回避せよ!「皮算用」⇒「後の祭り」の最悪コンボ

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令和3年10月25日  今日もクルクル通信1161号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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「ベストではないけれども、悪くない」というような転職のオファーなり異動の話が来た時、どうしますか?

悩みますよね?

その時、何と何で悩むのでしょうか?

人によって悩む理由はそれぞれだとは思いますが、

①今の状況として比較して、オファーの方が良いのか?悪いか?

あるいは、

②まだ手にしていないけど、いつか手にしたい、自分がベストだと思っているオファーと比較して、オファーの方が良いのか?悪いか?

という二つのパターンで悩むというのはありそうですよね。

パターン①で悩み、検討した結果、そのオファーを受けるかどうか?を判断する

という意思決定は、合理的だとは思いますが、

パターン②で悩み、意思決定をしたとするならば、これってどうなんでしょうか。

一見アリそうですが、実はナシなのではないか?

と思うのです。

なぜなら、比較対象が願望だから。そのオファーをもらえる日が本当に来るかどうかわからないから。

です。

例えば、社内の異動でこんな話があったとします。

自分が行きたい部署(願望)の人事権のある部長と内々に話をしていて、

「半年後目途には、お前の異動の話が具体的になるから。今調整をしているから待ってて。今回の異動は〇〇も入れた、三者間トレードみたいな形になるから、ちょっと時間がかかっているから」

なんて言われていたとします。

こんな魅力的な話があるから、今来ているオファーを断る。という判断をすることもあるかもしれません。

でも、これってかなりの危うさを内包してるように思うんですよね。
(※将来のオファー>今の状態>目の前に来たオファーという順位付けができているという前提の話です)

だって、先のことはわからないから。その話がなくなる可能性だって、十分にあるから。でも、それを考慮していないから。

ぶっちゃけた話、私はこれと類似した経験したことがあります。

結局、半年後に来ると言われていた、オファーはなくなり、今場所に居続けることとなりました笑

もちろん、また別のチャンスが回ってきて、今があるから良いっちゃ良いんですが、

意思決定のプロセスとしては、いかがのものか?と思います。

だって、手にしていない、将来のオファーという架空のものと比較して、今のオファーを却下しているんですもん。

実は、比較にすらなっていないですよね。

「とらぬ狸の皮算用」そのものです。

手に入らなかったらどうするんですかって話ですから。

実際に、それが手に入らなかったら、「あのオファーを受けておけば良かったじゃねえか。」って思うことになるんですけど、それは文字通り、「後の祭」です。

ちなみに、「後の祭」ですが、

祭りのあとの山車 (だし) のように、時機遅れで、むだなこと。手遅れ。

というのが語源のようです。(goo辞書より抜粋)

このような、まだ手にしていない願望と目の前にある具体的なものとを比較して、意思決定をすることは、以前ブログで書いた、

ビジネスや人生においては、変数コントロールが重要。

自分でコントロールできない変数を、所与の条件や家庭に置いてはならない。

という話とも同じです。

なので、

選択肢で迷うことがあったとしたら、

悩んでいる選択肢は、そもそも、いずれも具体的に手にできているものなのか?

ということを忘れてはならないんですよね。

その上で、自分の意思決定の基準と照らし合わせて、選択していく

というのが良いのでしょう。

どうなるか分からない、願望や未来と比較するのはやめましょう。

未来のことは何一つわからないのですから。

今ある具体的な選択肢の中で、ベストな意思決定をしていきましょう。

ドラッカーは、未来について、次のように言っていますしね。
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われわれは未来についてふたつのことしか知らない。

ひとつは、未来は知りえない。

もうひとつは、未来は今日存在するものとも、今日予測するものとも違うということである

『創造する経営者』より抜粋
~~~~

意思決定においては、

分からない、コントロールできない仮定は置かない。常に今手元にある選択肢の中で比較し、検討する。

ということを忘れずにいたいところです。

「何、当たり前のこと、書いているんだよ」

ってツッコミを頂戴しそうですが、先日もついついやってしまいましたので、戒めも込めて書きました。
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【今日のうねり】
選択に悩んでいる時は、そもそもその選択肢は、全て手に収めているものなのか?
を確認することが大事だ。
手にできてもいないことと比較しするのは辞めよう。
それは願望であり、手元にないのだから。未来はどうなるか?分からないのだから。
意思決定においては、分からない、コントロールできない仮定は置かない。常に今手元にある選択肢の中で比較し、検討する。
これが基本原則なのだ。