そうだ、ボーリング場へ行こう!!

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令和3年7月6日  今日もクルクル通信1040号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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寡をもって衆を制す(かをもってしゅうをせいす)

という言葉があります。

これは、小さな戦力で大きな戦力をやっつける。という意味です。

ジャイアントキリング」とも同じ意味と捉えても良いでしょう。

小さな戦力で大きな戦力をやっつけるためには、戦略なり戦術なり作戦が不可欠です。

どうすれば、その巨大な敵を打ち負かすことができるのか?

リーダー、あるいは参謀はそれを考えに考えきって、立案するのでしょう。

立案する際には、

自分たちの強みをいかに相手の弱みにぶつけることができるのか?

あるいは、

いかに相手の盲点を突くのか?

このあたりがベーシックな考え方になるのでしょうか。

自分の強みを相手の弱みにぶつけることができれば、最大限の効果が期待できますからね。

レバレッジが効きます。

こんな感じで、資源が少ない弱小軍団は、考えに考え、強大な軍団に立ち向かうのです。

一方で、潤沢な資源を有する軍団は、作戦や戦術や戦略といったものは必要ないのでしょう。

潤沢にあるリソース=人、モノ(武器)、金を所かまわず突っ込むことができますからね。

どこに無駄があるのか?なんてことを考える必要もないのです。

リソースが潤沢にあるのですから。

 

ネルソン提督擁するイギリス海軍が、ナポレオンが率いた、フランス・スペイン連合艦隊をやっつけた、「トラファルガーの海戦」。

これは、歴史的な、寡をもって衆を制した、事例と言えるかもしれません。

フランス・スペイン連合艦隊数は33隻。一方、イギリス海軍は27隻。

旗艦の数で言えば、連合艦隊の圧倒的優位ですが、ネルソン提督は当時の定石とは全く異なる作戦で圧倒的な勝利を収めたと言われています。

連合艦隊の被害は、撃沈1隻、捕獲破壊18隻、戦死4,000、捕虜7,000。

に対して、

一方、イギリス艦隊は撃沈・捕獲破壊ともに0隻、戦死400、戦傷1,200。

その差は歴然です。

この戦いでネルソン提督は戦死してしまったのですが、彼はイギリス海軍史上最大の英雄とされているそうです。

実際、ロンドンにはトラファルガー広場があり、そこにはネルソン提督の銅像もあります。

1回の戦いで同じ作戦が使えるのは、1回限りですから、入念なシミュレーションのもとに実行されたと思いますが、命を懸けている、戦争ですから、その緊張感は半端なかったことでしょう。ちょっと想像もつきません。

 

人の命を奪うことが許されない現代において、人は金を奪い合っている。ビジネスは現代版の戦争だ。

という話を聞いたことがあります。

このメタファーに倣って言えば、

弱小国=微粒子企業は、戦略・戦術・作戦を入念に練って、戦いに臨まなければなりません。

とはいえ、ビジネスは、海戦のような命を奪い合うほどのシリアスさはないですから、少なくとも戦争よりは試行回数を増やすことができると考えて良さそうです。

つまり、ネルソン提督のような乾坤一擲の戦を臨む必要はない。資源が許す範囲内において、小さな戦場で十分なテストが可能です。

だからこそ、そこで、試行回数を増やし、「ひょっとしたらこれがいけるんじゃねえか?」というパターン=必勝の作戦を見出す。

それをより大きな戦場で試す。というステップアップで、戦いを繰り広げていくのが良いのではないか?と思うのです。

もちろん、その必勝作戦は、業種・業態。その会社の強みや資源。競合の強さなどによって、千差万別だとは思いますが、どんな作戦においても共通点があります。

それは、一投下当たりの波及効果が最も大きい。最小リスクで最大効果が狙えるものになっているのであろう、ということです。

ボーリングのセンターピンを倒す、ショットのようなもの。

と言い換えることもできるかもしれません。

実際、ボーリングでは、同じ大きさの球を投げているにもかかわらず、センターピンを倒すことができれば、ストライク率がグッと上がります。

もちろん、球速が速ければ速いほど、それは上がりますが、小学校低学年生が投げるようなノロノロボールでも、ストライクになりますよね。

少ない力で最大効果。まさにレバレッジが効きまくっているのです。

ついでに、ボウリングのプレー代金も、1回あたり730円。(ラウンドワン ビジター料金)

弱小国にもピッタリの費用感です笑

そんな国の住人が、ジャイアントキリングを願うのであれば、

まずは、ボーリング場に行って、センターピンを倒すイメージを焼き付けるのも良いのかもしれません笑

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【今日のうねり】
弱小国は、寡をもって衆を制す、ことが求められる。
それを実現するためには、最小労力で、最大効果が得られる作戦だけを実行する必要があるだろう。
でも、その作戦は最初から見つかるものではない。やりながら見出すしかないのだ。
それを見出す場所は、小さな市場でなければならない。投下資源が弱小国にはないのだから。
その作戦は、言い換えればボーリングのセンターピンを倒すようなものだ。
弱小国の住人はそう記憶するのが良いのだろう。