「忙しぶる人」って、江戸時代からいたようです。

==========
令和3年12月2日  今日もクルクル通信1199号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
==========

昨夜帰宅をすると定期購読をしている雑誌『トップポイント』の最新号が届いていました。

この雑誌は、毎月編集部が厳選した10冊の書籍のダイジェストが掲載されています。

これを読んでもっと読みたいと思う書籍があれば、購入をすれば良いし、ダイジェストで十分だと思えば、もうそれを読んだことにしてしまうこともできますので、なかなか有難い雑誌です。

とは言いながら、積ん読状態が続いてしまっているのですが…

ガスストーブの前に座って、パラパラめくっていると、目が釘付けになってしまうものがありました。

それは、佐藤一斎の『言志四緑』です。

佐藤一斎は、江戸時代を代表する儒学者で、佐久間象山の師匠でもありましたから、勝海舟や坂本龍馬などは彼の孫弟子にあたります。

なので、明治維新にも間接的には大きな影響を与えた、超重要人物の一人と言えます。

以前から、彼も『言志四緑』の存在も知ってはいましたが、読んだことがありませんでした。

【佐藤一斎が説く処世の心得】の4つ目に出ていた、「実事と閑事」を読んでしまったが最後。もう止められませんでした。
~~~~
今時の人は、口ぐせのように忙しいという。しかし、そのしているところを見ると、実際に必要なことをしているのは10の中の1,2に過ぎず、つまらない仕事が10の中の8,9である。

そして、このつまらない仕事を必要な仕事と思っているのだから、これでは忙しいのももっともなことだ。

本当に何かしようと志のある者は、こんなあなに入り込んではいけない。
~~~~

これ、全く古さがないですよね?

「はい、その通りでございます!」ってただただ頷くしかないと思いますが、1810年~50年に書き表されたものなんですよね。

現代社会のベースができ始めた20世紀初頭ならまだしも、それよりも100年以上も前に書かれています。

これを読んで、やっぱり、人間ってさほど進化していないんだなって思ったんです。

さて、つまらない仕事にまみれないために、どうしたら良いのか?

忙しぶっている人間にならないためにはどうしたら良いのか?

一番大事なことは、本来必要でもない、つまらない仕事にまみれてしまっている。という認識を持てるかどうか。

これが起点になると思うんですよね。これが認識できて初めて、

8,9割のつまらない仕事を5割にすることができるのか?

ひいては、どうすれば、全ての仕事を必要な仕事だけにすることができるのか?

という問いが生まれるようになるのですから。

しかし、今まで認識していなかったことを、認識することは、決して容易なことではありませんよね、パラダイムを書き換えるということでもありますから。

それをするためにはどうしたよいのか?

そのパラダイムで生きている人を実際に見る。可能であれば、教えてもらう、師事する。これがベストなのではないか?って思います。

言い方を変えれば、【師匠を見つける】ということです。

中国には、

【三年勤めて学ばんよりは三年かけて師を選ぶべし】

という言葉があるようですが、まさにこれです。

実際に、師事することで、どんな行動をしているのか?その行動の裏側には、どんなパラダイムがあるのか?をまるッと学ぶことができます。

パラダイムのみならず、それを元にした成果の上がる方法まで身に着けることまでできますから、結果的にめちゃ効率的でもあります。

だから、3年かけても探す価値があるのだと思うのです。

200年も前から言われている、忙しぶった人になることなく、志を持った仕事ができるようになるために、良い師匠を見つけ、学び、行動をし続けましょう。
*****
【今日のうねり】
人間は少なくとも数百年前から進化をしていないのだろう。
ぶち抜けた成果を上げるためには、不要なことは一切せず、成果の上がることだけに集中する。これが大事であろう。
それができるようになるためには、それができている人=師匠を見つける、これが最も有効な方法だ。
行動を真似ることで、パラダイムまでもインストールすることができるからだ。
成果を得られるかどうか?は師匠に巡り合えるかどうか?で決まる。そういっても過言ではないだろう。