カリスマ美容師の「今と昔」

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令和3年12月10日  今日もクルクル通信1206号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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昨日は美容室に行きました。

「お前、単なる坊主じゃねーか、美容室に行く必要ねーだろ!!」

はい。これは、四半世紀以上頂戴し続けている、頻出のツッコミ。ですが、行く必要があるんです。

バリカンが痛い過ぎるから。髪が巻きすぎてて、絡まるんです笑

さて、佐々木さんという美容師に大学生以来ずっと切り続けてもらっていますが、彼と出会ってから彼以外にハサミを入れてもらったことがありません!

我ながらかなりのロイヤリティの高さですね笑

彼が、「職人の価値が今後高まってくるのではないか?」と言っていました。

確かに、例えば飲食業界を見てみても、この15年くらいで、かなりのインフレ傾向にあるような気がします。

良く知るイタリアンも、めちゃインフレしました。

このお店は、味はめちゃ良いのに、10年前は、閑古鳥が鳴いていました。潰れてしまうのでは?と心配していたほどです。それだけに、パスタ単品だけを食べにも行っていましたが、ある時から、混雑するようになり、コースのみとなりました。

次に、コース+ペアリングのみとなり、気づいたらその価格が、2倍になっていました。

2倍になってからは1度も行ったこともありませんが、と言いますか、今では、食べログ4.5を超える、全く予約が取れない名店となってしまい、行けなくなってしまっただけなのですが笑

ラーメンだって、1000円、あるいは1500円越えも不思議ではなくなっていますから、インフレしてそうですよね。

美容師も職人ですから、

業界全体としてインフレしているのか?

カリスマ美容師の価格は上がっているのか?

と質問をしてみると、その傾向にあるのでは?と言っていました。

でも、同じカリスマ美容師でも、キムタクがカリスマ美容師を演じた『ビューティフルライフ』の頃とは、趣が変わっているそうです。

当時、カリスマ美容師は、総合的な技量(カット、カラー、ブローetc?よく分かりませんが笑)が高かったそうですが、今は、特定の髪型に特化した専門型が多いらしいんです。

例えば、「マッシュルームカット」専門、「ボブ」専用みたいに。

マッシュルームカットに特徴的なカラーリング。自分の代名詞となりそうなスタイルを作り上げ、それだけをひたすら提供する。そんなカリスマ美容師がいるようです。

思わず、「家系ラーメンですが?美容師もラーメン屋みたいになってきているんですかね?」

なんてボケたんですが、あながち間違ってもいないようです笑

では、なぜそんな専門特化型の美容師が生まれてきたのか?

美容師も激戦市場だから、自分が勝てる場所を作るために、市場を細分化する。そんな競争戦略を取る美容師が増えているのか?

と思ったのですが、どうやら別の理由もあるようです。

美容師の学習時間が減っているそうです。

最近の専門学校への頻出質問が、「卒業に何年かかるんですか?」あるいは、「1人前になるのに、何年かかるんですか?」なんだそうです。

ここで、例えば「3年ないし、5年」なんて答えようもんなら、入学者が激減してしまう。なので、専門学校も「1年、2年」の短期カリキュラムを作らざるを得ない。商売ですから。

結果的に、テーマを絞って、指導するしかないから、特化型が生まれてきたのではないか。

というのが、佐々木さんの話でした。

もちろん、これが合っているのかどうか?は分かりませんが、こんな話を聞くと、

短期的な時間軸で成果を求める傾向は業界を問わずに強まっているのではないか。

そんな気がしてなりませんでした。

一方で、そうだとするならば、

簡単に手に入るものは簡単に失われる。

長期に渡って、小さな成果を確実に積み上げる。持続をベースにした成長を狙う。

と言いますか、そもそも成長とは、「そういうものなんだ」という前提に立って、自分を躾けていく。

これができたとしたならば、これは差別化戦略となりうる。むしろ、これからの時代には、チャンスしかないんじゃね?

とも、思わざるを得なかったのです。
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【今日のうねり】
今の世の中は、業界を問わず、短期で成果を求める傾向が強まっているのではないか。
だとするならば、
長期に渡って、小さな成果を確実に積み上げる。持続をベースにした成長を狙う。
という逆張りの戦略は、勝利の繋がるのかもしれない。
という、これは、いつの時代も変わらず、成果が約束された、鉄板の戦略なのだ。
やれる人が少ないならば、なおさらやるしかない。短期ではなく、長期で戦うのだ。