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令和3年7月10日 今日もクルクル通信1044号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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前を通った、エネオスに見たこともない大きなアストンマーチンが止まっていました。
ついつい、その威圧感?に見入っていると、ちょうど清掃を終えたところでした。清掃員が何食わぬ顔で車に乗り込み、その巨大なアストンマーチンをエネオス内で移動させていました。
「えっ、まじ?」
その若い(推定20台前半)清掃員のあまりの「当たり前感」にちょっとビビってしまいました。
私だったら、恐ろしくて、あんな高級車運転したくないですもん。
西麻布や青山一丁目のエネオスを通るたびに、ベンツ、テスラ、アストンマーチン、ランボルギーニなど、高級車が山の上に洗車されているのを見ます。
で、その度に思うんですよね。
よくこの清掃員は人様の高級車を清掃し、移動することができるよなって。
ぶつけたらどうしよう?傷をつけたらどうしよう?
とかって考えたことがないのかなって。
私には、絶対に無理です。
フィットとか、プリウスとか、ノートとか、普通車のレンタカーに乗る時ですら、ビビッていますからね笑
実家の車しか、基本運転はしたくありません。
大きさも運転の感覚もまるで違うから、「ぶつけたらどうしよう?」という恐怖でいっぱいになってしまいますから。
運転の恐怖という話で言えば、
初めて左ハンドルを運転した時のことは、決して忘れることはないでしょう。
そのデビューは、これまた生まれて初めてのベンツのEクラスでした。
場所はローマ。時間帯は、帰宅ラッシュの夕方5時前後。
空港から市内に入ると、大渋滞に巻き込まれました。
何を言ってるか、一つも分からない、イタリア語のカーナビに、翻弄されながら、右に左にウインカーを出しまくり。クラクションも鳴らされまくりました。
その間に、ウインカーに負けないくらいワイパーも左右に振りました笑
頼む、ぶつけないでくれ、勘弁してくれ!
何度叫んだか分かりません。
無事にホテルに到着することができたのは、あのEクラスのベンツの存在感のおかげだったと思っています。
周りはフィアットの小型車ばかりでしたから、Eクラスは、無駄に目立っていたんで、みんな、気を使ってくれたんですよ。
運転は下手だし、車全体から、「お上りさん」オーラがプンプンだったんです、きっと笑
そもそも、手配していたのは、普通のフィアットだったんです。
レンタカー屋さんが、気を聞かせてアップグレートしてくれたのですが…人生で、無料アップグレードを後悔したのはこれだけです笑
さて、話がそれましたが、人様の車を運転する可能性がある、ましてや高級車も。という仕事で言えば、ホテルのドアマンや、車ディーラーの営業もそうです。
お客様の家に車を納品にしに行って、その駐車場がめちゃめちゃ難易度の高かったりして、納品日に擦りました。
なんてことをやったら、大事故。考えただけでも吐きそうになります笑
人様の車を運転するなんて、私にはとてもできません笑
では、ディーラーの営業マンや清掃員、ドアマンの方に、
「よくこんな高級車運転できますよね、怖くないんですか?」
なんて質問をすることがあったとしたら、どんな回答が返ってくるのでしょうか。
おそらく、
「いやー、慣れですよ。慣れ。
たしかに、最初は怖かったかもしれませんが(もう忘れちゃいました)、慣れちゃえばなんてことはありません。誰でもできますよ」
なのではないか?って思うんですよね。120%完全なる想像ですが。
でも、おそらく世の中のほとんどのことが、慣れなんですよね。
経験と言い換えても良いのでしょう。
一方、清掃員の方が、仮に私のブログを読んだとしたら、「よくもまあ、毎日こんなに書けますよね」って話かもしれませんが、
私の回答としては、やっぱり同じように、
「慣れです」
なんですよね。
清掃員の方も、ドアマンの方も車の営業の方も私も同じ人間です。
トイレのおじさんが言っていたように、ほとんどその能力に差はないでしょう。
だとすれば、何を経験するのか?によって、伸長する能力が異なるだけということになります。
やれば誰もが、どんなことでもある程度のレベルまではできるようになる。
ということなんです、きっと。
ほら、9月下旬くらいの季節外れの海で、はしゃいでいる人たちを見ると、「よくあんなに入ってられるなぁ」って思うことがあるじゃないですか。
でも、彼らは全然何とも思っていないんですよね。
小学校時代を思い出してくださいよ。梅雨の始まりの肌寒いプールの授業を。寒かったのは最初の一瞬だけ。数分入っていれば、体が慣れて、何でもなかったじゃないですか。
時間軸はまるで違いますが、慣れるという観点では、これと同じですよね。きっと。
だとするならば、初めは誰もが素人だし怖いもの。でも、誰もが慣れるもの。やれば必ずできるように成るもの。
そう思っていれば、
あとは、ノリと勢いで最初の一歩を踏み出すだけ。
中途逡巡している暇があったら、とりあえず飛び込んでみちゃえば良いのです。
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【今日のうねり】
人間の能力に差はない。どんなことでも慣れるものだから、どんなものにも成れるものなのだ。
だとすれば、初めの一歩をどう踏み出すのか?その恐怖に打ち勝つのか?これが一番重要ってことになる。
ビビらずに、とりあえず飛び込んでしまうのが良いのだ。