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令和3年12月7日 今日もクルクル通信1204号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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クライアントの経営合宿に参加しました。
ARUYO時代=エードット(現バードマン)時代にも何度か参加しましたが、この経営合宿というの多くの会社でも実施されているようです。
おそらく私がいた、電通でもあったような気がします。無知だった当時は、(今も、変わらず無知!?)僭越にも、
「偉い人たちの合宿なんて、何にもしていないんでしょ?適当に話をして、夜に酒飲むのがメインだろ」くらいに思っていました。
ですが、これ、明らかに間違っていましたね。まあ、夜は懇親会というのは間違っていませんが笑
何が間違っていたのか?
議論する内容やその密度は会社によって差があるせよ、経営者にとっては「まとまった時間を天引きする」と言うこと自体に意味がある
と言うことすら分かっていなかったからです。
経営者ともなると、マジで日々やることが山積みで、本当に忙殺されています。
1時間をもらうことなんて、決して容易なことではないでしょう。
でも、例えば、目の前のことだけではなく、3年先に何をするのか?どんな状態になっていたいのか?といった時間軸の長い重要なこと=第二領域など、決めなければならないことも山積みなんですよね。
なので、こういったトピックを一気に片付けるための有効な手段として、合宿という手法が重宝されているというのが私の理解です。
まあ、第二領域なんて言葉も知らず、ただひたすらに第一領域に忙殺され、それが仕事だと思っていた当時の私に、そんな合宿の役割なんぞは分かるはずもありませんね。
「会議室でも良いんじゃないの?」って話もありますが、いつもの会議室だといつもの気分が抜けずに、のべつ通知の来るPCや携帯が気になって、議論にも集中できないこともあるので、
PCも携帯も持ち込みNG。日常を完全にシャットアウトして、議論をする。
スイッチを切り替えるためにも場所を変えることに意味はあるのだと思います。
そうまでして、時間を確保しているにもかかわらず、
クライアントの社長は一つ一つのトピックが終わるたびに、
この打ち合わせの成果は〇〇ってことでよいですか?みんなの貴重な時間を使っているんだけど、これで本当に大丈夫ですか?
と言っていました。
そうなんですよね。社長ともなると、【とにかく、時間が最も貴重で希少な資源】ということが骨身に沁みているんですよね。
でなければ、この発言は出ません。彼がドラッカーを読んでいるかどうか?は分かりませんが、ドラッカーの言葉で言えば、
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時間の収支表は常に大赤字である。
成果をあげる者は、時間が制約要因であることを知っている。あらゆるプロセスにおいて、成果の限界を規定するものは、もっとも欠乏した資源である。それが時間である。
時間は、借りたり、雇ったり、買ったりすることはできない。その供給は硬直的である。
需要が大きくとも、供給は増加しない。価格もない。限界効用曲線もない。簡単に消滅する。蓄積もできない。
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です。
成果を上げている人は、すべからくタイムマネジメントに意識が向かっているんですよね。当たり前なのですが…
昨日の議論の最中も、社長は、
「これ、私のリソース使う必要あります?私よりできる人がいるんだったら、他に任せたいんですが、どうですか?」
と繰り返し言っていましたし。
【成果は、いかに当該テーマに対して、自分のリソースを投下したのか?】によって決まります。
最近、もっぱら時間欠乏症気味、時間の収支表に赤字を計上気味ですので、成果を上げるべく、今一度不要なものは廃棄し、自分しかできないことにフォーカスをしたいと思います。
って、けっこう、廃棄をしているつもりはあるのですが…はて、どうしようか。
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【今日のうねり】
成果は、いかに当該テーマに対して、自分のリソースを投下したのか?
によって決まる。
言うまでもなく、成果を上げている人はすべからく、時間の価値を理解し、自分のリソースを何にどのくらい投下するのが良いのか?
に意識を向けているのだ。
成果を上げるためには、タイムマネジメント能力がめちゃ重要になるのだ。