いつ辞めるの?そうだ、おじさんに聞こう!!

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令和3年9月30日  今日もクルクル通信1138号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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やることを決めることはもちろん大事ですが、同じぐらい大事なことは、やらないことを決めること。

場合によっては、やらないことを決める方がはるかに重要。

と、しばしば言われることがあります。

これに倣っていえば、

既にやっていることをいつ辞めるのか?どのように撤退するのか?

これが重要ということになります。

そのように言われる所以は、撤退することの難しさにあるのでしょう。

なぜ難しいのか?

いくつもの要因があるかもしれませんが、例えば、「サンクコストの罠」がありますよね。
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サンクコスト(サンクコストバイアス)とは、すでにお金や労力や時間を支払ってしまったという理由だけで損な取引に手を出し続けてしまう心理的傾向のこと。
ビジネスや投資の世界では、意思決定を歪める要因として知られています。

(モチラボ)より引用。※「サンクスコストの罠」でググったら、トップに出てきただけです。
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昨日、今日で公開終了予定のM・ナイト・シャマラン監督の『オールド』を観てきました。

劇場で見れて良かったです。ネタバレ注意なので、内容は書きませんが、設定といい、演出といい、かなりインパクトのある作品でした。

上映から1時間後くらいだった時でしょうか、右隣の男性が、荷物をまとめて出ていきました。

イイ感じで謎が深まり、物語が急展開し始めているタイミングだったので、「えっ?ここで?」と思ったのですが、

もしかしたら、彼は、この物語の設定、ストーリー展開とその演出の恐怖?気持ち悪さ?に耐えかねて、出て行ってしまったのかもしれません。

最後まで見ていられない、あるいは最後まで見たいけど、ちょいきつい。でも、投じたお金と時間がもったいない。どうする?

という葛藤に打ち勝って、劇場を出た=サンクコストの罠から脱したのかもしれません。

単純に、トイレに行きたかっただけかもしれませんけれども笑

見始めた映画、読みかけの本などでも、しばしば、この罠にハマってしまうことってありますよね。

同じように、仕掛の仕事もこれに当てはまることもあるのではないでしょうか。

私はやりませんが、株取引においても、この罠にどっぷりハマってしまう人が多いようですよね。

この辺りは、心理描写も含めて、三田紀房さんの『インベスターZ』に譲りたいと思いますが、

株取引の世界には、

アンクルポイントを知っておけ!

という言葉があります。

これは、「もうこうなったら降参だ!」というポイントを知っておけという意味です。

「叔父さん」という意味のuncleには、”I give up”という意味もあるらしく、これに由来しているようです。

ボクシングで言えば、「タオルを投げ込むタイミングを決めておけ」ということかもしれません。

このアンクルポイントは、理想を言えば、その取引を始める前に、決めると良いそうです。

一旦取引に入ってしまうと、自分を客観的に見ることができなくなり、特に負けている時は決断をためらうことになりやすいから。

なので、取引に入る前に「撤退ポイント」を決めておくことで、感情を排した、リスクコントロールができるということです。

株取引には、サンクコストの罠の要素も、心理的な要素もあるでしょうから、こんな言葉があるのだと思います。

一切、株取引をやらないので、単なる推測ですが。

この言葉は、『マーケットの魔術師』という書籍で知ったのですが、ちょうど読んだのは、起業の直前でした。

これに倣って、起業前に「会社を辞める条件」=アンクルポイントを明確に定めました。

大変有難いことに、今でもこうして仕事を続けることができているのは、その条件に達していないということです。

そして、この条件は、今後も変えることはありません。

もちろん、既に仕掛の仕事において、それらの条件を定めていないとすれば、今からでも遅くはありません。

何のために、これをやっているのか?を見直し、撤退の条件を定めれば良いのです。

 

では、アンクルポイントなり、撤退の条件ってどのように決めるのが良いのでしょうか?

例えば、廃棄の重要性を殊更に説いている、ドラッカーは、

この活動をやめたら屋根は落ちるか?を考えなければならない。

おそらく大丈夫ということならば、活動自体をやめるべきである。

と言っています。

あるいは、スティーブ・ジョブスは、有名なスタンフォードの演説で、

もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?

と言っていますよね。(ちょい、かっこよすぎですよね?)

ここまで明確に撤退条件を定めることができれば、理想的です。

いきなりここまでできなかったとしても、月に一回なのか?四半期に一回なのか?あるいは、週に一回なのか、定期的に、これらの質問を自らに問いたいところです。

それができれば、確実に惰性でやっていることを減らすことはできますからね。

 

日々の生活の中に、惰性で取り組んでしまっていることはありませんか?

本当はやめたいんけど、やめられない。「あーだ、こーだ」と理由をつけて、続けてしまっていることってないですか?

今日で9月もおしまい。今年も残り3ヶ月となりました。

ラストスパート?

来年への助走?

どちらの場合でも、余計な物を背負っていたら、スピードを出すことができません。

不要なものは、とっとと捨ててしまって、身軽に駆け出していきましょう。
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【今日のうねり】
アンクルポイントを知っておくこと。それをことを始める前に決めておくことが理想であろう。
仮に、事前にそれを決めておかなかったとしても問題はない。今決めれば良いのだ。
その条件を決めるにはどうすればよいのか?
屋根は落ちるのか?
今日が人生の最期の日だったとしても、それをやるのか?
ドラッカーなり、ジョブスの言葉に倣って、やるのが良いだろう。
このように、日々問い続けることが、惰性を減らし、身軽な人生に繋がるのだ。