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令和3年8月4日 今日もクルクル通信1069号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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今朝は初めて、ラジオ体操に参加しました。
そう、朝6時30分から公園などで開催されている、町のラジオ体操です。
このブログでも書いているように、最近ラジオ体操づいている私ですが、やっていたのは、自宅でYouTubeの1人ラジオ体操です。
今朝は、たまたま散歩途中の公園に到着したタイミングで、あのラジオ体操の冒頭のピアノ音が聞こえたもんですから、参加することにしたんです。
シニアな人を中心に、30人くらいが集まって体操をしていたのですが、集団に交じってのラジオ体操は、小学校の運動会以来だったかもしれません笑
youtubeで、本物のラジオ体操を見て、一つ一つの動作への意識が高まっている私は、周囲の人の動きについつい目が行ってしまいました。
確かに70歳オーバーっぽいシニアな人が中心でしたが、中には短パン、ランニング、帽子に水筒。というガチのアスリート風の男性もちらほらいました。
でも、彼らの様を見て、
ほら、あの腰の回転運動のスタート位置とか、そこじゃないですよ?
手から足先までビシッと一直線になっていませんよ
とか、勝手にツッコミを入れながら、自分はちょっと違うんですよ。なんて優越感に浸っておりました。
とは言え、できているつもりになっているだけで、実際にできているか?はまた別の話なんですけどね笑
まあそれは冗談ですが、
ラジオ体操第1が終わり、その場を離れようとしていると、続けてラジオ体操第2の音楽がかかり始めました。
周りのおじさま、おばさまは、当然のように第2をやっているんですが、第2ビギナーの私は、さっきの優越感はどこへ行ったのやら、諸先輩方の見様見真似で、ついていくのがやっとでした笑
ラジオ体操第1&第2の連続コンボを初めて経験しましたが、これは、なかなかバカにならない運動です。
第2終了後、「さすがに、解散だろ」と思っていると、聞いたこともないような、首の運動の音楽がかかりはじめました。
これまた、第2と同じように、見様見真似で、やったのですが、こんなの、見たことも聞いたこともないので、
「これ、いわゆる朝のラジオ体操なの?」という、疑問が急に湧いてきました。
首の運動を終えると、「お疲れさまでした!!」「また明日!」なんて声が方々から聞こえ、三々五々で、皆さん、解散していきました。
私も帰ろうとしていると、やや大きめのトートバッグを思ったおばさまが、ニコニコしながら、
「あら、珍しいわね、あなた初めてでしょ?
ラジオ体操のおばさんですよ。私が持ってきているの」
と、バックを指さしながら言いました。
???!!!
一瞬、何を言っているのか?分からなかったのですが、トートバッグの中に、ラジカセが入っているのが見え、そこで理解したんです。
このラジオ体操は、東京都や区が主催をしているものではなく、完全有志の集まり。
その主催者が、このおばさまなんだって。
毎朝、この公園でラジオ体操が開催されていることは知っていました。
夏だろうが、冬だろうが、いつ行っても、6時30分から体操をしている方々が見えましたし、それを目的に散歩をしている顔なじみの方もいましたから。
でも、区が主催しているものでもなく、一個人が主催しているものだとは…思いもしなかったです。
まさにこの夏休み期間は、多くの町で、町内会のラジオ体操が開催されているとは思いますが、これは、そういうものではなかったんです。
趣味のラジオ体操だってことです。
言われてみたら、音楽の音もやけに小さかったですしね笑
夕方の夕焼け小焼けのチャイムや、「熱中症、気をつけてください。外に出ないでください」と注意喚起の音声のような、町(公園)全体に響き当たるような音ではなかったですもん。
で、思ったんです、
このおばさま、かなり凄い人なんじゃねえかって。
だって考えてもみてください。
最初は、この方が、朝6時30分にラジカセを公園に持ち込んで、一人だとしたらそれなりのボリュームで笑、ラジオ体操をしていたってことですよね。
これ、本当に1人でやっていたとしたら、周りから奇異の目で見られてもおかしくないですよね。
「なあに、あの人」って。
でも、それをもろともせずに、1人でやり続けていたから、「あら、これいいかもね。私もご一緒していいかしら?」なんて賛同する人が1人2人と現れた。
さらに、5人、10人となって、気づいたら、今の30人超の規模になっていたってことですよね、きっと。
そうやって、ラジオ体操コミュニティを生み出した人なんですから。
凄くないですか??
そんなことを思った途端に、あの優しいニコニコ笑顔で優しく声をかけてくれたおばさまに対して、急激にリスペクトが生まれました。
原っぱで、一人で体操をする。そこにフォロワーが生まれて、一大ムーブメントになった。
絵的にも、TEDのあの有名なデレク・シヴァーズのフォロワーシップのプレゼンと一緒かも?なんてことも思いましたし笑
あの集団の中に、最初のフォロワーも2番目に方もいたのかもしれませんし。
まあ、そんなことはどうでもいいんですけれども、
このおばさまの素晴らしいリーダーシップにリスペクト。
トイレのおじさんといい、このおばさんといい、市井の中に、リスペクトすべき人がいるんですよね。
おばさまに負けじと、渦を巻いていくのです。
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【今日のうねり】
自ら一歩動き出すからその姿に共感する人が生まれ、渦ができるのだ。最初は小さな渦だったものが、時が経ち、賛同者が増えることで、やがて大きな渦となるのだ。
そして、そんな渦を生み出している人は、何も大企業のトップのような偉い人ばかりではなく、市井の人にもいるのだ。