ちぐはぐな会議。原因はどこにある?

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令和3年8月27日  今日もクルクル通信1104号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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ちぐはぐな会話。ちぐはぐな会議。

って、ちょいちょいありますよね。

いわゆる、「話が噛み合ってない」ってやつです。

これってどういう時に発生するんでしょうか?

その原因はいくつもあるとは思いますが、

そもそも、何について話をしているんだっけ?

そもそも、何のために話をしているんだっけ?

といった目的が参加者間で一致していない場合ってのもありますよね。

あるいは、同じ言葉を使っているのに、その言葉の意味が参加者間で異なっているということもありますよね。

例えば、後者に関して、一回目の緊急事態宣言が発令した時の、飲食店の「売上」で考えてみます。

ヤバイ!これは、売上が激減するぞ!どうしたら良いか?会議だ!

って、会議に招集されたとします。

この「売上」が、まずは緊急事態中の一か月、「当座の売上」と定義されている人と、

「このコロナの影響は一か月どころの騒ぎじゃないぞ。数か月、あるいは数年単位で、なんとかせねば!」と考えている人。つまり、売上=「中長期的な売上」と考えている人が、

この売上というテーマで議論をしたとすれば、そもそもスタート地点からずれていますよね。

にもかかわらず、その意味を揃えずに、議論を進め、

「では、テイクアウトをやろう。どんなメニューにしたら良いのか?」

となったとしたら、そのメニュー選定もちぐはぐになりますよね。

中長期的な「売上」を考えるのであれば、そのテイクアウトメニューは他社には作れないメニューの開発になるでしょうから、研究開発的な位置づけになります。

短期で考えれば、近郊のお弁当屋さんに負けない程度の低価格商品を検討になりますから、噛み合うわけがありません。

で、噛み合っていないことが発覚した時に、

この打ち合わせ、そもそも何のためにやっているんでしたっけ?

とか、

売上って、そもそも、どういう意味でしたっけ?

って、ソッコーで確認できるかどうか?

これが大切です。

繰り返しになりますが、ここが揃っていないと、議論が嚙み合わない。噛み合ってない議論は時間の浪費でしかないですからね。

でも、これって、できているでしょうか。

意外とできていないことも多いのではないでしょうか?

だって、「そもそも」に立ち返るのって面倒くさいですもん。

その場で、ゼロリセットですもん。

仮に、その噛み合ってないことが、議論の中盤に発覚しようものなら尚更です。

そんな場合は、

まあ、噛み合っていないけど、とりあえず、このままでいいか。

という、事なかれ主義が、

あるいは、

「あの人(たいていが会議のオーナー)が、最後に適当に帳尻合わせてくれるっしょ」

という、他人任せが発動されがちですよね。

だって、面倒くさいですもん。

 

ただ、もし仮に、この手の現象がしばしば、あるいは頻繁に起こっているとしたら、

実は、打ち合わせや会話という、他人を介するものの以前に、自分自身の意思決定においても、同じことをやってしまっていることが多いのではないか?

なんてことを思うのです。

言い換えれば、

自分自身の内的会議における、事なかれ主義の発動をされている

ということです。

例えば、

AあるいはB、はたまたCの中から一つを選ばなければいけないとします。で、それに迷った場合、とりあえず、決め切れないから寝かしておこう。

みたいなやつです。

決め切れないのは、

そもそも、何のためにこれを決めなきゃいけないんだっけ?(=目的が不明確)

とか、

そもそも、何と何で悩んでいるんだっけ?(=意思決定基準が不明確)

って、自らの問いかけた時に、よく分からなくなってしまう。

それらを考えるのが面倒くさいから、寝かしてしまうことが多いと思います。

で、期日が来て、深く考えずに、「えいや!!」で適当に決めてしまう。

仮に、日常的に、内的会議でこんなことをやってしまっているとしたら、複数人が集まる会議でできないですよね。

一人でできないんですから、他人を絡めてできるわけがありません。

 

もし、ちぐはぐな会議にしばしば出会うことがあったとしたら、

「なんなんだよ、この会議」って思う前に、自分がそういうことをやってはいないか?

と一度振り返ってみるのも良いかもしれません。

パターン化されるということは、共通の原因が、自分の外側ではなく内側にあることが多いですから。

パターンという、「もぐら叩き」をやめるには、あの台の下にいる、もぐらをつぶすしかないのです。

そのもぐらは自分の中にいるかもしれません。
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【今日のうねり】
他社との会議において大事なことは、言葉の意味や行動の目的をはっきりさせておくことだ。握っておくことだ。
仮に、ちぐはぐな会議が頻発しているようであれば、実は自分自身の意思決定においても、それが起こっていることだろう。
自身の内的会議が事なかれ主義になっているのだ。
頻発する=パターン化される=もぐら叩きを撲滅するには、元を断たねばならない。
その元というのは、他者ではなく自分にあることが多いのだ。