焼畑コミュニケーション。

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令和3年11月23日  今日もクルクル通信1190号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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ソーシャルゲーム業界では、「焼く」とか「焼き畑」という言葉がしばしば使われます。

これはどういう意味かというと、

ゲーム環境を一変させるような強キャラを投入することによって、ゲームがめちゃくちゃつまらなくなってしまう。

一方で、そんな強キャラですから、ユーザーがその欲しさのあまりに、多額のお金を突っ込む。

これによって、それまで、育ててきたゲーム環境という土壌とユーザーという畑が焼かれ、ゲームが荒れた畑と化してしまう。(やがてゲームはクローズする)

ということだと理解をしています。

もちろんこの言葉は、焼畑農業に由来しますが、ググったところ、「焼畑商売」というのも、明確に言葉として使用されているようです。
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近隣の山地に立つ樹木を伐採・焼却して生じる灰を肥料に使用して成り立つ焼畑(式)農業のように周囲の環境との共生・共存を無視して利益追求を図り、灰の材料である樹木が絶滅し次第畑を廃棄して別の耕作地へと移っていくかのように商機を失った商業地を見捨てて他の地域に移る傾向の強い商業店の商業行為をいう。

即ち、(期待した収益の上がっている間は店舗を構えてその地で小売業を続けるが)近隣に競合する店舗ができたり、新しい道路が整備され交通条件が変化するなどにより、店舗の運営効率が悪化すればその店舗を閉鎖し、「畑」を替えるかのように他の地域に出店する大型店の出店方式を比喩(ひゆ)的、かつ批判的に表現した用語である。
『wikipedia』より抜粋
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さて、この焼畑というのは、農業や商業あるいは、ソシャゲだけでなく、日々のコミュニケーションにおいてもあるのではないか?

と思います。

【焼き畑コミュニケーション】ってやつです。

その場限りの自分の利得だけを追い求めて、一方的に自分の要求だけを相手に押し付ける。

そんなコミュケーションです。

これをされた方は、当たり前ですが、「えっ、この人なんなの??正気?マジで勘弁」って思う、というかドン引きをしてしまうものの、

例えば、受発注の関係がある依頼主からの要求であれば、一旦は受け止めるしかありません。

受け手は、その要求を形にするためには、何かしらの代償を払うことになりますから、結果的に、「もう二度とこの仕事をするか!」となり、その依頼主から離れて行っていきます。

依頼主は、自分の要求を獲得できるので、短期的に良いかもしれませんが、協力者を一人失いますから、長期的に見たら不利益しかありません。

さすがにそれなりの歳を重ねてくれば、このような分かりやすい「焼き畑コミュニケーション」をやっている人は、滅多にいないと思いますが、

(と言いますか、やっている人は、10年単位で社会生活を営むことは難しいので、いなくなってしまっているはずです)

小さな火種を、頻繁にばらまいてしまっていて、ある時、枯葉や枯れ木にそれが伝播し、結果的にプチ焼畑を起こしてしまっている人はいるかもしれません。

例えば、「五月雨式」「後だし式」「今すぐ式」あたりがプチ焼畑に繋がるような気がします。

・五月雨式:連絡や事務案件を一度にまとめて送らず、後から小刻みに(だらだらと)連絡する方式。

・後だしジャンケン式:後になってから、当初と別の条件を付加する方式。例えば、当初2点だった納品点数を直前になって4つ変更すること。

・今すぐ式:納期がめちゃタイトな依頼をする方式。例えば、「〇〇の確認を明日の朝10時までにお願いします。」って前日の16時に言うこと。

当たり前ですが、いずれも言われた方は、全く気分が良いものではありません。

2,3回程度までであれば、愛想を尽かされることはないですが、これが積み重なってくると、ボディーブローのように、効いてきて、

相手の気持ちが離れてしまい、結果的に焼畑になってしまうのです。

結局、焼き畑コミュニケーションの根本にあるのは、【相手への配慮の欠如】です。

ソシャゲーのように、クローズする前提で、最後の最後に儲けたいだけで、意図的に焼畑をする場合は良いかもしれませんが、人とのコミュニケーションはそういうわけにはいきません。

人生は100年ですから。

肥沃な農場を作っていくべく、日々丁寧なコミュニケーションを心がけていきましょう。
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【今日のうねり】
焼畑コミュケーションはやってはならないだろう。
分かりやすい焼畑をやる人はいないだろうが、プチ焼畑ならどうだろうか。
多くの人がやってしまってはいないか。
「五月雨式」「後だし式」「今すぐ式」など相手が心地よくないことは避けるべき。
全ては、相手への配慮。これが大事なのだ。