「失敗前提」「不完全前提」でオールオッケー。

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令和3年11月15日  今日もクルクル通信1182号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨日は半年ぶりにサイゼリヤに行ってきました。

16時過ぎに行ったんですけれども、緊急事態宣言も開けたせいか?既に8割ぐらい客席が埋まっており、多くのテーブルから盛り上がる声が聞こえていきました。

通されたテーブルの上にはメニューが二つ。そして、テーブルの端に見慣れないボックスがセットされていました。

ボックスの向かって左側には、メニュー表とボールペン、そして、ペーパーナプキン。右側にはカトラリーが四段で入っています。

上からフォークが二段、スプーンが一段、最下部にナイフ。取っ手を引っ張ると、回って開くタイプでした。

イタリアンですから、最も使用頻度が多い、フォークが二段分用意されているのでしょうしょうね。

「私の記憶が確かならば、」(って、『料理の鉄人』の鹿賀丈史じゃないですけど笑)カトラリーは店員さんが注文後にカトラリーボックスで持ってくるか?ドリンクバー付近にあって、自分で持ってくるスタイルだったような気がするのですが、

コロナを経て、接触をできるだけ減らすための工夫として、このボックスが導入されたのでは?と思いました。

これでいいと満足したところから進歩がなくなる。

と創業者の正垣 泰彦さんは、仰っていましたが、まさに、その進歩を垣間見た気がしました。

ちなみに、人気NO1のミラノ風ドリアも少なくとも年間10回以上、創業から今まで1000回以上の改良を加えてきているらしいです。

ユーザーがどこまで気づいているか?は分かりませんが。でも、それでいいんですよね。プロフェッショナル細部にこだわるんですから、お客様が気づかないような微細な積み重ねが大事なんですよね。

メニューを見ながら注文用紙を記入し、ベルを押して、店員さんを呼ぶ。

こちらが英数字で記入した注文内容を、店員さんが確認し、商品名を声を出してダブルチェック。

(店員さんの端末には英数字と商品名が突合できる、小さな一覧が貼り付けられているのを発見しました!)

毎回、これは優れた注文システムだなって思います。

文字記入だと、ユーザーが手間ですよね。一方で、お店側にとっても、字が汚くて読めないってリスクを回避できます。そもそも、字が汚い、読めない字を、「これ、なんて読むんですか?」って、お客様に言いづらいっすよね。

これって、「あなた、字が汚いですね、下手ですね」って言っているのとイコールですからね。

そういう、リスクやコストを互いに避けつつ、注文をダブルチェックすることで、発注ミス=客の不満も削減している。

店員とお客様とで、指さし確認をしているので、共犯関係が成立している。なので、仮に注文ミスがあったとしても、お客サイドも、「アーリオオーリオではなく、ペペロンチーノを頼んだんですけど…」って言いにくいと思うんですよね。

よくできたシステムだと思いませんか?

相変わらずのコストパフォーマンスに満足して、ついつい、ダメ押しでもう一回注文用紙を記入してしまいました。

「ご注文を確認させて頂きます、アーリオオーリオ、一点で宜しいでしょうか」

というダブルチェックが入るのかと思いきや、店員さんが無言で、注文用紙を受け取って去って行ったので、

「注文、大丈夫ですか?」ってこちらから確認をしてしまいました笑

テーブルの拭き方までが言語で記述されるほどオペレーションが徹底されている企業だと認識してしまっているので、逆にそれがなされていないと不安になってしまいました。

企業経営の観点では、「やるべきことが徹底されていない」ことは、決して良いことではないと思いましたが、

連結で1,200億、従業員数1万人、店舗数1,500を超える、会社規模となると、末端の末端まで、一挙手一投足をビシッとそろえることは決して容易なことではありませんよね。

松下幸之助さんは、従業員数が1000人を超えると祈るしかない。

と言っていたと思いますし。

翻って、私自身は1人で仕事をしているのですから、やるもやらないも、人に任せるも任せないも、全て自分次第。

少なくとも、指先足先までがバシッと揃った行動を徹底せねばいけません。

今月の『月刊致知』はサイゼリヤ創業者の正垣 泰彦のインタビューがあり、そこにはこんな話がありました。
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うまくいかない、思い通り にならない、それが人生ですよね。つまり失敗することが前提にあるわけです。

失敗して失敗して失敗すると、最後は成功に漕ぎ着く。人間って、うまくいくとだめになっちゃうんですよ。
(中略)
自分の店の料理もおいしいと思った瞬間から衰退が始まってしまう、とよく言うんです。

常に、これ以上のものはないと思って料理をつくってお客さんに提供する。だけど、その直後からは、もっとおいしいものは出せないかと考えて創意工夫をする。その繰り返しです。
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我々も、失敗前提、不完全前提で、日々積み重ねていきましょう。
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【今日のうねり】
うまくいかない、思い通り にならない、それが人生ですよね。つまり失敗することが前提にあるわけです。
失敗して失敗して失敗すると、最後は成功に漕ぎ着く。人間って、うまくいくとだめになっちゃうんですよ。
これでいいと満足したところから進歩がなくなる。
という、サイゼリヤ創業者の正垣さんの言葉があるように、常にもっと良いものはないのか?を追い求めることが大事だ。
失敗前提、不完全前提で、日々積み重ねていくのだ。