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令和3年11月5日 今日もクルクル通信1172号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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ハブとなる人との繋がりが沢山あるのか?個人としてネットワークを有しているか?
これは、社会を生き抜くための欠かせない能力なのではないか?
昨日書きましたが、今日も続けます。
これってまた別の言い方をすれば
友達100人できていますか?
ってことなんだと思います。
現代の社会では、この友達100人いるかどうか?ということが、SNS等を通して可視化されてしまっています。
そして、その誰と繋がっているのか?ということが、そのままその人物の評価基準の一つになっていることがあると思うんです。
例えば、「「伊藤コタロウ」っていうDX領域にめちゃ強い奴がいる」って噂を聞いたとしたら、どうしますか?
真っ先に、ググりますよね。そして、DX領域に知見のある友人に連絡を聞きますよね?
「「伊藤コタロウ」って知っている?」って。
あるいは、Facebookで調べますよね?共通の知人がいるかどうか?って。
で、その評判を聞きつけて、その人物を判断すると思うんです。
「伊藤コタロウ」って、あの人とあの人とあの人と繋がっている。間違いなさそうだ。
みたいに。
こんな感じで、誰と繋がっているのか?ということは、信用をスコアリングする指標の一つになっていると考えられます。
最近は、どれほどの資産を有しているのか?といった金融機関が算定する信用スコアだけではなく、日々のどんな行動をしているのか?ということから算出される、中国の芝麻信用のような信用スコアが普及し始めています。
でも、誰と繋がっているのか?ということも、それらに負けず劣らず、頼れる信用スコアな気がします。
先日ある企業の人事責任者がこんなことを言っていました。
「中途採用の場合は、応募者の履歴書を見て、自分の知人がいるかどうかをまず見ます。いれば、真っ先にその友人に裏取りします。
Facebookでも自分と共通の知人がいるかどうか?を調べますよ。いれば、もちろん、彼にも聞きます。
てか、社会でそれなりの時間を働いて来た人間で、友人を介しても、自分と一人も繋がりがない人だとすると、逆に結構怖いって思っちゃいませんか?
「3.5人を介すれば、誰とでも繋がることできる」なんて、Facebookの調査があったの知っています?
そんなスモールワールドなのに、繋がりがないってなると、面接する前から、「大丈夫?」って気分になってしまいますよ笑」
そう言えば、VCで勤務する友人も、出資を依頼してくる経営者が、その業界のしかるべき人物との繋がりがないと、その段階でほぼほぼない。って判断をしているって言っていました。
多分、実際に、こんな感じで、自分があずかり知らないところで、友人ネットワークを介して、信用のスコアリングを行われているんですよね。
続けて、彼はこんなこと言っていました、
「ぶっちゃけ面接じゃ、その人のことって分からないじゃないですか。
だからその人を実際に知っている人に聞く。裏取りは欠かせないですよね。
日々の活動は偽れないですから。」
彼はそれなりの企業の人事なので、おそらく彼のように裏どりをやっている人事担当者って多いのでは!?と考えられます。
誰もが、履歴書以外に友人ネットワークやインターネット上の履歴を辿って、その人物がどういう人なのか?
を探られていることがあるんですよね。
場合によっては、実際に面接する前に、友人ネットワークからの信用スコアで勝負が決していることもあるかもしれません。
でも、恐ろしいことに、信用スコアにもなりうる、友人ネットワークは、一朝一夕にできるものではないんですよね。
「やばっ!そんな風に判断されることがあるの?友達作らなきゃ!」
って思って、動き出したって、遅いんです。
だからこそ、
相手を思って、行動をしているのか?
何かしらお役に立てることはないか?
って考え、日々の一つ一つの出会いを大切にすることが大事なんですよね。
それらの行動が、時間をかけて、自分のネットワークとなっていくんですから。
このように考えると、やっぱり、良質な友人ネットワークを有しているか?は個人の能力と言っても良さそうです。
一つ一つの出会いを大切にし、その後も丁寧に繋げてきた証ですからね。
友人ネットワークは、日々、丁寧に水やりをしないと美しくならない花壇のようなものなんです。
ということで、この社会をサバイブするために、一つ一つの出会いを大切にしていきましょう。
明日もこの話を続けます。たぶん。
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【今日のうねり】
良質な友人ネットワークを有しているかどうか?それは個人の能力だ。
なぜなら、そのネットワークは一朝一夕では築くことができず、いかに一つ一つ出会いを大切にしてきたのか?という日々の営みが問われるからだ。
そして、その友人ネットワークは、自分自身の信用スコアにも直結する。
友人ネットワークが可視化される現代においては、このスコアが高いかどうか?がそのままその人物の評価の基準にもなっているから。
それが低ければ、サバイブできないのだから、日々の営みが大切にするしかないのだ。