それは、火事場の”クソ力”?”ムダ力”?

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令和4年1月27日  今日もクルクル通信1254号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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火事場のクソ力

という言葉があります。初めてこの言葉を知ったのは、もちろん、『キン肉マン』。たぶん、5歳くらいの時です。

とは言え、何かの故事成語だろうと思い、改めて調べてみると、想定外にも『キン肉マン』でした。例えば、【男子、三日会あわざれば刮目して見よ】のような、三国志の呂蒙に語源があるようなものではないようです。

ピクシブ百科事典によると、この力は、
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キン肉マンが強敵と対峙し生死の境目まで追い詰められた際に、己の限界を超えた力として発揮する潜在力。
「家が火事になった時に、一人で抱えきれない量の荷物を持ち上げる、普段の力では開けられない扉をこじ開ける等、人は窮地に陥ると生き延びる為にとんでもない怪力を出せる」という「火事場の馬鹿力」が名前の由来かつ類似系の力である。
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とあります。どうやら「火事場のクソ力」ではなく、「火事場の馬鹿力」が一般的のようです。

今日この日まで、「火事場のクソ力」だと信じていた、私はどんだけ『キン肉マン』の影響を受けているのでしょうか。未だに、主題歌を口ずさむこともできますし。

この言葉は間違って覚えていましたが、キン肉マンのおかげで、「MUSCLE」のスペルは完璧に覚えています。ちょいマニアック過ぎですかね?分かる人にはわかるはずですが。

いずれにしても、これらの力は、”想定もしていなかった”窮地に立たされた時に眠っていた力が引き出される。というものです。

ところが、この「火事場のクソ力」を誤って使用している人って、しばしば見かけませんか?

つまり、「いつかは起こってしまうかもしれない。でも、まだ起こっていないから、いいや。起こってから何とかすれば。」という予見されていた事故が「火事場」で、その時発揮する力を「クソ力」だと思っている人っていませんか?

事故が起こってから、軽やかに?それを処理して、窮地を助ける。

全盛期の川口能活、あるいは、川島永嗣ばりのスーパーセーブを決めて、ヒーロー然としている人のことです。

確かに、そんなセーブを決めたら、本人は気持ち良いかもしれませんが、事故っているんで、全然カッコよくもないですよね。

繰り返しになりますが、全く予期していなかった、窮地を救ったら、カッコ良いですよ。

でも、見て見ぬふりを、臭いものには蓋をし続けた故に、事故が起こって、それを救うことなんて、カッコよくも何ともありません。”バえる”かもしれませんが。

これ、言い換えれば、単なる、「事なかれ主義」でしかないですからね。

その事態が予見された段階で、対処ができていれば、事故にもならなければ、対処も簡単です。バえないけど、こっちの方がカッコいいと思うんですよね。

【千丈の堤も蟻の一穴から】という韓非子の言葉がありますが、問題は小さいうちに対処しておくに限ります。(この言葉は、本来は、油断大敵という意味ですが、この解釈もできるでしょう。)

とは言え、千丈の堤なんて、見たことないよ。ってツッコミもありそうですし、実際私も見たことがありません。

でも、トイレにこびりついてしまったウンコのカスは、誰もが見たことがありますよね?

ウンコを出して、発見した直後に、ブラシでゴシゴシやれば、簡単に落とすことができます。

その場で、EAST END ×YURIばりに「MAICCA」って、放置しておくから、数時間後にまた入った時にも、まだこびりついてるし、流しても落ちなくなっちゃうんです。

結局、翌朝まだついているので、不快になって、思い立ってゴシゴシするんですが、今回は、シュッシュをしても、簡単には落ちないんです。

このような、誤った”火事場のクソ力”の、使い方はやめましょう。これは、単なる”火事場のムダ力”ですから。
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【今日のうねり】
事故は起こさないに限る。
起こってからの対処はコストも膨大で、ここで発揮される力は、”火事場のクソ力”ではなく単なる”火事場のムダ力”だ。
事故は、起こってから対処するよりも、未然に防ぐ方がはるかにカッコいいのだ。
千丈の堤も蟻の一穴から。油断大敵。
これを続け、本当の火事場=事故へのエネルギーを蓄えるのだ。