あの金の鶏を目指す

==========
令和元年文月7日  今日もクルクル通信320号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
==========
蚊取り線香で有名なキンチョーが、ブランド名であって、会社名でないことを知っている人はどれくらいいるのでしょうか?
会社名は、大日本除虫菊株式会社。KICHOが登録商標。
僕は、今朝まで、キンチョーが会社名だと思っていました。

昨晩のことです。
家の中に蚊が数匹いて、「今晩安眠できなかったらどうしよう…」と思い、閉店間際の薬局に駆け込みました。
入店するや否や、店員さんに
「蚊取り線香的なもので一番オススメってどれですか?」と聞くと、迷うことなく、「これ一択!」で勧められた商品が、蚊がいなくなるスプレーPROでした。店員さん曰く、
「いやー、この商品、もうちょっとしたら多分品切れになっちゃうと思います。去年も品切りになっちゃいました。めっちゃ人気なんです。最初はこれ(お試し用)を使って頂いて、気に入っていただいたら、PROを買うと良いかもしれません」

エントリーモデルと本格モデルの両方を用意しているあたりの気が利いていますよね。
なんて思いながら、最初からPROを購入しました。

「そういえば、キンチョーってどんな会社なんだろう?」
と思ってググッたんですよね。そしたら、ブランド名だということが発覚したのです。
しかも、非上場企業。
ホームページを見てみると、徹底して害虫駆除系の商品しかありません。
まさに一つのことにフォーカスしている。
例えば、キンチョール、虫コナーズ、タンスにゴンゴン。
みなさん、当然ご存知ですよね?

競合は、アース製薬、フマキラーとあるようですが、個人的には、
蚊の撃退=キンチョー(蚊取り線香)
ですので、国内のかなりのシェアを持っていると想像できます。薬ですので、利益率も高そうだなーなんて思いつつ。
そもそも、私の店員への聞き方が、今一番オススメの蚊取り線香的な物ですから。既に商品名がカテゴリー名になっているというサービスとしては究極系ですよね。マーケティングの教科書にたびたび出てくる、カテゴリー名=自社の商品名になっている。お手本ではないかなと。パンパース=おむつ、宅急便(ヤマト運輸)と同じように。純粋想起で勝っていますからね!非常に負けにくいですよね。

蚊取り線香から始まって、今もなおその害虫駆除系の領域に陣地を張り続けている
その絞り込む戦い方に、異常な異常な魅力を感じました。
どこの分野かわかりませんが、あの金の鶏のように、特定の分野のカテゴリー名になりたいなぁ
なんて思っていたら、Wikipediaに、
===
登録商標名の金鳥は、同社発売の蚊取り線香の銘柄に因んでおり、シンボルマークに描かれている雄鶏の事である。この雄鶏は故事成語である「鶏口となるも牛後となるなかれ」(小さなグループでもトップとなれ、巨大機関の一部品にはなるな)という有名な諺から採られたものであり、業界の先駆者として品質などあらゆる面でトップに立て、という創業者の願いが込められている。
===
とあり、心震えたのでした。
*****
【今日のうねり】
強いサービスと言うのは、その名前がカテゴリーになっているものだ。
マーケティングの教科書にあるように、その状態が作れたら最強だ。
キンチョーの金の鳥は、その意味が込められているようだ。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」(小さなグループでもトップとなれ、巨大機関の一部品にはなるな)
そんな金の鶏を目指すのだ。