手練手管をプリンシパルで押し返す

ハーバード流交渉術という古典を読みました。
この本は、
人、利害、選択肢、基準。
この四つを基本要素とした、交渉方法(原則立脚型交渉)を紹介しています。
少し具体的に見てみると、
人:人と問題とを分離せよ
利害:立場でなく、利害に焦点を合わせよ
選択肢:行動について決定する前に多くの可能性を考え出せ
基準:結果はあくまでも客観的基準によるべきことを強調せよ

というものです。
この原則を元に、例えば、立場が自分より強い相手、相手が脅迫や騙すといった汚い手口を用いてきた場合にどうするのか?
など、様々なシーン。それに沿った交渉術が語られています。
ですが、一番最後に、
不当な戦術、あらゆる高等戦術に勝る方法として書かれていたのが、なんと!
誠意をもって交渉する
ということでした。
それが誠実であるかどうか?判断するのは、しばしば難しいが、
あなたが今やっていることは、相手が家族や友人でもやるのか?
ここで言ったこと、したことが、全部洗いざらい新聞に出されたとしても、恥じるところはないだろうか?
そういった自問自答を繰り返す。自分自身の内面的価値観に光を当てて、判断すれば良いのだ。
と。
さらに!それに続く結論としてでは、
どれも当たり前のこと
経験から学べ
勝つということ
で締めくくられておりました。
この書籍では皆さんが既に知っている当たり前のことしか書いていない。それを枠組みとして提供しただけ。
これを読んだからといって、交渉が上手になる訳ではない。自分自身で試行錯誤するしかない。
乗馬の本をいくら勉強しても、エキスパートになれないのと同じで、実践するしかないのです。
そして、勝つという実質的な成果を生まなければならないと。

上記の4つの基本要素を軸に、数多くのケースや手法が語られ、学びが多かったのですが、
最後の最後で、結論が、当たり前なことに落ちている。原理原則に落ちているということ。
それは、交渉が、人と人との向き合いの中で起こることだからこそなのかもと思ったのです。
しかも、この書籍は、アメリカのものですから、これもまた当たり前ですけれども、時空を越え、海を越え、人種を超え、一番大切なのは原理原則。プリンシパルなんだろうなと。
もちろん、この書籍で紹介されている、数多くの知識は知識として吸収をしますし、使えるところは使っていきたい。
でも、万が一、手練手管、権謀術数と向き合うことがあったら、そんな時は最後の最後は、プリンシパルで押し返す。
それ以外の打ち手を持ち合わせていないのですから笑
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ハーバード流交渉術。
ここでは、人、利害、選択肢、客観性の4つの要素を元に、交渉術が語られている。
しかし、最後に最も大切なこととして語られていたのは、
誠実さ。
不当な戦術、あらゆる高等戦術に勝る方法は誠実さだと。
時空も海も超えて、原理原則が大切なのだ。