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令和3年9月9日 今日もクルクル通信1117号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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靴自体は、昨年買ったものと全く同じものですが、今回は店員さんの提案に従って中敷を変えました。
彼曰く、私はアーチが高いので、指先まで使って歩くことが難しいそうです。
(地面に向かって、足首を支点にした「く」の字の角度が急なので、指先が使いづらい。というイメージです)
なので、土踏まずをサポートする中敷を入れることによって、指先まで使えるようになる。
その結果、歩くのも早くなりますよ。
ということでした。
でも、
いやいや、さすがに、中敷変えただけで歩くスピードが上がるわけないだろう?
って、思っていましたよ。ぶっちゃけ。
ですが、
これ、本当でした。今のところ。
仮に時速4キロで歩いているとしたら、4.5キロくらい。10%アップしているような気がします。
あくまで、40分程度の日常のウォーキングの範囲の話ですが、以前の靴よりも、確かに指先まで使えているような印象があります。
それにしても、こんなことって、言われなきゃ全く気付きませんよね。
自身の当たり前にエラーがあった場合、自分で気づくのは無理。
渦中にいては、その状態を自分でモニタリングすることって難しいですよね。
私はウォーキングのスペシャリストでもないですから、靴を買い換える時に、アドバイスをもらって、できる範囲で修正すれば良いと思っています。
でも、歩くのが商売の人、例えば、競歩の選手とか、モデルさんとかは、そんな頻度では全然足りないですよね、きっと。
自分の歩くフォームにエラーはないのか?
フォームを維持できるように身体は整っているのか?
身体にフィットする靴を履いているのか?
などなどの観点で、頻繁にチューニングを受けているのだと思うんですよね。
週1回なのか?2週間に1回なのか?一か月に1回なのか?その頻度は分かりませんが。
だって、正しい成果は正しいフォームからしか得られないですからね。
どんな世界のプロフェッショナルもそのフォーム作りに余念がないはずです。
さて、昨日は月1回の鮒谷周史さんのコンサルティングでした。する方ではなく、受ける方です。
この1ヶ月の活動をレビューしながら、
ありたい姿に向かって、歩けているのか?
歩くフォームにエラーはないのか?
歩く速度は適切か?
などなど、数々の「問い」を頂きながら、心と頭を整えていく時間です。
これは競歩選手やモデルにとってのフォームやシューズのチューニングと同じようなものでしょう。
そして、チューニングを終えた後に、再びまずは来月に向けて歩き出すのです。
ありたい姿なんて、遥か彼方にあるものなのですから、日々の営みがそれに近づくものになっているのか?
自分ではわかっているようで分からないんですよね。
だって、そのプロセスを経験したことがないのですから。
だから、経験者にアドバイスを頂くことで、渦中から一時的に抜け出し、俯瞰して自分を見るように努め、軌道修正をする必要があるのだと思うのです。
ゴルフで言えば、キャディーのようなものだとも思います。
大会初日の10番パー5の一打目をフェアウェイにのせて、「こりゃ、2オン狙ってイーグルだ」なんて息巻いて、3wを手に取るゴルファー。
前半は、3バーディーノーボギーで勢いに乗っています。
そんなゴルファーに対して、
「左から強めの風が吹き始めているの、分かっていますよね?本当に大丈夫ですか?距離ギリギリですよ?手前池ありますよ。右のブッシュ深いですよ」
って、警告をしたり、
「番手下げてスリーオン1パットのバーディー狙いの方がよくないですか?得意の100Y以下で勝負した方が確率高くないですか?」
「まだ初日の後半1ホール目だってこと、忘れないでくださいね。ここ本当に攻め時ですか??」
って、アドバイスをする。
もちろん、最終的な意思決定は全てゴルファーに委ねられると思いますが、
彼が渦中に入って見落としている点があるとしたら、それを指摘し、可視化し、最も成功確率の高そうな意思決定をサポートする。これがキャディーの仕事でもありますからね。
キャディーがいた方が勝率が上がるって思うんですよね、私は。
だって、意思決定も、方向性も、攻め方も、タイミングの見計らい方も、勝負にかかわるポイントのミスが劇的に減るんですから。
実際、トップのプロゴルファーの多くは、専属の優れたキャディーがいますよね。
もちろん、「そんなもんいらねーや、全部自分でやればいいよ」っていう人もいるかもしれません。
それはそれでよいとは思いますが、勝機を逃す可能性も高いし、一からすべて自分で編み出すのですから、最も希少な資源である時間を膨大に使うことになってしまいますよね。
個人的には、それはコスパーが悪すぎるって思っちゃうのですが。
いずれにしても、どんな道であれ、プロフェッショナルである以上は、成果を上げるための入念なメンテナンスが欠かせないのです。
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【今日のうねり】
優れたゴルファーに優れたキャディーがいるように、成果を出すためには、キャディーがいた方が良いだろう。
意思決定も、方向性も、攻め方も、タイミングの見計らい方も、勝負にかかわるポイントのミスが劇的に減るから。
別の言い方をすれば、フォームを整えることでもあり、身体のメンテナンスを定期的に実施することが大事。ということになるだろう。
そこに投資をしているだろうか。
限られた時間で、パフォーマンスを上げるには、これが欠かせないのだ。