが大事なんだよ。

臭いところは、水撒いているだけだよ。そういう掃除をしている人もいっぱいいるよ。

でも、手を抜いちゃいけないよ。ちゃんと考えてやらないと。

差が付くから。手を抜いたのはすぐわかっちゃうから。

どうやったら綺麗になるのか?臭くならないのか?

どういう順番で掃除をするのか?

どういう順番でトイレに回るのか?

どうやったら早く終わるか?

自分で工夫できる。成長できる。そういう仕事をしないと。

やればやるほど上手くなるもんじゃないとさ、やっても面白くないだろ。

おじさんもね、たまに、公衆トイレを見て回るんだよ。

汚いところは汚いもんなー。

これは全部ね、清掃員の腕だよ、腕。

仕事をやる以上、プロにならないと。

クオリティの高い仕事をしないと。

お兄ちゃんもね、そういう仕事やんなきゃダメだよ。

おっと、ごめん、ちょっと偉そうになっちゃったね。

そろそろ行くよ。またねー」

そう言いながら、おじさんは、今日も愛車のヤリスで次の清掃場所へと向かっていきました。

 

どんな仕事であれ40年という長期にわたって成果を出し続けている人の話は、説得力がありますよね。

誰もやらないような仕事やらなきゃダメだよ。

これは、投資の格言、

人のいく裏に道あり花の山

っていう話と同じですし、

そもそもビジネスは面倒くさいことにこそチャンスがあります。面倒くさいことは誰もやりたがらないからです。

という、アイリスオーヤマの大山健太郎さんの言葉にも通ずるものがありますよね。

さらに言えば、深く険しい山の向こうにある大きな町があって、そこに商品を売りに行く、近江商人の話とも全く同じです。詳細はこちら

誰がやっても同じ仕事なんかやるな。

差がつく仕事をしなさい。

仕事のクオリティが上がるように、自分で工夫をしなさい。

って話もそうですよね。どんな仕事でも一緒です。

 

何も清掃員のおじさんと知り合いになったから言うわけではないですが、

確かにこの公衆トイレが、汚かったり、臭いってことはほとんどないように思います。

いつも清潔な印象があります。

「割れた窓」理論に倣えば清潔なトイレに入った人は、キレイに利用しようとします。

なので、

一旦キレイな状態を作ることができれば、どんどん掃除がラクになっていく

ってことがあるのかもしれません。まあ、これは単なる私の想像でしかないですが。

 

ところで、このおじさんは、とても71歳には見えないほどの若々しさがあります。

肌ツヤは良いし、いつもイキイキしていて、体中からエネルギーを発しています。

おじさんに負けじと、私も少なくとも80歳まで仕事をし続けようと思っていますが、単に惰性で続けていても意味がありません。

おじさんのように、若者に出会った時は、

「このおじさん、ちょっと暑苦しいないか。話長くねーか」なんて思われるぐらい、仕事について熱く語れるように、クオリティの高い仕事をしないといかんな。

なんて思うのです。
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【今日のうねり】
人のいく裏に道あり花の山。と言われるように、商売において大事なことは、人がやらないことをやること。
商売なんて、そもそも面倒くさいもの。にもかかわらず、そこから逃げていたら、誰かと同じ仕事をやるしかないのだ。
そこでは差をつけるのが難しいから、儲けることはできない。
人と異なることを受け入れる、勇気も大切なのだ。

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