==========
令和4年5月4日 今日もクルクル通信1351号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
==========
「ちょっと上からだけどさ、文章力上がってるよね。抑揚がついてきたというか。読みやすくなってるよ。」
昨日ご登場いただいた、クリエーターの田中雄之くんからお褒めの言葉を頂戴しました。
プロの表現者から褒めて頂いたので、嬉しくなった私は、
「実は最近、結構悩んでいるんですよ。クリエーターを前にして言うのも、僭越なんだけどね。プロの文章を毎日読んでいると、自分のアウトプットの差を痛感するでしょ!?自分のショボさが浮き彫りになるじゃん。
で、あーでもない。こーでなもない。って試行錯誤する毎日なのよ。
まあどこと比較しているんだよ!?って話なのも分かっているんだけどさ…」
なんて心象を吐露してしまいましたw
良い文章を書く上では、(何が良いのか?は一旦おいておいて)
どんなネタを持ってくるか?
つまり、どんなところからどんな気づきを引っ張ってこれるのか?というアンテナの高さ・精度
それに加えて、
構成。
表現。
そして、リズム。
を磨いていかなければなりません。
構成については、
その気づきから、どんな話を展開させていくのか?
自分第三者のの具体事例のバランスは?
(自分の話ばかりだと一般性がなくなるし、第三者の事例紹介だと、誰でも書けるものになってしまいます。なので、バランスは大事)
言いたいことは?気づいたことは?
それらをどのように組み立てるのか?
といったあたりのことです。
表現については、
出来事をどのように描写するのか?
どのような比喩を持ってくるのか?
このあたり。
そしてリズム。一番意識していることは、
一文は短いか?無駄に長くなっていないか?
ですが、それに加えて、
余計な修飾語はついていないか?
改行は適切か?
同じ言葉を繰り返していないか?
接続詞は、適切に使えているか?
漢字が多すぎていないか?
あたりの検討も必要です。
特に田中くんが褒めてくれたのは、リズムのところでした。
【文章の原則は、センテンスを短くすることにある。なるべくセンテンスを短くする。短いセンテンスはボクシングで言えば、ジャブ。これが基本になってリズムを作る。】
リスペクトして止まない沢木耕太郎の言葉をメモってから、特にこれは意識してきたので、多少なりとも形になってきているということかもしれません。
と言うのも、この文章が書けるようになっているのかどうか?
つまり、文章力が上がっているのかどうか?ってことは、自分では気づき難いものなんですよね。
例えば、ウェイトトレーニングのように、(毎日やったことないですがw)30キロで始めたベンチプレスが、3ヶ月後には35キロでセット組めるようになった。
といった、分かりやすい数字で、成長を図れるものではないんですよね。文章の負荷も技術も数値化できるものではないですから。
なので、なかなか実感が持てないんです。だからこそ、続けるのが、なかなか苦しいところもある。これは事実w
でも、やり続ければ、今回のように、誰かに成長を感じてもらえることがありますし、自分でも実感できる瞬間があります。ごくまれにですがww
それが、けっこうなエクスタシー。少年隊の『仮面舞踏会』的には、X・T・C(古すぎ!?)なので、もう止められないのですw
さて、文章ではないのですが、先週から、とあるものを”書写”しています。
お手本をそのまま、ペンで書き写す。あの書写です。
(“写経”と書いていたのですが、写経は、仏典を書き写すこと。以外は使わないようなので訂正しましたw)
これは実に良いですね。
これをやると、どこまで自分が理解できているのか?できるのか?が、リアルにわかります。そう、実感できます。
言い方を変えれば、
自分の分かっていなさ加減=先生との差
を痛感できます。
もちろん、漫然と書き続けていたら、それらの気付きを得ることは出来ませんが、目的があって、書写する。
これは、学習方法として、めちゃ有益ですね。古来より言われていることなので、当たり前と言えば、当たり前なのですが。
まあ、こうやって毎日ブログを書くということと同じぐらいとんでもなく地味なのでw
「やりたいけど、やれないわ」って人がたくさんいるとは思います。でも、逆に言えば、やるからチャンスがあるんです。
この連休のシェアオフィスはガラガラで極めて快適です。
人がやらないことをやるから、チャンスがある。
“天邪鬼精神”上等で、残りの連休も変わりなく、淡々と歩みを進めていきます。
*****
【今日のうねり】
書き続けることも書写することも、地味すぎる。
しかも、いつ成果が上がるのか?も実感できない。だって、数値化されるものではないから。
だから、やる人がいない。
でも、確実に成果が上がるもの。
だったら、やらない手はないだろう。
天邪鬼精神上等なのだ。