アーティストになりたい!?

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令和3年6月16日  今日もクルクル通信1020号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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数十年以上前にやった行為が、今もなお富をもたらしてくれる。

そんなことがあったとしたら、めっちゃイイですよね??

この富には、何も金銭的な利益といった有形資産に限らず、人とのご縁という無形資産も含めておきます。

その観点で言っても、リスペクトしてやまない山下達郎はすごいっす。

今週来週の彼のラジオ番組、『サンデーソングブック』は、彼のライブ音源が聴けるという素晴らしい時間なのですが、

今週リクエストされた楽曲の中に、『Solid Slider』という45年前に作られた楽曲がありました。

作られたのが半世紀前とは全く感じさせないほどイケています。ライブだと、それはさらに際立ちます。

(聞いたことがない人はこれを機会に是非!ラジコのタイムフリーで3回まで聞けます、既に3回聞いてしまいましたがw)

まあ、それはさておき、

45年前の創作行為にもかかわらず、それが今なおファンから「聞きたい!」と所望されているのですが、

これぞまさに仕事!と思わざるを得ないのです。

未来に資産を生む営みこそ、仕事。

一方で、その行為がその場限りの富しかもたらさないものだとしたら、作業。

と定義しておくのが良いでしょう。

完全にこれは、師事している鮒谷さんの、完全パクりではございますが。

でも、これほど仕事と作業の明確に区別してくれる定義もないと思っています。

タツローさんで言えば、これだけではありません。

例えば、30年前にリリースされた『アルチザン』というアルバムが、8月16日にリマスター版として発売されます。

言わずもがな、私は購入予定ですか、既にCDを持っている多くのファンが、再購入すると思われます。

“音の職人”とも言われるタツローさんのファンですからね、よりよい音質で聞きたいはずですからね笑

しかも、今回は初のレコード盤も発売予定。

こちらも購入予定ですが、いかに音が違うのか? 聴き比べるのが今から楽しみです。

それはさておき、

「いやいや、ヤマタツって、過去の人でしょ、全然、ヒットチャートでないじゃん??

ファンは、おっさん、おばさん、年寄りばかりなんでしょ?」

なんて、ツッコミを入れたくなる人がいるかもしれませんが…

これがまた、そうでもないんですよ。

昨日入った、ラーメン屋でかかっていた、ラジオ番組が「シティポップ特集」をし始めたんです。

MCのその一言を聞いた時に、「これ、もしかしてタツローが出てくんじゃねぇ??」と思ったら、案の定というか、特集の説明をしている時のBGMがタツローの曲でした。

その後の彼の楽曲がかかったことは言うまでもありません。

この数年、日本のみならず、海外でもシティポップがアツくなっているらしいのですが、その最重要人物の一人とされているのが、ヤマタツなんですよね。ちなみに、
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シティポップとは、1970〜80年代の日本で流行した“ポップスの一形態”です。詞やサウンドに「都会的な雰囲気」を含んでいることが大きな特徴(ARBANより抜粋)
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です。

それによって、ヤマタツの若いファンが、日本のみならず、海外からも、増えているらしいんです。

実際、サンデーソングブックでも、10,20代のお便りが激増中だそうですし。

じゃあ、タツローさんが曲を発表しまくっているのか?というとそんなこともありません。

新曲が1年に1曲がリリースされるかどうか?で、オリジナルアルバムは10年以上も出ていません。

でも、ファンが増えている。

何がファンを生んでいるのか?というと、

『ライドオンタイム』や『ラブランド・アイランド』などのシティポップにくくられる、30年以上前に彼が作った楽曲の数々ってことですよね。

つまり、全て数十年前の営為が、ファンという無形資産をもたらしているということです。

未来に資産を生んでいる、これを仕事と呼ばずして何と呼ぶのか!?感じです。

例えば、サザンオールスターズなどの超一流アーティストも、同じように、数十年以上前の創作活動によって、今もなお富を得ている方が多いと思いますので、彼らも仕事をし続けていると言えます。

この音楽アーティストの仕事っぷりは、是非とも模倣したいものですよね。

未来に資産を生む仕事をしているかどうか?という観点で言えば、例えば、作家の沢木耕太郎も同じでしょう。

私は、今年になって、処女作から全作品を一気に”縦読み”したわけですが、

例えば、『深夜特急』、『一緒の夏』といった心震える作品は、いずれも35年以上前に書かれたものです。

その作品が今ものなお、増刷され(少なくとも60回以上)、私のような若いファンを生みだしているのですから、途轍もない仕事をしていると言えます。

余談ですが、

私のリコメンドによって沢木耕太郎にハマってしまった友人がいるんですが、先日彼は、

「中田、そろそろ深夜特急乗るわ?」

なんてLINE送ってきました。

深夜特急に「乗る?」ですか?どんだけハマってだよ!!

って一人で突っ込んでしまいました笑

でも、それくらいパワーある作品を作っているってことですよね。

 

もちろん全ての営為を仕事にすることができれば理想的ですが、決して簡単なことではありません。

でも、狙わなきゃ、できるようになるはずもありません。

さあ、仕事をしましょう!
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【今日のうねり】
仕事とは、未来に資産を生んでくれる営みのことだ。作業は1回限りの営為だ。
その観点で言えば、多くの優れた作家や音楽アーティストは、仕事をしまくっていると言えるだろう。
数十年前の創作行為が今なお、有形無形資産を積み増し続けてくれるのだから。
彼らを模倣対象とすることは、ビジネスパーソンにとっても有意義なことに違いないのだ。