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令和4年6月26日 今日もクルクル通信1403号
本ブログは、(株)SURGING中田雅之のブログです。
今日もクルクルうねって、胸にぐっとクル気づきを書いていきます。
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6月22日水曜日に、ヤマタツこと山下達郎の11年ぶりのニューアルバムが発売されました。
ビッグコミックの表紙に、ブルータスで丸ごと一冊特集となっていたり、2週間前の『時代の試練に耐える音楽を――「落ちこぼれ」から歩んできた山下達郎の半世紀』という、ヤフーのインタビュー記事が出たり、かなりメディアに露出しています。ちなみに、この記事は、アクセスランキングの一位になっていましたね。
妻の情報によると、発売日の楽天市場の総合売上でもトップテン入りをしていたらしいので、タツロークラスの大物でも「売りに行くから売れる」のかもしれません。
中でも、彼の「サブスクでの配信は「恐らく死ぬまでやらない」」という発言が、かなり物議をかもしたようですね。Twitterなどでもかなり話題になっていましたから。理由は何故か?
今世界中で、日本の70年代80年代の楽曲が「シティポップ」と呼ばれ、大人気になっているんですよね。その中心人物がタツロー。なので、spotifyやアマプラ、Apple Musicなどの配信各会社は、軒並み彼の楽曲を配信したいわけです。
でも、彼は配信はしないと言っている。となると、世界中のファンはCDを購入する以外に、このアルバムを聞くことができない。でも、CDは基本的に日本国内しか売っていない。世界中のファンが聞けない。かわいそうじゃん。って話になっているそうです。
日本で買いこんで、ネットで売ったら、けっこう売れますよ、きっと。もちろん、私はそんなことはしません、ファンなのでw
彼は、配信しない理由を、
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「だって、表現に携わっていない人間が自由に曲をばらまいて、そのもうけを取ってるんだもの。それはマーケットとしての勝利で、音楽的な勝利と関係ない。本来、音楽はそういうことを考えないで作らなきゃいけないのに」
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と言っていますが、配信をすると、そもそも、音質が低下するのも嫌なのでしょう、なんせ、”音の職人”ですからw
首を長くして待っていた私は、CDに加えて、レコード盤も購入しました。
今のところ、レコード再生機は持っていませんが、将来の目標の一つに、「レコードを聴ける環境を手に入れる」というのがありますので、前倒し手で買っているのです。てか、限定生産なので、今買わないとなくなってしまうw
そんな国内外で人気を博しているタツローですが、売れない時代も長かったそうです。その辺りは、上記のヤフー記事に書いてあるので、ご興味ある方は読んでみてください。
ただ、金のなかったデビュー当時から音へのこだわりは、ハンパなかったようです。
例えば、納得するバンドメンバーとしか演奏はしたくない。でも、そのメンバーを呼ぶ金がない。だから、ギャラが安くて済む、学園祭のライブばかりに出演していた、そんな時代もあったそうです。
学園祭ライブで、ボーカルがタツロー、キーボードが坂本龍一。なんて考えられます?ありえません!豪華すぎですw
レコーディングでも、納得するテイクじゃなかったので、もう一回やりたい。でも、金がなくてできなかった。
なので、「もうワンテイクが取れるようになるために」頑張った。とも彼は言っています。
誰もが下積み時代があるんです。
しかし、事を成した後、敢えて”成功”と言いますが、その姿だけを見て、「あの人は才能がある人なんだ。別物なんだ」と、自分の都合の良いように、勝手に解釈をするんですよね。人って。
間違いなく、そんなことはないはずなのに。成功している人ほど、やっているんです。
【功の成るは成る日に成るに非ず、蓋(けだ)し必ず由(よ)って起こる所あり】
と、1000年以上前に書かれた『管仲論』にある通りなんですよね。
一方で、失敗もまた同じで、その瞬間に原因があるわけではない。
【禍の作るは 作る日に作らず。また必ず由って兆す所あり】
と、これまた同書に書き著されている通りなのです。古来からこの原理原則は変わらない。
タツローのようになりたかったら、やり続けるしかないんです。
どこまで、人の目に付かないところでもやり続けられるか、そこで全てが決まってくる。
でも、その原理原則に目を向けることもなく、ラクして一発あてたい人は、宝くじでも買っていればいい。ただし、一等が当たる確率は1/2000万ということはくれぐれもお忘れなくで。
毎日0.1%=1/1000成長をし続ければ、年間で確実に40%。5年で600%成長できちゃう。こっちの方が圧倒的にお得のように思っちゃうのは私だけでしょうか。
こんな利回りの高い金融商品なんて存在しないっすよ。
毎日、ほんの小さな成長を求め続ける人でありたいです。
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【今日のうねり】
最初から華々しい成功者なんて存在しない。
誰もが下積みがあり、もがいた時代があるのだ。
“成功”したければ、日々コツコツやるしかない。1000年以上前から変わらない、原理原則だ。
毎日0.1%成長で、年間40%、5年で600%成長もできる。
毎日、ほんの小さな成長を求め続ける人であるのだ。