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令和3年6月6日 今日もクルクル通信1010号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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花の金曜日、友人のお店は、緊急事態宣言中とは思えないほど大繁盛していました。
この宣言も、もう3度目。薬も服用し過ぎると効きづらくなったり、酒が飲めない人も飲んでいれば強くなる。みたいな感じで、ある種の麻痺状態になっている人も多いのかもしれませんね。
これが良いことなのか?はさておき、経営者の彼にとっては良いことには違いありませんが。
困っているかもしれないから、久しぶりに顔でも出すか?
なんて、私の余計な気遣いをだったのかもしれません笑
小腹が空いたので、カウンターで、彼の得意のパスタを食べさせてもらっていると、徐々にお客様が集まってきます。
当然ながら?1人の客は私だけです。
ところが、常連の女性が一人で飛び込みで来店してきました。
私の隣に通された彼女は、開口一番、「ビールお願いします、じゃなかった。ノンアルビールでお願いします」
注文の品が到着するや否や、のど越しがこちらにも伝わってくるのではないか?ってほどの良い飲みっぷりを披露してくださいました。
ひと段落したところに、友人から、
「中田さん、こいつに誰か良い人いないっすか?別れたばっかりなんですよ。結婚したいみたいなんです」
と言われました。
「うーん。いないこともないですけど…」
(左に座った女性の方を向いて)
「どういう人が良いんですか?これは外せないなぁみたいな条件ってあるんですか?」
「いやー、本当にそういうのないんです」
「本当ですか?例えば、料理人で日本料理屋の跡取りでもよいです?」
「ぜんっぜん、大丈夫です。でも、日本料理屋さんなんて、家柄が凄すぎて、うちみたいな普通の家は合わないです」
「いやまあ、例えばの話なんで。居酒屋とか焼肉屋だったら良いんですか?」
「はい、いいです」
「「店に入ってくれ!!」って言われても大丈夫ですか?」
「全然大丈夫です。手伝います!!」
「そうなんですね」
「あっ、でも、この店でこうしたいとか夢があって手伝ってくれっていうならわかりますけど、それがなくて、結婚したら女性は家に入るもんだみたいな考えでお願いされるのは嫌です」
「なるほどー。目標や夢の応援やサポートはいくらでもやるよってことなんですね。
ちなみに、45歳のハゲ。なんならデブでもいいんですか?」
「いやー、それはちょっと…」
「年齢はどうなんですか?」
「そうですねー、上は35。下は26位ですかね」
みたいな感じで、「条件なんてない」って言っていたものの、聞けば色々出てきました。
一方で、右隣には、左のシングル女子とは打って変わって、良い感じのカップルが楽しそうに話をしています。
このカップルもお店の常連さんのようで、友人が紹介をしてくれました。
(愛ある常連さんに囲まれている。これが友人の力ですよね)
自己紹介をし、他愛もない話をしていると、彼が、
「いやー、仕事に悩んでいるんですよね。雇ってください!!笑」
120%冗談をかましてきました笑
「いやまあまあ。例えば、どんなことをしたいとか、どうありたいってあるんですか?」
と一応質問させてもらうと、
「いやー、そうなんですよ、そこですよね。それが…」
そこから、しばし仕事話で盛り上がりました。
左隣の彼女は、恋愛(結婚)で、右隣の彼は、仕事で。それぞれ悩んでいました。
仕事はさておき、恋愛に関して、私がライトパーソンだとは思えないのですが…笑
どちらの悩みも、解決する糸口があるとしたら、例えば、
どういう結婚生活を送りたいのか?
どういう仕事をやりたいのか?
もっと言えば、どんな人生を歩みたいのか?
全ての制約条件を取っ払って、一回考えてみる。
ってことかなって思うんです。
この女性も、条件とか、どういう人が良いなんてのは、「ない」って言っていたのに、聞けば色々ありました。
もちろん、初対面の人に、仮にそれがあったとしても言いたくないってのもあったかもしれませんが。
条件って、結局、条件でしかなくて(当たり前じゃねーか)、何の条件か?って言えば、
自分の理想の結婚生活とか理想の人生の条件ですよね。
(条件と構成要素と置き換えても良い)
なので、その理想を自分の中で言葉にできていた方が、条件は定まりやすくなります。
例えば、「その理想を一回紙に書き出してみたらどうでしょうか?」なんて言おうものなら、「面倒くさい。恥ずかしい」なんて言われてしまいそうですが、
やったらやったで、だいぶラクになるとも思います。
頭の中で曖昧模糊としていたものが、視覚化されますからね。
ほら、よく言われるじゃないですか?
幸せになれない人ってどういう人か? それは自分の幸せが何かを分かっていない人
って。これと同じですよね。
恋愛でも、仕事でも、あるいは趣味でも。取り組むことはどんなことでも、
「こうなったらサイコー!!」って思える自分にとっての理想を言葉にしておくことって、大事なんですよね。
人間って、タイタニック号ばりに方向転換が苦手です。
でも、ゆっくりでも確実に、その大型船は航路を前に進めます。
どこに向かって進めているのか?といえば、自らが掲げた理想です。
自覚しているかしていないか?はさておき、我々はその理想に導かれ、近づいていくものなんですよね。
理想という北極星を言葉として、自らの中に掲げないと勿体ないのです。
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【今日のうねり】
それを自覚しているか?していないか?はさておき、人は掲げた理想に導かれて生きているのだ。
だからこそ、言葉ではっきりとそれを掲げることが大事なのだ。
歩みはゆっくりだったとしても、確実にそれに近づいていくのだから。
掲げなければ勿体ないのだ。