「栄光時代はいつだよ?」って考えることはありますか?

==========
令和3年6月24日  今日もクルクル通信1028号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
==========

2日連続で登場していただき、書籍化の期待すら高まっている、トイレ掃除のおじさんですが、

今朝の散歩でも、もちろん、お話をさせて頂きました。

僅か10分程度でしたが、今朝も名言が飛び出しました!

ただ、今日はこのおじさんではなく、同じぐらいのインパクトを受けていた話をご紹介させていただきます。

おじさんの話が面白すぎて、登場するのが、後ろ倒しになっていました笑

~~~~
よく皆さんは虫を見てスケッチするけれど、動いているものをよく描けますよね。

僕は虫を見ている時、自分も虫になって、一緒に遊んでいる。だから何時間もずっと見ているんです。

いまはあまりやりませんが、少し前までは、道端や草むらに何時間も寝そべっているからよく行き倒れと勘違いされた笑

見ているうちに、「いい格好だな。いい所だな」と思うと、頭に絵が入ってくる。細部の線や色までがちゃんと焼きついてくるんです。
(中略)

僕は70歳の時、夢で「私は虫であり、虫は私である」という声を聞きました。

ああ、そうか。僕は虫の姿を借りて自分を描いているから、自分の目も心も命も、すべてがそこへ映って、生きているものが書けるんだなって、神様が教えてくれたのです。
~~~~

これは今年の上半期オリコンの自己啓発部門で第一位となった、致知出版社の『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』6月22日に紹介されていた、生物画家の熊田千佳慕(くまだちがぼ)さんの話の抜粋です。

虫と一緒に遊んでいて、よく行き倒れと勘違いされた。

とか、

僕は70歳の時、夢で「私は虫であり、虫は私である」という声を聞いた。

って、

ビビりませんか?

私は、読んだ時に衝撃を受けすぎて、笑ってしまいました。

興味が湧きすぎて、ソッコーで、「熊田千佳慕」でググってしまいました。

熊田さんは、「プチ・ファーブル」と呼ばれる、日本を代表する生物画家らしいです。(本名、熊田五郎)

これほどの方ですから、ご存じの方も多数いらっしゃるとは思いますが、虫が苦手な私は全く知りませんでした。

彼が挿絵を描いていた、『ファーブル昆虫記』は子供の時に読んだ記憶がありますが。

アマゾンで検索すると、トップに画集が出てくるのですが、1万円ぐらいします。虫が好きではない私は、そちらは見送ったのですが、代わりに自伝をポチりました。

webでいくつか作品を見ましたが、「スゴイ」としか言いようがありません。

そんな熊田さんは。98歳で人生の幕を下ろされましたが、一番輝いていたのが、80代だったそうです。彼の言葉で言えば、
~~~~
僕は人生で80代が一番輝いていたと思っているんです。

新しい仕事が増えて、それまで貯めてきたものをどんどんを発散することができたし、

周りに輪を作ってくれる人もできた。

すると自分の中の「自己」を強く感じるようになったんです。
~~~~

だそうです。

98年間の人生で、全盛期が80年代。自己を感じたのもその時。

そんな人生を送ることができたら、めちゃステキですよね。本当に憧れてしまいます。

どの時間軸で人生をとらえるのか?など、

人生100年時代と言われる今だからこそ、彼の生き方には学ぶべきことが沢山あるように思うのです。

ということで自伝が楽しみです。

 

期せずして、同じタイミングで、宮城谷昌光の『重耳』を読み終えました。

これは、春秋戦国時代の斉の桓公と並んで、名君主の一人に挙げられる、文公(重耳)の物語です。

彼は、直系の子でありながら、数々の陰謀に巻き込まれるなど、19年間1万里の流浪の末に、60歳の時に晋の君主となるんです。

君主となっていたのは、わずか9年間ですが、その間に、中国全土の覇権を握ります。

最後の最後に、巨大な流れが来て、一気に覇権を取るのですが、その駆け抜け方が凄いんです。

 

熊田さんの全盛期が80歳。

重耳の全盛期は死ぬ直前の最期の10年間。

良いことも悪いこともあるのが人生。

どこが人生の全盛期なのか?なんて誰にも分かりません。

恐らく終わった時に分かるのでしょう。

『スラムダンク』の花道みたいに、

「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか?
オレは……
オレは今なんだよ!!」

って、今この瞬間に言いきれるのもカッコいいですが笑

誰にでも、少なくとも一回は訪れるであろう、栄光時代。

それを迎えるためには、

どんな時でも、決して諦めることなく、日々、やれることを全力でやること。

これが欠かせないんでしょうね。

パスツール曰く、

チャンスは日ごろから準備をしている人にだけ訪れる(”Chance favors the prepared mind.”)

のですから。

とはいえ、日々の生活の中で、こんなことを考える機会はそうそうないですから、

物語に触れる価値は、こういうところにあるのだと思うのです。
*****
【今日のうねり】
人生の栄光時代。全盛期がいつ訪れるのか?なんてことは誰にもわからない。
一つだけ確かなことは、諦めることなく、努力をし続けたものだけにそれが訪れるということだ。
とはいえ、日々の生活の中で、栄光時代について考える機会はそうそうないのだから、物語に触れる価値は、ここにあるのだ。