アートもビジネスも構図で決まる

昨日は、ホキ美術館に、スペインの現代写実絵画を見に行ってきました。ギャラリートークで、ある作家さんがこんなこと言っていました。
「画を描く上で一番大事なことは、構図を決めること。どんなに良い素材を選んでも、構図がダメだったら良いものにはなりません。だからそこに一番時間をかけている」
確かにこの作家の作品はかっこいいなと思っていたんですけども…それは、構図だったんですね!笑

何がいい構図なのか?ということは、私には分かりませんが、1つで分かったことは、良い画もビジネスも一緒だということ。
ビジネスに置き換えれば、構図=ビジネスモデルと言えそうです。
どんなに良いテクノロジーやアイデアがあっても、モデルが悪ければ決して良いビジネスにはなりません。
しかも、画も同じだと思うのですが、1回組んだ構図(ビジネスモデル)を後から変更するのはめちゃくちゃ大変です。
動き出してしまっていたら、変更するにはめっちゃ労力はかかる。時間が経過すればするほど、それが難しくなっていくんですよね。
別の表現で言えば、第一ボタンのかけ違いみたいなものでしょうか。
パジャマを着ていて、最後の最後でボタンがずれていたことに気づいて全部やり直しみたいな。
まぁ、レベルは違いますが、ゼロからやりの積み上げてきたものを一旦リセットして、ゼロからやり直さなきゃいけないという観点では同じでしょう。
アートもビジネスも、「変更したい!」と思ったタイミングで、うまくピボット出来ればいいですが、できることならそんなこともしたくはありません。
もしこれから着手までに時間が十分にあるのであれば、
何よりも、構図を意識して行動することが何事も大事なようです。
それの方が、結果的に成果が大きくなるはず。

ちなみに、この解説をしてくださった作家さんは、色弱で正しく色が認識できず、色を出すことにとても時間がかかるそうです。
仮に、写真と同じ色を出したい場合は、プラスチックな板に、自分が見えているその色を塗ってから、実際の写真の横において、違いを認識しながら作品を作って行くそうです。
想像するだけで、恐ろしい手間ですが…
そんなハンディキャップを乗り越えて一流のアーティストになっているんですから、世界には凄い人が沢山いるんですよね。

「もっと、攻めていかねばいけないな!」とガツンと肩を叩かれた気分になりました。
****
アート作品で一番大事なことは、構図だそうだ。
ビジネスも同じ。ビジネスモデルが大切だ。
どんな良い素材(テクノロジーやアイディア)があってもそれがイマイチであれば、イマイチになってしまう。
しかも、この構図を途中で変更するには相当なコストが発生してしまう。
パジャマのボタンの掛け違いにも近いのかもしれない。
いずれにしても、構図作りにはじっくりと時間をかけて方が、結果、後で成果が大きくなるのであろう。