ビジネスもフィギュアスケートのように「規定演技と加点要素」に分けて考える。

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令和3年8月17日  今日もクルクル通信1082号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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最近はめっきり見なくなりましたが、フィギュアスケートが大好きでした。

女子でいえば、荒川静香、村主章枝、浅田真央ちゃんが活躍していた頃。ソルトレーク、トリノ、バンクーバーのオリンピックがあった2000年~2010年です。

このフィギュアスケートの採点の中には、規定演技と加点要素というのがあります。

プログラムの中で、これとこれをこれは必ずやってくださいね。

という演技に必ず盛り込まなければならないのが、規定演技。それに加えて、更なる得点アップを目指して、自分で要素を追加するのが、加点要素です。(と理解していました)

演技後半にトリプルアクセルなどの高難易度のジャンプを加えると、得点が1.1倍になるのが加点要素です。

ただし、この加点要素ですが、転倒などの失敗をすると減点になりますから、使うかどうか?どう使うか?については、選手もよく検討していることと思われます。

この規定演技と加点要素という考え方は、フィギュアスケートのみならず、ビジネスにおいても意識するとよいのではないでしょうか?

つまり、お客様や上司からのリクエストに対して、どこまで応えることが出来ているのか?

について、この二つに分けて考えると整理がしやすいと思うのです。

リクエストに漏れなく応えることが出来ているのか?

これが規定演技であり、それが演技の基礎点になります。

それが出来た上で、

リクエストには入っていなかったけれども、これをやればもっとお客様にとってプラスになるのではないか?

と自ら考え提案すること、これが加点要素ということです。

加点要素は、自分で勝手にやることですから、自由演技と言い換えることが出来るかもしれません。

もちろん、基礎点+加点要素の両方を実施し、高評価を獲得したいところですが、順序を間違えると大変なことになります。

すなわち、規定演技=リクエストされていることではなく、加点要素にばかり注力してもダメ。まずは、きちんと規定演技をこなす

これが大事です。

フィギュアスケートの審判団が、規定演技をやらずに加点要素ばかりを狙った演技を見たとしても、

「いやいや、それはわかるんだけどさ、そもそものオーダーに応えてないじゃん。」

ってことで、良い点数をつけないのと同じように、

お願いしたことに応えていない提案を受けたお客様は、

「いやいや、俺の言うこと聞いてなくね?そういうことじゃないんだけど…」

って、その場でシャッターを下ろしてしまいます。

そうならないためにも、

①規定演技

②加点要素

という、順序は欠かせないのです。

リクエストに応えつつ、プラスαの提案するから加点要素の価値があるのです。

冬季オリンピック種目に回転・大回転というアルペン競技がありますが、

どんな速いスピードで下までゴールを通過したとしても、旗門を通過していなければ、

そういう競技じゃないんだけど。スピードだけ競いたいなら、別の競技やってくんね?

って話になっちゃうのとも同じだと思います。

 

この週末百貨店で買い物をしました。

雨が降っていたので、当たり前のように、雨用のビニールカバーをしてくれました。

このカバーですが、今ではすっかりポピュラーになりましたが、私が色気づいて、買い物をし始めた25年前にはなかったような気がします笑

買い物をしてくれたお客様に対して、その商品を丁寧に袋に包むのが、まずは規定演技です。

そこに、どこかの店員さんが、せっかく雨の中お越しになって下さったのに、雨でぬれてしまったら、せっかくの商品が台無しよね?

ってことで、雨カバーというビニールをつけ始めた。

それをしてもらった、お客様が、「めちゃ気が利いているじゃん!!」って感じ、それが今ではポピュラーになったのだと思います。

この雨カバー、完全なる加点要素満載のプレーですよね。

でも、そもそも、購入した商品が雑に梱包されていたとしたら、カバーの前にちゃんと梱包してくれ!って話になっちゃいますから、

やっぱり、規定演技⇒自由演技という順序が重要なのでしょう。

 

規定演技として求められることは、新入社員、中堅社員、マネージャーあるいは、経営層。私のような、外から支援する人間でも変わります。

求められていることが異なるにもかかわらず、例えば、マネージャーなのに、中堅社員と同じことをやっていても、点数を獲得できません。

(※点数を稼ぐことが目的ではありません。フィギュアに寄せて、点数という表現をしていますのであしからず)

でも、ステージが変わると言えども、共通することが少なくとも一つあります。

それは、

お客様や上司といった、依頼主が求めていることは何か?

彼らがどうしたら喜んでくれるのか?

と考え、行動することです。

仕事の大小にかかわらず、その想像力を拡げ、鍛えることが大事なのです。
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【今日のうねり】
ビジネスにおいても、フィギュアスケートのような、規定演技と加点要素に分けて考え、行動することは大事だろう。
まずは、規定演技、次に加点要素。この順番を決して間違えてはならない。
基礎点があってこその加点要素なのだから。
この規定演技は、ステージや職種によって変わるものだ。
でも、一つだけ共通していることは、
お客様や上司といった、依頼主が求めていることは何か?
彼らがどうしたら喜んでくれるのか?
に焦点を合わせること。想像力を鍛えることが大事なのだ。