スタバで、机にうっぷす少年にアドバイスがあるとしたら?

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令和3年10月4日  今日もクルクル通信1142号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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日曜日の朝10時のスタバ。

ブログを書いていると、左隣の席にトレーに載った、アイスティーのグランデとワッフルが置かれました。

ワッフルを食べている人は、頻繁に見ますが、アイスティーとのコラボはほぼ記憶がありません。

コーヒーを飲めない人??なんて思い、そのご尊顔を見てしまったんですけど、

黒いナイキの帽子を後ろ向きにかぶり、赤いラルフローレンのロングポロシャツに短パン。耳には、AirPodsを突っ込んだ、若者でした。

推定、中3~高校2年生です。

彼は、ポケットから取り出したスマホでずっと動画見続けていました。

ニタニタ嬉しそうに、時にコソコソ笑い声を出し、時折、さりげなく「ブッ」って屁をこきながら、すっげえご機嫌そうな時間を過ごしていました。

イヤホンをしていると、自分の屁の音が聞こえないのでしょうか?要注意です笑

まったく、優雅なもんです。私の頃なんて、スタバ一号店もできていなかったですから、時代は変わったものです笑

1時後、私がブログを書き終え、読書に移行した時、彼はスマホをカバンの中にしまい、代わりに本を取り出しました。

何を読んでるか?覗き込むわけにもいかなかったのですが、すぐに、それが分かりました。

それまでは、背筋が伸びていた彼の身体が徐々に傾き始め、腕をだらんと机に伸ばし、それを枕にするまでには、さほど時間がかからなかったですから。

最初は、何とか横目に本を読んでいたのですが、間もなく、机にうっぷしました。

机に取り残されていたのは、案の定?『ゴロゴ古文単語』という学習参考書でした。

そりゃあ、古文単語は眠くなりますよね。

それから30分経過後、彼はムクッと起き上がり、カバンから財布を取り出し、お店を出て行きました。

「もしかして、二軒隣のファミマで、流行りの店内への持ち込みか?」って見ていると、これまた要素通り、持ち込みでしたが、

ソーダキャンディーという可愛いものでした。

それを舐め、耳に突っ込みっぱなしのAirPodsをBGMにノリノリにヘッドバンキングをしながら、彼はカバンからノートを取り出しました。

スマホを見ながらノートにf(x)とか見えたんで、数学の問題を解いているようでした。

今や、数学の問題をスマホで見ながら取り組む時代のようです。

しかし、そのヘッドバンキングがとまり、彼がスマホのページをちょろちょろ切り替えるようになるには、やはりさほど時間がかかりませんでした。

最終的には私の方が彼よりも先にお店を出たのですが、彼に勢いがあったのは、動画を見ていた時だけだったと思われます笑

で、でも、この若者の気持ちがよく分かるよって、人、沢山いるんじゃないでしょうか?

「あぁ、俺も昔はそうだった」って。

言うまでもなく、私もそうでした。

自分で希望した自宅浪人の時も、日中、図書館に行って、『月下の棋士』とか読んでいましたもん。

『バカボンド』とか『ワンピース』とか、何度繰り返したか分かりませんし笑

そんな、若者を見たとしても、

「僕もね、君くらいの時はそうだったんだよ。仕方ないからとりあえず頑張ってくれ」って言うのは簡単かもしれません。

でも、それじゃあ芸がない気もします。

なので、彼にもうちょっとだけ、気の利いたアドバイスがあるとしたら、

とりあえず、今から図書館に行って、自伝とか評伝でも読んだら?

家に、日経新聞があるなら、私の履歴書を読んだら?

です。

数多くの勉強が嫌いな偉人がいることが分かりますし、鬱屈した学生時代を経て、それをエネルギーに人生を大転換させて人がいることがよく分かりますから。

そんな事例に触れることで、もうちょとだけ、前向きに取り組めるようになる気もするんですよね、同じやりたくもない勉強だったとしても。

例えば、先月の私の履歴書に登場していたヨウジヤマモトさんも、まだ働きたくなくて、学生時代というモラトリアムを延長したいがためだけに手伝った母親の洋裁店の仕事。これが世界を代表するデザイナーのきっかけになっていました。

リクルートを作った、江副浩正さんも、学生時代にアルバイトの「大学学生新聞」の広告営業を、ある種のモラトリアムの延長で続け、それが今や8兆円企業になっています。

『沈黙』でお馴染みの作家、遠藤周作は、学校のテストは、0点ばかりだったらしいです。なんせ、自分の回顧録のタイトルが、『落第坊主の履歴書』ですからね。

こんな事例はいくらでもあります。

有史以来、自分だけが初めて経験することなんて、おそらくないはずなんです。

多くの人が、自分と似たような境遇で、同じようなことに悩み、道を切り開いていったってことがわかるだけで、めちゃエネルギーになるんです。

だから、先人の事例に触れることが良いと思うんです。

もちろん、学習参考書やスキル系の学習も大事だとは思うのですが、人の人生に触れるというのも、これまた貴重で、深い学びだと思うのです。
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【今日のうねり】
有史以来、自分だけが初めて経験することなんて、おそらくないだろう。
だからこそ、悩みに直面することがあったら、自伝を読み、先人の人生に触れることが良いのだ。
それがエネルギーに繋がるのだ。
スキル系を学ぶことだけが学びじゃない。人生に触れるというのは、深遠な学びなのだ。