常識を取っ払って考える。そのために、裏側から見る。

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令和3年11月3日  今日もクルクル通信1170号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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トイレのおじさん、今日も登場です。

「今日も祝日なのに朝から早いじゃないか?」

今日は朝から晩までセミナーなんですよ

「セミナー?研修か、いいじゃねーか。若いんだからどんどん勉強したらいいよ。

俺もね、若い頃にいっぱい行ったよ。

ほら、トヨタの末端会社にいただろう。月に1回「カイゼン」のセミナーがあって、練馬の本社まで行ってたんだよ。もう40年以上昔の話だけどな。」

へー、月一で研修があったんですね。その時、学んだことって今でも生きているんですか??

「生きてるよ、生きてる。生きてるなんてもんじゃないよ。」

例えば、どんな感じで生きているんですか?

「そうだなぁ、「物事を裏から見る」っていうのがあるな。」

えっ!?それ、どういうことですか?

カイゼンっていうのは、一つのテーマを定めてその理由を挙げていくんだ。

トイレが汚い。というテーマを定めたとすると、

なぜトイレが汚いのか?

その理由を書けるだけ書いていくんだ。

使い方が悪いとか。

清掃員が手を抜いているとか。

考えられることを全部挙げていく。

その後に、それがどうしたらカイゼンできるのか?っていう、方法を考えるんだ。

研修の講師に加藤先生っていうのがいたんだけど、今でもよく覚えているよ。

車のラジエーター、わかるよね?

あれの上と下にホースが二つ付いているんだけど、当時はゴム製だったの。寒ければ、固まっちゃうし、暑いたらぐにゃぐにゃになっちゃう。

それじゃ、水が安定的に回らないから、困る。じゃあどうすればよいのか?その原因は?それをどうカイゼンするのか?

ってことをテーマだったんだけど、

その原因とカイゼン方法を沢山上げれば上げるほど褒めてくれたんだよな。

でもな、これって、常識的に考えたらダメなんだよ。常識的に考えたら数が全然出せない。

そもそも、常識で考えられることなんて、もう誰かがやっているんだしね。

常識を取っ払って考える。これが大事なんだよ。

「常識で考えちゃダメだ」ってこともここで教わったな。

で、「物事を裏から見る」ってことなんだけど、トイレが汚い理由を挙げる一方で、

トイレが汚ければダメなのか?

っていう、逆の方向から考えるってことなんだ。

常識的に考えたら、トイレが汚ければダメだよね。でも、俺にとっては、汚くてもダメじゃないじゃん。

トイレが汚いから良いのではないか?だから仕事がある。

トイレが汚いから誰もやりたがらない。結果的に競争相手が少ない。

とかね。

こう考えれば、全然見え方が変わるじゃん。

「物事を裏から見る」という考え方は、常識を取り除いで考える上で有効な方法なんだよな。

そうやって、表から考えたり、裏から考えれば、色んなことに気付けるし、工夫もできるようになるよ。

ちょっと見てくれよ、このホース。全然違うだろ!?

(何やら緑ホースの先端から15センチぐらいところにかけて、何重にも灰色のテープが巻かれています。)

ちょっとこの先端見てみろよ。細くなってるだろう。なぜか?わかる?」

水圧ですか?

「そう。ほら、水の勢いを強くしたい時って、こうやって押すじゃん。でも、一日中やってると、疲れちゃうわけよ。指も痛いし。

どうせいつもやるんだったら、最初からこうやってテープを巻いて、細くしておけば良いじゃん。そんでやっているの。

ここも持ってみろよ。

(先端から70センチくらいのところが掌大の大きさで、異常に膨れ上がっています)

で、こっち(何も膨れ上がっていない普通のホース部分)も持ってみろよ。全然違うだろう!?」

はい、確かにこっちの方(膨れている方)が重くて安定しますね。

「そうなんだよ。全然ラクなのよ。これもさ、仕事をしながらカイゼンしていったってわけ。」

ちなみに先端がテープで巻かれている側に、取り外しができるような細工がしてあります。

「これ取り外しができるようになっているんだけど、その理由わかる?

水圧もさ、強ければ良いってものじゃないのよ。水圧が強いと困る場所があるんだよ。トイレが狭いとか小さい場所とかさ。そういうところは、逆に跳ね返りが強いとだめだから、

先端だけを取り替えられるようにしているの。二つもホースを持つわけにもいかないからね。」

いやー、本当に勉強になります。

「当たり前じゃねーか。何言ってんだよ!!」

大変失礼致しました。おじさんの40年の仕事を通して学んだこと教えてもらってるんですもんね。勉強になって当然ですよね。

「そうだよ。じゃあ、お兄ちゃんも、頑張って勉強するんだぞ。」

若い頃の学び=自己投資はどんなにやってもやり過ぎることはないようです。

トイレのおじさんに負けないように、さあ頑張りましょう!!
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【今日のうねり】
常識的な思考ではだめだ。それらは誰かがやってしまっているのだから。
常識を取っ払って考えるにはどうすればよいのか?
物事を裏から見てみることだ。お題をひっくり返して考えてみる。すると、思考が拡がる。
表から裏から、考えることで常識という枠からはみ出すことができるのだ。
いくつになっても学び続けること。これが何よりも大事。