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令和3年10月11日 今日もクルクル通信1149号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨日10月10日は体育の日。だと思っていたのですが、昨年から名称が「スポーツの日」に変更に、かつ、日にちも、10月第2月曜日になったそうです。
いまや祝日でもないようです。
変更されたとは言え、私にとっては10月10日は体育の日ですし、体育の日と言えば運動会ですよ、やっぱり。
でも、昨今、運動会は、秋から春に移行されているところも多いようです。
今でも秋開催の地域もあるようですが、50%以上が秋ではなく、春開催となっているというデータもあるみたいです。
なぜ、秋から春に変更になったのか?
どうやら、大きく三つの理由があるようです。
①天候のリスクが春の方が低い。
10月上旬では、まだ暑い日も発生するので、熱中症リスクがある。台風が発生する可能性もある。
②秋は文化祭や音楽祭など、春に比べてその他のイベントも多い。
③保護者からの反対
受験勉強に集中させたいから、運動会の秋開催は辞めて欲しい。
①②は言われてみればそうかもしれませんが…って感じですね。③に関しては、よく分かりません。
いずれにしろ、私にとっては、運動会と言えば秋なのです。
運動会の忘れられない光景の一つが、小学校6年生の時の長距離走。
先頭で校庭に戻ってきた”よっちゃん”がルートを間違えて、2位の佐々木に抜かれました。
自分の順位が、4位だったのか?5位だったのか?はたまた8位だったのか?も曖昧なのに、これだけはよく覚えいます。
6年間で1回しかない長距離走。その決着のつき方としては衝撃的でしたから。
私もさえない順位ではありましたが、それなりに準備をして、当日も走りましたよ。
直前の1か月くらいは、JR大塚駅から小学校までの3キロを走って通っていた日もありましたからね。クソ暑い中、しかも制服着てよくやったものです笑
とんでもない凡ミスをかました”よっちゃん”は、当時から運動神経抜群で、高校時代に春の選抜にレギュラーで出場しています。
まあ、ミスの中でも、ルート間違いはなかなかのレアかもしれませんが、凡ミスによって勝敗が決まってしまうってことはしばしばありますよね。
リレーのバトンミスとか。
オリンピックの花形400mリレー決勝でもしばしば見ますから、これは凡ミスではなく、超重要な競技の一部なのかもしれません。
いずれにしろ、大事なところでの気の緩み、慢心によるミスというのは避けたいところです。
実際、一流の人ほど、ここに気を配っているようです。
日本の文明批評の第一人者とも言われる、森本哲郎は、こんな話をしていました。
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新聞の学芸配者だったころ、将棋欄を担当していた同期の頼み込んで、升田幸三、大山康晴両棋士の名人戦を見学したことがありました。
ところが、実際に観戦してすっかり閉口してしまいました。
いざ対局が始まると、駒が一つ動くたびに「大山名人、長考一時間四十三分」といった具合です。
その長い間、素人の私はひたすら次の手を待つしかありません、何とも退屈で、もうこりごりして帰った記憶があります。
その対局のあと、しばらくして大山名人にインタビューする機会がありました。私は観戦の体験を思い出し、いったい、どういう時に長考するのか聞いてみました。すると、大山名人の答えはこうでした。
「そりゃ、うまくいきすぎている時ですよ。だって、物事というものは、そんなにうまく行くはずがないでしょう。」
『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』より抜粋
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この答えを聞いて、森本氏は、「守りの大山」と呼ばれる所以が分かると同時に、
勝負に勝つ秘訣と人生を誤らないための至言
だと思い知らされた、とも言っていました。
人はどうしても、上手く行っている時こそ気が緩みがちです。
明智光秀の「三日天下」という言葉もありますから、良い時はそう長くは続かないという前提に立って、
何か落とし穴ないか?思わぬ凡ミスをしちゃいないか?
と、自らに問い、気を引き締めたいところです。
これまた、「言うは易く行うは難し」ではあるんですけども…
先週金曜日の夜、スタバで「ワンモアコーヒーをお願いします。」とレシートを出して、携帯のアプリを提示して待っていました。
すると、店員さんから
「これ…レシートじゃないんですけど…」
と指摘をされ、見てみると、仕事で使用した、黄色ポストイットでした。
スタバに向かう直前に、ごみ箱に捨てたのが、ポストイットではなく、レシートだったようです。
凡ミスを減らすって、決して容易ではありませんが、頑張っていきましょう笑
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【今日のうねり】
勝負に勝つ秘訣と人生を誤らないためには、人生とはうまくいくものではない。という前提に立つこと。
そして、上手く行っている時にこそ、落とし穴がないのか?と自らに問い、行動することだ。
だからと言って、回避できるとは限らないが、凡ミス、落とし穴にはまらないように未然に防ぐ努力をすること。
これが、大事なのだ。