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令和4年6月22日 今日もクルクル通信1399号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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マダガスカルに、『ツィンギ・デ・ベマラ国立公園』という島があります。「ツィンギ」とは、マダガスカル語で、「針の山」という意味だそうです。
ググっていたら、「人が歩けない土地」という意味と書いているものもあり、正確な意味は分からないのですが、いずれにしても、
ここは、針のように尖った岩が、100キロメートルにわたって続いている、世界最大の“石の森”だそうです。
こんな環境ですから、一部の生物を除いては、ほとんど生物は生息していないようです。ただ、どんな環境にも対応し、生き延びている生物もいるもの。
代表選手だと、デッケンシファカという真っ白なサルがいるらしいです。
ほとんどの生物にとっては、”死の土地”であっても、彼らにとっては、天敵がほとんどいない、”楽園”ということになります。
厳密には、天敵はゼロではなく、フォッサという、肉食の大型マングースがいるらしいです。でも、彼らはこの針の山を登って来れないので、サルは、手足と長い尻尾を使って山を登って、逃げているそうです。
言わずもがなですが、この土地で、我々人間が生存することは出来ないし、北極が楽園のシロクマも、早々に死滅してしまうことでしょう。
余談ですが、シロクマの肌の色は黒らしいです。ご存知でしたか?
理由は、太陽光を吸収しやすいように。じゃあ、なぜ白なのか?そもそも、体毛は白ではなくて、透明で、その透明な毛に光が乱反射して、白く見えているだけだそうですよ。
最新のトレインチャンネルで流れている、「60秒チャレンジ! ルイージを救え!!」で知りました。相変わらず良いコンテンツですw
それは、さておき。他の生物にとっては、死の国。でも、自分にとっては楽園。商売においても、そういった場所を見出したいものですよね。
競合ゼロが理想ではありますが、そこまでとは言わずとも、わざわざ競争相手がひしめくマーケットに乗り込んでいく必要はありません。
狙うなら、レッドオーシャンでは、ブルーオーシャン。間違っても、資本力がない、私のような弱小微粒子企業は、レッドオーシャンに船を出してはならないのです。
ブルーオーシャンをどう見つけるのか?より正確に言えば、見つけるのではなく、作るのか?
自分の特性を見極め、それを活かせる場所を見出す。”たぶん”これしかないと思います。まだ作れていないから、”たぶん”ですww
針の山の真っ白なサルが、サバンナ(平場)にいたら、チーターとか、ライオンに一瞬で食べられて、とても生存なんてできません、たぶん。でも、場所が、針の山に移ったとしたら、逆に、チーターやライオンは生存できない。
そもそも、持っている能力は、チーターやライオンの方が高くとも、それが活かせない場所であれば、生存競争で、サルに負けてしまうのです。
つまり、どんなに能力があったとしても、環境がマッチしていなければ意味がない。
生存競争で勝つことができるかどうか?は持っている能力とは必ずしも直結しない。
そもそも持っている能力よりも、むしろ環境の方が重要。という可能性だってあります。
幸いのことに人間は、居住地だけではなく、ビジネスドメインも、移動することができます。
自分の能力を見極め、それを活かせる場所を作る。自分だけ”針の山”を見つけたいものです。
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【今日のうねり】
強者ひしめくマーケットには出てはならない。弱者は自分だけのマーケットを見つける。作る。しかないのだ。
そのために、まずは自分の能力を見極めること。これが何より大切だ。
能力を活かせる場所を作れれば、生存できるのだ。