ワンチャン掴んでいるんです、誰もが。

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令和4年1月3日  今日もクルクル通信1230号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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書き初めをした訳ではないんですけれども、今日は書道の話を。

書道家の武田双雲。いや、今や”現代アーティスト”として、国内外で活動をされている彼のことを、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

でも、彼が元々は「NTTの社員だった」ということをご存知の方はそう多くはないのではないでしょうか?

彼は、母親が書道教室の先生だったこともあり、2歳から筆を持つようになったそうですが、学生時代は、コンクールで優勝しまくるどころか、部活に没頭。ほぼ筆を持つこともなく、ITに注力し始めた「これからはITっしょ!?」ってことで、NTTに入社。

入社後、会社の独身寮で、特にやることがなかったので、毎日書道をしていたら、会社のメモまで筆で書くほどハマってしまった。ある時、女性社員の名前を書いたところ、「初めて自分の名前を好きになれた」と涙を流しながら言われ、その日に退社を決意。

半年後に、「筆文字屋ドットコム」というサイトを立ち上げ、表札や名刺、スナックの看板など依頼される仕事を一つも拒まずにやっていると、ある時、NHK大河ドラマ『天地人』のプロデューサーから、「あなたの字に惚れた」と電話をもらい、これをきっかけに、”書道家武田双雲”として一気に世に出て行った。

そうです。

だからこそ、彼は、

【大事な仕事がどこかにあるわけではありません。目の前にある一つ一つの小さな仕事に120%の力で取り組むところから、道が開けていく】

と言っていました。

いやー、震えましたよ。

だってですよ。あの武田双雲が、「筆文字屋ドットコム」なんてサイトをやっていて、誰もが気軽にお願いできたことがあったなんて、想像できます?できないっすよね。

ずっと、書道界のトップランナーであり続けた人、って思っちゃていませんでしたか。

でも、彼自身は、このサイトを立ち上げた時点でも、書道家なんて意識はなく、インターネット起業家のつもりだったらしいですよ。

このご本人の意識と、世の中(メディアを通して彼を知っている人間。今回で言えば私)の認識のギャップの大きさって半端ないですよね?

ただ、人間ってこんなもんだと思うんですよね。世に出てる”すっげえ”って姿だけを見るから、

あの人は特別だ、あの人は才能があるから、あの人だからでしょ、とか、勝手な理由をつけて、自分とは違う世界の人と自らに言いかせる。

美しい蝶の姿だけを見て、あの人はもともと美しい。と思い、サナギ期があったことなんて、目もくれないどころか、考えもしないんですよね。

でも、実際は、今後は拠点をニューヨークに移すと言っている、現代アーティストの武田双雲にも、”インターネット起業家”だった時代があるんですよ。「筆文字屋ドットコム」って、サナギ以外何者でもないじゃないですか。

そんな下積み時代に、一発チャンスをつかむから、蝶になれるんです。

SMAPのデビューした時『明星』に書かれていたコピーは、「今だ。風をつまえろ!」です。武田双雲も風をつかまえたんです。

ビートたけしだって、浅草演芸ホールの高座に毎日立っていた時代がありますし、明石家さんまにだって、内弟子修行から逃げ出した噺家時代があります。

彼らの活躍を横目で見ていた、綾小路きみまろなんて、観光バスに自分のテープを送って、大ブレイクするまでに、30年。”下積み生活30年”です。

その風がどのタイミングで来るのか?は分からないけれども、一回は来て、それをつかまえた人だけが世に出ているんですよね。

ワンチャン掴んでいるんです、誰もが。

でも、いや、だからこそ、大事なことは、武田双雲が語っていたように

【目の前にある一つ一つの小さな仕事に120%の力で取り組む】

これなんですよね。

特別な人なんていなくて、特別な人は誰もがやっているだけなんだと思うんですよね。

「あの人は特別だ」なんて、指をくわえてボヤいている暇があったら、目の前のことをやるだけなのです。
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【今日のうねり】
世に出ている全ての人にも、下積み時代があるのだ。
誰もがその事実に目もくれないだけなのだ。
でも、世に出ている人は例外なく、目の前にある一つ一つの小さな仕事に120%の力で取り組み続けていて、それがあるから、ワンちゃんをつかみ取ることができているのだ。
特別な人なんていなくて、特別な人は誰もがやっているだけなのだ。