駆け出し時代に教わった、アドバイスの鉄則

街中を歩いている時に、日本農業新聞という看板が目に入ってきました。
理由は、電通駆け出し時代にここの広告枠の仕事からなんですが、
当時は、というか、この仕事をしなければ、日本農業新聞という新聞があるということすら知らないまま、人生が終わっていたかもしれません。
日常生活で、触れないもの以外は、存在していないものと一緒ですからね。

それはさておき、
農業新聞をトリガーに、駆け出し時代に先輩に言われたことを思い出しました。
「先輩から仕事を奪え!まずは、1本でも多く先輩宛の電話を自分宛に変えることが出来るか?だ」

本当にこれは素晴らしいアドバイスでだったな
と、今でも思うのです。
もし、今、新入社員の人にアドバイスを求められることがあるとしたら、これと同じことを伝える思います。
だって、
この一言で、めっちゃ、その後の行動が明確になるじゃないですか!
例えば、
先輩から仕事を奪うには?先輩宛の電話を自分宛に変えられるのか?
と考えると、
今、先輩はどんな仕事をしているのか?全てを把握しなきゃ
と考えるようになり、
把握するためにはどうすればいいのか?
という問いを立てるようになる。
それは、例えば、とりあえず、かかってきた電話は1コールで全部取るようにして、情報収集をしよう
とか、
先輩の電話に耳をそばだてて、こっそり聞いておく
とか
組織の情報共有の場では、メモを取りまくる
とか
そんなことをして、ある程度、先輩の仕事の全容が分かってきたら、
その仕事の中で一番軽そうなものはどれか?
あるいは、
先輩にとってはただの手間でしかなさそうなものは何か?
どれを自分が引き取ることができたら、先輩が楽になるのではないか?嬉しいのではないか?(もちろんお客様のお役にも立って)
と仕事を選別する。仕事を決めたら、その仕事ってどうやって進めれば良いのか?
を調べる。
進め方をがわかったら、どのタイミングで先輩に、
「この仕事って、こういうことでしょうか?僕に少し手伝わせてもらえませんか?」
といったアクションをするのか?
などなど、どんどん行動が具体的にブレイクダウンできるようになりますからね。
今でこそ、上記のように、言葉で、先輩からの電話をどう奪うのか?をアクションプランのサンプルを整理することができましたが、当時はそれこそ、闇雲に一生懸命やっていました。。
レイヤーがまるで異なりますが、新商品開発などでも
敵を決めて、そこからどうやって客を奪うのか?
という論点は立てるはずなので、
新入社員が先輩からどうやって仕事を奪うのか?
頭の使い方は近しい部分があるのかもしれません。

いずれにしましても、
良いアドバイスというのは、受け手がそのアドバイスを受け取った直後から行動に移せるかどうか?
それなんだと思います。
今まで、数多くの先輩方からアドバイスを頂いてきましたが
そういったアドバイスを下さった方々は、いずれも、
どうすれば、中田は今の状況を改善することが出来るのか?そのための行動をとれるのか?
そんなことを考えてくれていたようにも思うのです。
良いアドバイスは行動を促す
逆に言うと、行動を促せない助言はアドバイスではない

今、私の会社には新入社員はいませんが、
アドバイスを求められることがあれば、
これを鉄則として頭に刻み込んでおこうと改めて思うのです。
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アドバイスの鉄則は、
受け手が、そのアドバイスを受け取った直後から行動に移せるかどうか?
だ。
逆に言えば、行動に移せない助言は、アドバイスではないのだ。